2005年10月20日

プラグインあれこれ覚書

今日は、MovableType(このブログのツール)を使っていない人には、あまり興味のないお話です。

2、3日前に、最新バージョンである「MT3.2-ja-2」にアップグレードしてみました。
先週公開されたばかりなのに我ながら無謀だなと思ったのですが、新しいプラグインのスタイルキャッチャーを使ってみたかったんですよね。
スタイルキャッチャーは、ブログをいろいろなデザインに着せ替えることができるシステムです。MTの提供してくれるスタイルライブラリから選ぶことができるのです。
で、さっそく入れ替えてみたのが、今のデザインです。
なんだかシンプルすぎ? カレンダーも何もなくなっちゃいました。これがブログ本来の持つシンプルさで、私のが今までゴテゴテしすぎてたのでしょうか? 行間もつまってて、見づらいかも。
もしかすると、短期間でまた元に戻すかもしれません(でも戻す方法わかるだろうか……)。そしたら、このデザインを目撃できたあなたの運勢は、大吉ということで(そうか?)。

ほかにも、いろいろプラグインをいじってます。
ひとつは、アーカイブの月別表示をすっきりとしてくれるプラグイン。
Magic Whiteさまで教えていただきました。
このデザインでもそうですが、ブログ運営が長くなると、それだけアーカイブも
2005年10月
2005年09月……と延々と続いていきます。それを
2005 10 9 8 7……
とすっきり表示してくれるワザです。

もうひとつは、「しましまプラグイン」。エントリーやコメント欄を、交互に色を変えて表示してくれるものです。
nlog(n)さまからいただいてきました。うちはコメント欄に使っています。コメント欄をクリックすると、何のことだかおわかりになりますよ。

相変わらず、こんなことやって、小説書きから逃避してる私。
でも、明日はそろそろ更新しますから。たぶん。いやほんと。

2005年10月14日

消しちゃった…

本館トップに置いてあったアンケート「ぷち投票第6回・当地を訪れたきっかけは?」を、誤ってサーバー上から消してしまいましたぁっ。

ショックです。先週新しい項目に変えたばかりで、しかも「今回が最後のぷち投票」と意気込んで始めたのに、わずか一週間で消してしまうとは。
実は、気がつくとサーバーにアップしていたファイルの総合計が50Mバイト近くの膨大なものになっていたので、不要なものを消して軽くしようと、それこそ軽い気持ちで思い立ったまではよかったのですが。要らないと勘違いして、「ぷち投票」のサブディレクトリまるごと消してしまったのです。
小説が書けないからといって、現実逃避してCGIやサイトをいじくるパターンは、やっぱり良いことがないですね(笑)。
今回はまだ始めたばかりということで、過去ログもとってませんでした。もう一度やり直すということも考えたのですが、今まで投票してくださった方のお気持ちを無にするようで、それくらいなら、もういっそここで終了にしてしまおうと思っています。

それに、わずか一週間ではありましたが、おおよその傾向はつかめました。
一番多かった答えは、「他サイトさまのリンクから」二十数票。
これが全体の半数近くを占めていました。
次が、「小説登録サイトから」が十数票。
つづいて「偶然・その他」が7票。
「他サイトさまの掲示板から」「推薦・紹介文を読んで」「グーグルなどの検索」が2?3票ずつ
「ウェブリングから」は0
でした。
あとでしまったと思ったのは、「競作やお祭りにいっしょに参加」という項目を作り忘れたことです。たぶんうちの常連さまは、この答えがかなり多いのではないでしょうか。

たったこれだけの結果で結論づけることはできませんが、小説サイト運営に大事なことは何なのかを今一度考えることができました。
「ほかのサイトさまとリンクさせていただくこと」、「小説登録サイトへの登録」、そして「競作やお祭りなどのウェブイベントに参加すること」は、たくさんの出会いを生み出すという意味で、小さなことのようですが、とても大切なことなのではないかと感じます。
おおげさに言えば、自分のサイトのためだけではなく、オンライン小説全体のすそ野が広がるためにも、こういった互いの交流は必要なことではないかと思うのです。

と偉そうなことを書きましたが、投票してくださった皆様、ありがとうございました。当方のミスでせっかくの投票をふいにしてしまい、申し訳ありません。
あ、それから、そのどさくさで何度もトップページをいじくったため、カラ更新になってもまずいので、もっと後日に更新する予定だった『ティトス戦記』外伝8をアップしてしまいました。どうぞご笑納くださいませ。

2005年10月11日

アメリカ生活のススメ(2)

このコラムは、「ブログコラムス」で「BUTAPENNのTIPS for American Life」というタイトルで連載していたものです。「ブログコラムス」が現在休止中なので、今までの5回分(掲載4回、未掲載1回)を再録していきます。
*  *  *

第二回「学校へ行こう!(1)」

 私がカリフォルニア州に滞在していた頃は、日本はバブル真っ最中だった。どこそこの会社がアメリカの有名なビルディングを買ったとか、そんな景気のいい話が飛び交い、日本からの駐在員もぞくぞくとアメリカに押し寄せていた。
 ちなみに帰国前年にバブルははじけ、とたんに駐在員の数は激減した。当時もてはやされた日本の国際化なんて、それくらいのものだった。企業も政府も目先の景気に左右され、全然長期的視野に立っていない。

 アメリカに来る日本企業駐在員の多くは若い夫婦で、幼稚園や小学校低学年の子どもを連れていた。もちろん我が家も例外ではなく、赴任当時に二人の息子は3歳と5歳。
 そうなると、まず一番の難関は、子どもの幼稚園、小学校選びである。うちの子どもは、行った年の9月から下が幼稚園、上が小学校のキンダー(5歳児クラス)に該当した。
 ロサンゼルスのような大都市近郊には、日本人学校というものがちゃんとある。しかし、95%の親は、子どもを現地校に入れる。子どもに英語をマスターさせ、バイリンガルにするための絶好の機会だからだ。
 私立幼稚園(ナーサリースクール)は、原則は親が送り迎えするものだから、とりあえずよい幼稚園を見つけるために遠くまで東奔西走することになる。日本人同士の情報網を使い、近所のアメリカ人に尋ねまくる。私はクリスチャンなので幼稚園は教会付属と決めていたが、近くは満杯。ちょっと遠いが、トーレンスの隣のレドンドビーチ市によいところが見つかったときは、とにかくうれしかった。
 そして小学校。日本と同じで校区というものが決められているから、学校選びは即、家選びである。家探しは半年前に単身赴任していた夫にまかせるしかない。彼は赴任当初、休みという休みは、全部不動産屋回りに費やした。平日は慣れない環境での激務。休日は家探し。疲れ果ててホテルのバスの蛇口を出しっぱなしで寝てしまい、部屋中を水浸しにしたという笑えないエピソードまで作った。

 アメリカでは学校ごとに決まった教育税というものが校区内の住民の不動産ごとに課せられる。教育税の高いところは学校の質がよいということになり、コミュニティのステータスが高いということになり、みなこぞって住みたがる。教育税分が含まれるから賃貸家賃も高い。その代わり、地元住民が教育に物申すことができる。教育のローカルコントロールである。
 余談だが、アメリカ人はコミュニティのステータスということにとにかく並々ならぬ関心を持っている。ステータスが高ければ自分の家の地価が上がるからだ。そのために家にペンキを塗り、前庭の芝生を青く保つのは住民の義務なのだ。芝生にタンポポが生えていたというだけで、近所の人から怒鳴り込まれたという話も伝わっている。

 日本人駐在員には、小学校探しに際してもうひとつの条件がある。日本人が少ないということだ。
 学校に日本人が多ければ、子どもたちは話の通じる日本人同士で固まってしまう。子どもはその方が楽しいのだが、そうするとなかなか英語を習得しない。
 またカリフォルニアの法律では、一学年に一定以上の同じ外国語を話す生徒がいる場合、その子たちのための特別のバイリンガルクラスを作り、二ヶ国語で授業をすることが定められている。そうなるとますます英語を覚えない。だから、日本人は少ないほうがよいのだ。
 かの国に大挙して押しかけておいて、明らかに矛盾した話だ。親のエゴだ。
 短い滞在期間で英語はすぐにペラペラになれ、しかも漢字も九九も絶対に忘れてはならないと口を酸っぱくして教え込む。膨大な漢字ドリル、計算ドリルを与える。そうでないと帰国したときに困るから。イジメられるから。
 私たちは心ならずも、そういうことを子どもに強要した。子どもはたまったもんじゃない。体はアメリカにいながら、目は半分日本を向いている。帰国子女へのイジメが国内でも話題になっていた頃なので、ぴりぴりしている。親がそういう心構えでは、子どもに英語を覚えろというのは無茶である。日本のことをすべて忘れて現地の生活をエンジョイしなさいというのは、当時は無理な話だった。

「子どもはことばを覚えるのが速いから、すぐにペラペラになりますよ」
 とよく聞かされたが、実情はそんなものではない。
 最初の1年は、大混乱の時期だ。教室にいてもまったく先生や友だちの言うことがわからない。自分のことを主張することもできない。表面上は簡単な日常会話程度はすぐ話せるようになる(しかもカンペキな発音で)ので、親は安心してしまう。だが、英語を使いながら脳の中で本当に混乱なく思考できるようになるまでには、3年はかかる。それなのに、ほとんどの日本人駐在員の子女は1年から5年で帰国してしまうので、それこそあっというまに英語を忘れるのだ。次男は帰国して3カ月で英語がしゃべれなくなった。何のために苦労したのかわからない。
 現場の先生も大変だと思う。やっと英語でコミュニケーションができるようになったと思えば、平均3年で帰国。また全然わからない子が交替でやってくる。
 私たちのコミュニティには多くの外国人が住んでいた。香港、韓国、台湾、エジプト、アルメニアなど、国もさまざまだ。でもほとんどは、アメリカの市民権を得て永住することを目的にして暮らしている。入れ替わりが激しいのは日本人だけだった。
「日本人の子どもは教え甲斐がない。すぐに日本に帰ってしまうから」
 それが一部の先生たちのホンネだと聞いた。それでも彼女らの大多数は、わけ隔てなく日本の子どもに愛情を注いでくれた。
 アメリカの教育制度にも社会にも多くの問題がある。けれども、全然ことばのわからない外国人の子どものことを教師が「I LOVE YOU! I’M PROUD OF YOU!(あなたが大好き。すばらしいわ)」と(たとえタテマエでも)受け入れてくれることに、私は一生忘れないほどの深い感銘をおぼえたのだった。

 さて、めでたく家も決まり、長男が小学校に通い始めた。入学の前に校長による簡単なインタビュー(知能検査を兼ねた面接)があるのだが、日本語を話せる教師が同席してくれ、問題なくパスした。
 またまた余談になるが、この面接では、不合格になる子もたまにいる。そうすると一年間入学を延ばされることになる。また学齢に達しているのに、親の意向でわざと一年、入学を延ばす子どももいる。特に9月から12月生まれ(日本で言う早生まれになる)の子どもは、1年入学を延ばせば知能的・身体的に同じクラスの子どもより有利になるからだ。日本ではそういうことは許されないと思うが、アメリカでは許可される。それ以外にも、先生と合わないからクラスを変えてくれ、などという要求をぽんぽん出す。自分を主張することが当たり前の国なのだ。
 アメリカは州ごとに学校制度が違うが、カリフォルニアのこの学区の場合は、小学校はキンダーガーテン(5歳児クラス)から5年生までの六学年。中学校は6年生から8年生まで、9年生から12年生までが高校である。キンダーは小学校の中でも別棟で囲いがあり、遊具つきの専用の庭もあって、ちょうど小学校付属幼稚園という趣きである。
 9月から新学年スタートだが、入学式も始業式もない。数週間すると、オープンクラスという夜のミーティングが開かれる。いわゆる授業参観であるが、子どもの授業風景を見るのではない。単語や計算問題のプリントを綴じたバインダーや水彩画などの展示物を見て、あとは先生とコーヒーを飲みながら話すだけだが、働いている人も夫婦そろって行けるのがいい。
 ところで、ここの学校にはクラスごとに教師とパートタイムの補助教師がいて、それ以外に「クラスマザー」がいる。
 クラスマザーとは、要するに教室のお手伝いのボランティアのこと。教師だけでは手が回らない部分を保護者が手伝うのだ。することというのは、計算問題をやっている子どもの横で教えたり、プリントのマルつけ(ただし○ではなくV印)、子どもの描いた絵の掲示、水彩絵の具の補充、工作教材や掲示物の制作、など。高学年ではもっと高度なことをしているのだろうが、うちの子は低学年なので、この程度である。ことばが通じなくてもできることばかりなので、さっそく私も週一回やることにした。
「今日はクラスマザーに行くからね」と言うと、息子たちはうれしそうな顔になる。母親である私自身も、子どもが外国語の中でどんなふうに過ごしているのか見たい。結局このクラスマザーは滞在中ずっと続けた。


  【おことわり】 この情報は十年ほど前のものであり、現在は変わっている場合もあります。また、アメリカは州によって大きく事情が違うので、その点ご了承ください。

2005年10月 7日

ぷち投票最終回…かも

本館トップにおいてあるミニアンケート「ぷち投票」ですが、今日新しい質問に変更しました。
そろそろネタ切れになってきたなと思ってはいるのですが、実は今回の項目は、ひそかに一番知りたかったことだったりします。

あ、その前に、前回の「当サイトを訪れる頻度は?」という質問の集計結果をしるしておきますね。

  ほぼ毎日      59   (48.8%)
  週1?2回     26    (21.5%)
  月1?2回      5   (4.1%)
  ときたま       11   (9.1%)
  今日がはじめて  20   (16.5%)

週一回以上訪れてくださるお客様がおよそ7割を占めるというのは、ありがたいことです。もちろん、今日初めて訪問してくださった方がこれほどいらっしゃり、またアンケートに協力してくださったということも、とても感謝です。
みなさま、本当にご協力ありがとうございました。

で、第6回のぷち投票は「当地を訪れたきっかけは?」というものです。
こちらであれこれと想像して項目をひねりだしたら、やたらと多くなってしまいました。
事前予想では、他サイトさまのリンクをたどっていらっしゃる方が一番多いのではないかと思っておりますが、どうでしょうか。
いつものように、おひとりさま一票でお願いします。
「ぷち投票」は、これが最終回になるかもしれませんので、今回は期限を決めることはせず、数字が動かなくなったらそこで終了としたいと思います。

2005年10月 5日

国勢調査

くわしい事情を書くのは差し控えますが、本年度の国勢調査に関係している人が私の身近にいます。
国勢調査は10月1日から全国一斉に行われているので、もうすでに書いたという人も、いやまだ手元にあるという人もいるでしょう。開封が原則ですが、個人情報保護の高まりを受けて、今回は自分の手でシールを貼って封入することもできるようになりました。
質問項目は、名前・生年月日などのほかに、家の床面積、勤務先・通学先、勤務時間などを尋ねる項目もあるのはご存知の通り。

国勢調査員の選出方法は地方や自治体によってもさまざまで、中には公募するところもあると聞いていますが、うちの地域はだいたいその地区の自治会にかかわりを持つ人で、地域に長く住んでいる人、民生委員などの経験者が推薦されることがほとんどです。
自治会などに代表される日本の自治組織はかつては、ご近所のどこにどんな家族が住んでいるか、お年寄りが何人いるかなど把握している場合がほとんどでした。

しかし、今年の国勢調査は5年前、10年前とはまったく様変わりしているらしい。
近所の情報がほとんど調査員の手元に入ってこないのです。特にうちの周辺地域は、阪神淡路大震災で住居図が大きく塗り替えられ、マンションが次々と建っています。新しく越してきた住民の中には、集合ポストに名前を書かず、表札も掲げない人が驚くほど多く、空家との区別がつきません。日中ほとんど家にいない家庭には、夜の8時、9時になってようやく会うことができる有様。もちろん、回収にもう一度来なければなりません。報道などによると、平然と居留守を使う家もあるといいます。
調査員は老齢の人も多く、マンションの階段を毎日何度となく登らなければならないは、不備を指摘されて怒鳴られるはで、へとへとになってしまっているようです。

国は国勢調査の必要性を強くうたっています。私はそれに反対するつもりはありませんが、これだけの綿密な調査を、臨時の国家公務員とは言え何の力もない、ほとんど善意の民間人にゆだねるのは、もう限界に来ています。他人に関わりたくない関わってほしくないという今のプライバシー主義の傾向がますます強くなっていけば、これから国勢調査というものが、この委託方式で存続していけるとはとても思えないのです。

電話やインターネットの利用も考えられますが、私は全部郵送にすればよいと思っています。どこに人が住んでいるかを一番把握しているのは、普段から各戸に郵便を配達している郵便局職員であるはず。国が郵便局に委託して、彼らに配布・回収にあたってもらうのが、もっとも効率がよいやり方ではないでしょうか。郵政民営化が実現する可能性が大である今、郵便事業にも収益の確実な新事業が生まれることにもなります。

2005年10月 3日

サイト運営はマラソン

リンク先の十六夜月世(いざよいつきせ)さんのサイト「エリア五拾壱」が活動を再開しました。よかったよかった。
月世さんとはサイトオープン直後からのお付き合い。このまま会えなくなるのかと心配していました。
このところ私の知っている小説サイトが、休眠から脱して次々と活動を始めています。うれしいことです。しかし一方で、うちのリンク先の中には、もう1年も2年も音信不通のサイトもあるのです。

ネット社会の中では、1年は大昔。開設3年半の我がサイトなども、大古株の部類になってきました。その期間を通じて長いおつきあいをさせていただいているサイト様がなくなるのは、ひたすら寂しい。これまでと同じ年月を、これからも一緒に分かち合っていきたいのです。
たとえ日記や掲示板のレスだけでもいいから、サイトを存続していてほしい。それが、そこの小説を好きでいてくれる読者さまや、日々苦闘している回りのサイトオーナーの励みになっているのです。

オンライン作家が、自分の執筆意欲、モティベーションを維持するのは大変です。内から湧き上がるものがない、書くことが大好きと言えなくなってきた、という日は必ず来ます。時には、自分に鞭打ちながらPCに向かうときもあり、いったい何のために私は書いているのだろうと自問自答したくなることもあります。
月世さんが日記でいみじくもおっしゃっているように、「更新のために執筆する」のではなく、サイトと「のんびりと向き合っていく」姿勢が大事だなと思います。ええ、もちろんそんなことは無理ですけど(笑)。

今日、「ギャラクシー・シリーズ」の短編をアップしました。
これからの予定ですが、「ひとことメール」の送信完了ページでお約束したとおりに、「ギャラクシー」のあとは「ティトス戦記」の掌編をアップします。
それから、「夜叉往来」の第九話を最初の3回分だけ連載したいと思っています。あと3回で、今悲惨な状況にある主人公たちがいったん落ち着く予定なのです。ヤキモキしてくださっている読者さまが多いと聞いていますし、そこまで終了しておかないと私も死ぬに死ねません(笑)。
そのあと「セフィロト」第2部第2章(2)をアップしてから、予告していたクロスオーバー企画「手編みのマフラー」(全4回)を連載します。「夜叉往来」第九話の残り部分はその後アップします。
変則的な更新ではありますが、ご理解をお願いします。連載作品が多すぎるのが問題なのだろうなと、自分でもわかってはいるのですが……。頭がいよいよ混乱してきたら、更新方法を少し整理するかもしれません。

2005年9月26日

フェチ・バトン

くりすさんのブログから、フェチ・バトンが回ってきました。いやあ、世の中いろんなバトンがあるのね。
ちなみに心理学愛好者としましては、フェチ、いわゆるフェティシズム(fetishizm)についても、ひとことウンチクを垂れておかなければなりますまい。

フェティシズムとは、
「1.呪物崇拝。
2.性的倒錯の一種。異性の衣類・装身具などに対して、異常に愛着を示すこと。
」(広辞苑)
だそうです。
もともとの意味はかなり怖いものなのですね。私の若い頃はまだ、この異常性癖としての意味が色濃く残っていて、「靴下フェチ」なんてのがあるんだよ、ということを聞いて、「へえ」と思った覚えがあります。「ブルセラショップ」なんてのも、その方面の愛好者が支えていたのでしょうね。

そのうちに、特に異性のからだの一部を性的対象とすることもフェチと呼ばれるようになったそうです。作家の谷崎潤一郎の作品には、足に対する偏愛が見られるらしく、いわゆる「足フェチ」だそうですね。
(参考サイト: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia))
最近は、だんだんとそういう性的な意味も薄れ、「フェチ」は「萌える」に近い使われ方をしているようにも思います。

さて、ではさっそく、「夫フェチ」のくりすさんからのバトン、しっかり受けて答えていきますね。
しかし、えっちなことを口走りそうで、恐い。

1. あなたは何フェチ?

多分これだろうなと思い当たる症状があります。
ひとつは、「声フェチ」。バリトン系の男性の甘くささやく声を聞くと、腰が砕けてしまうんですね(笑)。とにかく声のすてきな人、ラブです!
旦那とつきあっていたとき、毎晩電話をかけてきてくれて、その声にノックアウトされてしまった次第は、拙作短編「セカンド・キス」に出てきますよん。
もうひとつは、それに比べるとやや落ちますが、「指フェチ」ですね。男の人の細くて長い手の指を見ると、フラフラきます。自分にないものを求める、という心理でしょうか。
もうひとつ「肩甲骨フェチ」というのもあります。天使の翼の格納庫みたいな、痩せた背中のとがった肩甲骨。これも、自分の肩甲骨が脂肪に埋没して見えないもので(笑)。

2. 好きな人を見て、まずドコを見る?
まずといわれれば、鼻、かな。それから頭髪の育毛チェック(笑)。

3. 最近プッシュできる部位
これって自分のことですか? ひええ。
……今年になってからダイエットで10キロ痩せたので、やっとウェストにくびれらしきものが見えてきました。それまではズドーンの寸胴だったからねえ。

4. よく見る、特別な思い入れのある人物のお気に入り部位5つ

「特別な思い入れ」があるかどうかはわかりませんが、最近思わず目を奪われたもののベスト5行きます。

1. 旦那の足首 (私より細いんです)
2・ 義父の主治医の手 (外科医の方たちって、どうしてあんなに指が長くて綺麗なのでしょう)
3. 長男(22歳)の無精ヒゲ (意外と似合ってた)
4. 次男(20歳)の寝姿 (腹をだして寝るな!)
5. 琴欧州のマユゲ (なんか、ツボでした)

5. バトンを渡す5人
以前の「ミュージックバトン」のときと同様、私から回すことはしません。もし興味のあるブロガーがいらっしゃったら、引き継いでくださいね。

2005年9月22日

今日の更新は

今日の「夜叉往来」の更新は、第八話の最終回なのですが、かなり更新に勇気が要りました。
なんだか、「こんなところで切るなんて!」という罵声があちこちから聞こえるようで(笑)。
一話ごとにひとつの戦いや事件が完結・解決するというスタイルを第七話までとってきましたが、クライマックスに来てかなり長引いたために、いったんここで切らせていただきたいと思います。主人公たち大ピンチの真っ只中で、第九話の更新までお待ちいただく形となるわけです。
ダメ……ですか? せめてピンチを脱するまで、続けて更新したほうがよいでしょうか。

今回つくづく、自分でも思います。私ってほんとに佐渡だなあって。
(ちなみに、拙サイトにおける「佐渡」の定義ですが、新潟県の某島とはまったく関係ありません。「自作の登場キャラたちを精神的に成長させ、かつハッピーエンドに至らせるために、ストーリーの中でキャラたちに過酷な試練を課し、ひいては読者さまをもヤキモキさせる作者」を意味する業界用語なのですね(うそです))
そのように大団円を目指しての最大の山場ではありますが、今回ヒロインを襲った試練に関しては「やりすぎではないか」という迷いも作者として当然ありました。それに関してもご意見をいただければ幸いです。

2005年9月17日

アメリカ生活のススメ(1)

このコラムは、「ブログコラムス」で「BUTAPENNのTIPS for American Life」というタイトルで連載していたものです。「ブログコラムス」が現在休止中なので、今までの5回分(掲載4回、未掲載1回)を再録していきます。
*  *  *

第一回「スーパーへ行こう!」


 私がアメリカのカリフォルニア州トーレンス市に滞在したのは、今から10年以上前のことだ。
 当時はバブル真っ最中。日本からアメリカへの駐在員家庭は非常に多かった。今はだいぶ減っているようだが、それでも何らかの形で、アメリカに旅行ではなく住んでみたいという日本人は多いと思う。
 情報としてはやや古いので参考になるかどうかはわからないが、アメリカ生活のコツを、雰囲気だけでもお伝えできたらと願っている。

 旅行者と生活者の体験はどこが違うかと問われれば、私は買い物をする場所だと答える。
 旅行者向けの気取ったお土産店と違って、地元の人々が利用するスーパーは生活臭に満ちている。だから、旅行に行ったときに現地の生活をたっぷり味わうには、一度でいいから現地の人が日用品を買うスーパーをのぞいてみることだ。楽しい発見があることは保障する。

 食料品スーパー、英語でいうグロサリーストアに行ってまず驚くのは、なにせ広々とした駐車場。どこからどう突っ込んでも駐車できてしまう。巨大なアメ車はもちろん、RVカー(キャンピング用)を普段の自家用車として乗り回す人もアメリカにはけっこう多い。広い代わり、混んでいるときは延々と歩かなければならないが。
 スーパーの中に入っても、広さに圧倒されることは確実だ。
 通路も広いが、商品の巨大さも半端じゃない。
 飲み物の1リットルサイズを探してもなかなか見つからないのだ。牛乳は1ガロン(約3.8リットル)のプラスティックボトル、ジュースは同じく1ガロンボトルか、ハーフガロン(約1.9リットル)の紙パックが主流。
 やっと牛乳の1リットル紙パックを見つけたと思って買って、家で飲んだら吐き出した。牛乳ではなくバターミルク(パンケーキに使用する)だったのだ。こんなの飲みきれるものかと、しぶしぶ大きいボトルを買うしかない。それでも数年経った頃には、楽々飲みきれるようになってしまった。アメリカ人が太るのは、このせいだろう。

 シャンプーも缶スープもジャムも、その種類の豊富さに唖然とする。通路の端から端まで、50種類くらいのコーンフレークというのは信じられるだろうか。超ロングな冷凍庫にずらりと並んでいるのは、2パイントのアイスクリーム、サラ・リーの冷凍ケーキ、いくつかの惣菜がプラスティックトレイに詰まった、いわゆる「TVディナー」。
 大人ひとり乗れるほどの巨大なカートがいっぱいになるくらい、みな一度にまとめ買いしている。果物や野菜は原則、量り売りだ。トレイに乗せてラップしてあるものは少ない。じゃがいももリンゴもトマトも自分で選って、ビニール袋に好きなだけ入れる。それをレジで重さで測ってくれるのだ。バナナ一本という買い方もでき、合理的である。

 さて、アメリカの消費税、セールスタックスについて書いておこう。
 セールスタックスは州ごとに違う。まったくノータックスという州もあるが(モンタナ、オレゴンなど)、カリフォルニアは8%前後だった。これが、けっこうすぐに変わるのだ。私の滞在当時、サンフランシスコ大地震が起こったのだが、その復興のために、期間限定でカリフォルニア州のセールスタックスが0.25%引き上げられたものだ。
 もうひとつ日本と違うところは、アメリカの消費税は、生活に必要な基本的商品にはかからないシステムになっている。
 たとえば、じゃがいもを買ってもタックスはかからないが、ポテトチップスを買うとタックスが課せられる。自動的にレジで判別してくれるのだ。これなどは、日本の消費税にもぜひ導入してほしい制度だ。ただしどこまでが生活必需品かを決定するのは、かなりむずかしい。

 さて、アメリカのレジに並ぶと、「ハロー」の次にまず聞かれるのが、「Paper or Plastic?」
 これをアメリカに行って最初に尋ねられたときは、困った。まったく聞き取れないのだ。英文科卒という自信ががらがらと音を立てて崩れた瞬間だ。
 種明かしをすると、「紙袋にしますか、ビニール袋にしますか」と聞かれただけだった。
 あちらでは、スーパーのレジに、買ったものを袋に詰める専任の人がいることが多い。そのときに入れる袋をこちらから指定できるのだ。紙にプラスティックのダブルバッグという我が儘も聞いてもらえる。
 日本で自分で袋詰めするスーパーしか行ったことがなかった私は、その簡単な英語さえ理解できなかったのだ。つくづく語学には生活体験が伴わなければならないと思い知る。

 支払いには現金やもちろんカードも使えるが、私はもっぱらチェック(小切手)を使った。私のような外国人の専業主婦でも、銀行に口座を持つなら、その州内では自分専用のチェックが使えるのだ。小額でもOKなので、小銭を探して財布を探る必要もないし、現金を下ろす必要もない。だから、10ドル程度の現金しか持たないという人が多い。慣れると、これなしではやっていけないほど便利。現に日本に帰ってきた直後、私は現金を持たずに家を出てしまう癖を直すのに苦労した。
 ただしチェックを使用するには、身分証明として州の自動車免許証を提示した上、ライセンスナンバーを書き留められる。
 チェックのもうひとつの便利さは、公共料金の支払い、子どもの習い事の授業料、慈善団体への寄付などにも、封筒に入れて郵送することができることだ。つまり、銀行へ行って振り込む手間要らず、手数料要らずなのである。ただし銀行の残高にはいつも注意が必要だ。

 ときどき、フード・スタンプを使っている人を見た。いわゆる生活保護家庭に支給されるクーポンのようなものだが、使えるのは食料品に限られる。日本でこういうものを人前で使うのは勇気がいるだろうが、けっこう身ぎれいな老婦人なども堂々と使っているのは、文化の違いだなあと思った。
 クーポンといえば、「ミール・クーポン」というのもある。こちらは現金の価値はまったくなくて、新聞やチラシなどについている「15?引き」「3つ買えばもうひとつおまけ」などの割引券である。けっこうこまめに貯めて使うと節約になるので、一家の主婦はせっせとはさみで切り取って、財布をぱんぱんに膨らせて持ち歩いている。

 数日分の食糧を買い込むと、大きな紙袋4つか5つになる。それをカートに積んで、駐車場で車のトランクにどさっと乗せて、家に帰ると超大型冷蔵庫にずんと詰め込む。このパワフルな食糧事情に慣れると確実に太ってしまう。
 日本人はやはり日本食だという人は、トーレンス市内・周辺には日本人御用達のスーパーもいくつかあった。しゃぶしゃぶ用の薄切り肉や刺身や日本のお菓子がほしくなると、ついついこっちのほうに足が向いてしまうのも確かだ。ただし、べらぼうに高い。それでついつい、日本から遊びに来るお客様に「海苔やふりかけ持ってきてね」と頼むことになる。

 最後にひとつだけ、注意事項を。
 スーパーの駐車場に着いたとき、連れの子どもが眠っていても、絶対に車に置いていってはならない。たとえ数分の買い物でもだ。アメリカ人は、子どもがひとりで車の中にいるのを発見すると即座に警察に通報する。容赦はない。私の滞在中、それで警察を呼ばれてしまい、大騒ぎを起こしてしまった日本人を知っている。


【おことわり】
この情報は十年ほど前のものであり、現在は変わっている場合もあります。また、アメリカは州によって大きく事情が違うので、その点ご了承ください。

2005年9月 8日

小説のDLファイル

本館のトップで行っていた「ぷち投票」第4弾を昨日で締め切りました。

お題は「小説のDLファイルについて」
  「よく利用する」が24票
  「利用しない」が48票
  「ZIPファイルなら利用する」が4票

でした。
今はネット環境も整ってきたので、オンラインで小説を読んでくださる方のほうが多いと思っていましたが、この結果を見ると、DL版を利用してくださる方も予想よりけっこう多い、という印象です。
このアンケートとは別に、「お気に入りのサイトが閉鎖になるときDL版を利用する」というご意見もいただきました。なるほど、私もよくやります。

私の場合は、かなりの長編のとき、または批評や感想のためにじっくり読みたいときなどは、DLするかまたはコピペしてきて、テキストビューワーで縦書きにして読むことが多いです。また、HTML版が読みづらかったり(たとえば、真黒な背景でおまけに色文字)、または字が薄くて小さかったりする場合も同様です。

この結果を踏まえて、今まで作っていなかった番外編や中篇・短編シリーズのDL版もぼちぼち設置していこうかなと思っています。ZIPファイルは4票と少なかったので作らないことにしましたが、ご希望があれば作りますので、お知らせください。
またHTML版は、私個人としてあまり意義を感じたことがなかったので、これからも作る予定はありません。

さて、ぷち投票第5弾は、「当サイトを訪れる頻度は?」というものです。「ほぼ毎日」「週1?2回」「月1?2回」という項目を作っています。ちょと多めに数えてくださってかまいません(笑)ので、ぜひ投票お願いします。

最後に。
ひとことメールで、「前回コメントの「ただねえ、ボソボソ。ま、いっか」って、気になる!」という叫びをくださったMさんへ。
長くなるので、ここでお答えしますね。不安をかきたててごめんなさい。たいしたことではないんです。実は「ギャラクシー・メイズ」の「らぶらぶ編」の前にもうひとつエピソードを入れることにしたので、「メイズ」は全3話になってしまうんですよ。そして次回更新は、らぶの欠片もないというシロモノでして(笑)。でも、第3話も必ず年内にはアップしますので、許して?。