2005年9月 6日

そろそろ秋

台風が近づいているというのに、兵庫県南部はうっすらと日が射しております。嵐の前の静けさというのでしょうか。不気味だなあ。
でも、涼しくなったのは助かります。秋は一番好きな季節。
日一日と涼しくなるにつれて、無性に編み物がしたくなるのです。今は全然しなくなってしまいましたが、昔はせっせと編んでいた頃がありました。
先日は、ずっと若い頃に編んであげたマフラーを主人に捨てられてしまいました。ひー。
過去、暑い土地ばかりに転勤していたので、そのまま押入れにほったらかしになっていたんですね。それに、編み物初心者だった頃のものなので編み目が固く、首に巻くとチクチクゴワゴワでした。
それでも、懲りずにまた編みたいなと思ってしまいます。あの指を動かしながら無心になれるひととき、時間が確実に編み目に変わっていく充実感って貴重ですよね。

ということで、前フリ終わり(笑)。
実は、今年の初めにお約束していた本館の三周年企画「EWEN」と「魔王ゼファー」のクロスオーバー企画のトップページができました。タイトルは「手編みのマフラー」と言います。
中身はやっと最初のほうが書けただけの状態なので、宣伝するのは早いのですが、こっそりとここからだけリンクを張っておきます。

「手編みのマフラー」トップページ

順調に行けば、マフラーが恋しくなる頃までには連載したいと思っています。そうしないと、4周年になってしまうので(笑)。しばしお待ちくださいませ。

2005年9月 1日

「白夜行」

東野圭吾がマイブームです。
「白夜行」は先週読了したのですが、いまだにその衝撃が残っています。
犯罪小説=ノワールというのでしょうか。一組の男女が次々と犯罪をおかしていくのですが、それがせつなくて、痛い。太陽のない暗闇の中でふたりが互いに相手の灯りとなりつつ、人目を避けるようにして共生していかざるを得なかった19年が、重みをもって胸を打ちます。
周囲の人々の視線のみをとおして描かれているため、彼らが本当は何を考えてどうおこなったのか、読者には最後まで明らかにならない部分が多い。その歯がゆささえも、この小説の魅力なんだなあと思います。
本当に、巧い。いやだなあ。こういうすごいのを読んでしまうと、執筆する気も起きませんよ(結論は、やっぱりそれか)。

以下ネタバレ(反転してお読みください)。

雪穂もリョウも才能のある人なのだから、普通に生きれば、それなりの人生がまっとうできたと思うのに。
最初の衝撃的な出会いが、やはりそれをさせなかったということなのでしょうか。
リョウは可哀想すぎる。ある意味、雪穂の野望のために生きて、死んでしまったわけだから。
いや、リョウなしにこれから生きていかねばならない雪穂のほうがずっと辛いのかも。

ひとつ疑問が残りました。
リョウは、射精不能になっていたわけですが、それはいつからだったのだろう。
高校生の頃はセックスできていたわけだし。一度、友人を助けるために、死体に自分の精液を入れたことがありましたよね。あのとき以来のトラウマなのでしょうか。
もし、ごぞんじの方がいらっしゃったら、ご教授ねがいます。

2005年8月23日

読書

特に話題がないので、このところ読んだ本と漫画について。
少し涼しくなってきたこともあって、今読書モードです。一日一冊のペースで読んでます。その分、書くほうはお休み中なのですが。

「13階段」 高野和明 講談社文庫
社会派ミステリ。近頃では最高におもしろかったです。死刑囚の生活と死刑のシーンのリアル感。そして、最後のあっと言わせる結末。

「私が彼を殺した」 「どちらかが彼女を殺した」 東野圭吾 講談社文庫
謎解きミステリ。どちらも最後まで読んでも犯人の名が書いていないというのがミソ(巻末袋とじを読めば、すぐにわかりますが)。東野作品ははじめて読みましたが、この人の文章は読みやすくて好きです。

「六番目の小夜子」 恩田陸 新潮文庫
学園もの。毎年在校生の間でひそかに引き継がれていく謎にかかわるミステリ。「EWEN DIARY」にも出てくる「ウィンクキラー」というゲームがこのお話のベースになっていると、メールで教えていただきました。テレビドラマにもなっているそうです。

「のだめカンタービレ」(1巻から12巻) 二ノ宮知子 講談社コミックスキス
音大を舞台にしたコミカルなサクセスストーリー。これを読むと無性にピアノが弾きたくなるよねと、今、教会のピアニスト仲間で回し読み中。ことごとくツボです……。いつか、こういうピアニストもの書きたいなあ。

2005年8月16日

退院しました

先月末、手術を受け入院中だった家族(ぶっちゃけ夫の父なんですけど)が、今日無事に退院しました。
本当はあと一週間入院しているはずだったんですけど、今朝になって突然本人が退院したいと言い出して、てんやわんやの末の退院劇。うーん、この猪突猛進さが、義父の本来の性格。すっかり元気になったんだなあと、しみじみ感じます。
思えば、検査の結果「大腸に悪性腫瘍の恐れあり」という宣告を受けて2ヶ月あまりは、家族全員生きた心地がしませんでした。覚悟の温泉旅行、そして入院。
三時間余の手術は、「悪いところは全て取りきった」と主治医の先生が太鼓判を押すほどの成功でした。
それからも術後の痛みに「死んだほうがマシや」と弱音を吐いたり、看護師さんとけんかしたり、同室の患者とけんかしたり、見舞いに来てくれた親戚とけんかになったり(笑)。
本人にとっても家族にとっても、目の前の一日ずつを生きるのが必死というときもありました。
それでも、たくさんの医師と看護師さんに良くしていただいて、退院のときは、後ろ髪を引くような気持ちでお別れの挨拶をしていたみたいです。
県立N病院のスタッフのみなさん、ありがとうございました&ご迷惑をかけました。
そして、義父のために祈ってくださった方、気にかけてくださった方、本当にありがとうございました。再発の恐れは完全に消えてはいませんが、ひとまずは大丈夫ということでご安心ください。

さて、病院へ通った日々を無駄にはすまいということで(←鬼嫁)、怖い病院ネタを仕入れて、ベノさんの「怪談採集」という特別企画へ投稿しています。
すでに40ほどの怪談が集まっています。興味のある方は是非お運びください。

ベノさんの「怪談採集」はこちら

2005年8月13日

お盆です。

きのう、下の息子に、
「お盆って、いつからいつまで?」と聞かれました。
「13日から16日までが普通かな」
「祭日?」
「祭日とちがうって。もともとは宗教行事やから、銀行も役所も休みじゃないよ。でも、ほとんどの会社は休みで、たくさんの人がふるさとに帰省するので、道路もめっちゃ混むねん」
「ふーん」
うーむ。ここまで日本の風習を知らないとは。
考えてみれば、生まれて20年のうち8年を外国で暮らし、おまけにクリスチャン家庭。さらに学生でたっぷりの夏休みがいただける身ともなれば、お盆という行事に今まで関心がなかったのも無理はないでしょう。
カレンダーに書かれておらず、祝日でもないが、会社や商店は軒並み休みというこの時期。
日本人の息子でさえそうなのだから、日本に来た外国人の方々は、なおのこと戸惑うのではないでしょうか。

かく言う私も、千葉に住んでいたとき、7月13日になると近くの霊園に墓参りに行く人たちへの特別バスが仕立てられているのを見て、「やっぱり関東では新暦のお盆にお参りに行くのかぁ」とびっくりした覚えがあります。
お盆の行事というのは、地方によって宗派によって、本当にさまざまなんだと思います。
夫の家でも今日は、お墓参りや、仏壇のお供え、お寺さんの読経の準備と義母が忙しくしています。うちは、仏前に供えるお迎え団子やご飯やおかずも全部手作り、お箸も長い棒(麻幹(おがら)と言うそうですね)を手で折って作る特別製です。
私は勝手もわからず、ただぽかんと見ているだけの長男の嫁です。
私はともかく、全国の長男のお嫁さんたちはこの時期大変だと思いますが、なんとか切り抜けてくださいね。

2005年8月 5日

ぷち投票第4弾

本館トップの「ぷち投票」もいよいよ第4回を数えます。
きのうまでの内容は、来訪者の方々に、「ご自分のサイトやブログを持っていますか」と問うものでした。
総投票数104票で

自分のサイトがある   22票
自分のブログがある    7票
サイトもブログもある   27票
どちらもない       48票

という結果になりました。
うちのサイトを訪れてくださる方々が、同じサイト運営者さまか、いわゆる「ヨミセン」さまかを問うたわけですが、ほぼ半々だったということでしょう。どちらにしても、ありがたいことです。
また同時に、ブログ全盛時代と言われる今、ブログの普及がどれだけか知りたかったのですが、「ブログだけを持っている」と答えた人の数は少ないように思えます。ブログから入った方は旧来のサイトとの交流はあまりない、ということになるのか。サイトとブログを同時に運営なさっている方は、やはり多いと感じました。

あまり上手な分析はできませんが、とても参考になりました。ご協力どうもありがとうございました。
そろそろネタ切れの感も否めませんが、ぷち投票第4弾は、「小説のダウンロードファイルの利用状況」について知りたいと思っています。
例によって、期間は1ヶ月。おひとり様一票でお願いします。この結果によっては、ダウンロードファイルを中編や短編にまで広げたり、今はLHAファイルしか置いていない当サイトですが、ZIPファイルも併せて置こうかと思っています。
ご協力よろしくお願いします。

2005年8月 3日

ダイエットその後

今年の1月に「脂肪推定時刻」というタイトルで、ブログの記事を書いたのを覚えていらっしゃるでしょうか? 体脂肪計を買って毎日計って記録するというダイエット法を開始した、という内容でした。その後日談を報告したいと思います。

実は、あれから8キロ痩せました!


ぜいぜい。声を大にしてしまった。
この半年で、体重にして8キロ、体脂肪は3%、内臓脂肪率は6から5に落とすことに成功しました。ウェストのサイズも6センチ減。
もう「ぶたぺん」とは呼ばせない。今日から「やせぺん」と改名します(うそです)。
とは言え、もともとがかなり太っていたので、あまり威張れた数字ではないのですけどね。

そのダイエット法を教えてくれというリクエストがありましたので、書いてみます。

1. 毎日体重計に乗り、強く脂肪を憎む心を育てる(笑)。
2. 炭水化物を集中的に制限する。(ご飯はお茶碗に三分の一、パンは6枚切りで一枚の半分。麺類も極力減らす。おかずは制限しない)
3. おやつは、なるべく和菓子。夕食以降は食べない。
4. 片道10分の毎日の買い物は徒歩。
5. 歩くときは、舗道のタイルを目印にできるだけ一直線に、恥ずかしくない程度に大股で歩く。
6. ヨーグルトや寒天で、便通をよくする。

それほどきついダイエットではないです。夜はつい何か食べたくなるのですが、寝る前に体重計に乗らなければならないと思うと、ぐっと我慢できるのがいいですね。
当初、ひとり目の子どもを生んだときの体重に戻る(7キロ減)というのが目標だったので、その目標はクリアされました。
しかし、体重は減りましたが体脂肪はイマイチ。「ビスケット・アンド・ドーナツ」の香澄ではありませんが、お腹も二の腕も脚も、若い男性にナマでお見せするには(笑)ほど遠いものがあります。部分痩せは、やはり身体を動かさなければ達成できないものなのでしょう。

そこでダイエット第2弾は、体脂肪さらに3%減が目標。
毎晩30回の腹筋と、「あるある大辞典」でやっていた「わき腹体操」をやることにしました。また半年くらいして、成果をご報告できるかもしれません。

2005年7月21日

ネットあればこそ

暑いです。今日の西日本は最高気温予想が軒並み35度を越えている。もうこの時間からじっとしてても汗が吹き出てきます。
またPCの熱に警戒しなければならない季節がやってきました。みなさんも、くれぐれもバックアップだけはお忘れなく(笑)。

ところで、小説を書いていると、つくづくネットのありがたみを感じます。どんな短編を書くときでも、いくつもの関連情報を検索します。
特に現実にある場所を舞台にしたり、歴史に題材をとるときは、訪れるサイトの数はハンパではありません。たとえば「夜叉往来」を例にとれば、仏教のサイト、密教や陰陽道のサイト、日本刀のサイト、戦国史のサイト、郷土史のサイト、服飾史や結婚史のサイト、京都の旅行記サイト……。
実際に現地に取材に行くわけにも行かず、図書館に調べに行く根性もない私は、インターネットの情報がなければ、一行も小説を書けないだろうと思うのです。

こういうとき迷うのが、少しでも情報をいただいたサイトは、末尾やあとがきでリンクを張るべきなのだろうかということです。あまりにも膨大な数であり、今までも特に掲載したことはなかったのですが、そうすべきではないかと思うようになってきました。
数年前に、他の日記サイトの文章を盗用したオンライン出身作家の本のことが問題になりました。また掲示板の書き込みにも著作権があることも認められたそうです。
もし、他人の書いた文章をまるまる書き写して自分の著作としたのなら、それは言語道断ですが、情報からヒントを得て自分なりの文章を書いた場合でも、きちんと出展を明らかにすべきなのか。迷うところです。

もしご意見をお持ちの方がいらしたら、ご教示いただきたいと思います。

2005年7月12日

サイトオーナーの憂鬱

3年半前、本館の小説サイト「ABOUNDING GRACE」を開いたとき、私は余裕のあるサイト運営を満喫していました。
ノートには「ティトス戦記」全30章とその外伝5つが、パソコンの中には「EWEN」の本編と完結編と番外編エピソード13話が収められていたのです。
ようするに週一回更新をかけたとしても、一年半以上は何も書かなくてもすむほどのストックを持っていたことになります。
実際、ほとんど誰もお客さんが来ない最初の数ヶ月、私は週2回も更新をかけていたのですから、もったいないことをしたものです(もう少し置いとけばよかった)。その時間のゆとりを活かして、サイトも頻繁に改装したし、エッセイも短編も書きまくりました。今から考えれば、とても充実したサイト運営をしていたものです。

なぜ今頃、こんな回顧をするかと言うと、今日アップした「ティトス戦記・外伝7」は、私がサイト開設前に持っていたその大量ストックの最後の一章だったのです。外伝はほぼ年表順にアップしているため今までかかったわけなのですが、ちょっと感慨深いものがありました。

さて、あの頃の優雅なサイト生活に比べて、今はだいぶその日暮らしが板についてきました。長編も一話分書いては短期連載するという、まさに自転車操業です。
ほんとうは、長編やシリーズの連載以外にも、単発短編も書きたい(このブログも、元々はそのために使いたいと思っていたのです)、サイト全体の改装も、あれもこれもやりたいと思いつつ、気力と時間がなくなりつつある今の生活。
執筆に十分な時間を取れない分、自分の書くものがだんだんいい加減で下手になっていってるのではないかという恐怖感にたえず囚われています。
でも、書くことが楽しい気持ちは変わりません。これはやっぱり、私に与えられた神の恵み。それがある限りは、続けていけるかなと思っています。

2005年7月 9日

「世界・ふしぎ発見」

今日のTBS系番組「世界ふしぎ発見」は「神の刻印・アメリカ絶景の聖地へ」と題して、アメリカ西部の国立公園を特集していましたが、みなさまご覧になったでしょうか。

実は本館サイトに「3000マイルアメリカ西部縦断の旅」と題して、私たち一家の自動車旅行のてん末を写真入りで紹介しています。
「ふしぎ発見」で紹介された「アーチーズ国立公園」や「ブライスキャニオン国立公園」にも行っています。
15年前の古い情報ですが、興味のある方、裏番組を見ていて見逃した方も、ぜひどうぞ。

アーチーズのバランスロック