2005年5月27日

今年後半の予定

もう5月も終わり。1年て早いなあ。40代になってから、しみじみと実感することです。

先日、サイト更新情報を見直していて、おそろしいことに気づきました。いや、本当はうすうす気づいていたけど、あえて見ないようにしていたことなんですが。
「夜叉往来」本編の前回更新は昨年11月。きっちり半年間まったく更新がないんです。
FLASHノベル「桜舞ふ頃」を更新したとはいえ、立派に「更新の遅い連載作品」の仲間入りです。
三周年記念などの他の更新に忙しかったという言い訳は通用しますまい。いろいろな作品にちょっとずつ手を出すよりも、今の連載を着実に完結させることは、サイトオーナーにとって大切なことだと反省しています。

というわけで、今年の後半に向かって計画を練り直しました。
2005年後期は以下のとおりのサイト運営をしたいと思っています。

○「夜叉往来」の完結(できれば今年中に) ――このために、かなり集中的な連載をするかもしれません。
○三周年アンケートでトップだった「EWEN」+「ゼファー」のクロスオーバーは少し遅らせて、秋ごろを目指します。

その一方で、
○セフィロト第二部の連載は、一章数話ごとの集中連載方式をやめ、一話ごとの更新にします。
○「神園法律事務所」長編化は当分延期します。
これらを楽しみにしてくださっていた方、ほんとうに申し訳ありません。

また、「ティトス戦記」については、三周年アンケートで思ってもみなかったほど続編に対する熱望の声が大きく、更に、じぇみさんが「ティトス戦記」をベースにしたパラレル作品を書いてくださったことに鼓舞されて、こちらにも力を注ぎたいと思う気持ちが強くなりました。
優先順位は低くなりますが、とりあえずは今日アップしたものも含めた外伝六話の執筆を進めていきたいと思っています。

ちょっと大風呂敷を広げすぎたか……。でも、ここまで自分を追い込まないと動かない、ぐうたら人間なんです。

2005年5月19日

ぷち投票の設置

本館サイトトップに、「ぷち投票」なるCGIを設置しました。
質問項目は、「あなたは女性?男性?」という簡単なものです。
なんでこんな質問をするのだろうと思われるかもしれませんが、実はこのところ、ずっと知りたかったことなのです。

当サイトは、女性管理人の恋愛小説サイトにしては、男性のお客様が比較的多いような気がしているのです。
まあ、連載しているものがテロリストものにスペースオペラにロボットもの、RPG風ファンタジーに剣術アクションというのですから、無理もありますまい。掲示板の常連さんにもリンク先様にも、男性の方が目立ちます。
誤解しないでください。男性が来るのが嫌と言っているのではありません。これからのサイトの方向性を探っておきたいのです。

果たして、本当に男性が多いのか。それとも、女性はおとなしいだけで、実はたくさん来てくださっているのか?
長年の疑問を晴らすべく(おおげさな)、是非ご協力をお願いいたします。投票ボタンをポチするだけで、アンケートなどはありません。今日初めて訪問された方でも、もちろん投票OKです。
なお、性同一障害の方は戸籍上の性別ではなく、ご自分の本当の性別をご記入願います。
10日ほどしたら撤去するか、別の項目に変えるかもしれません。なるべく正確を期すためひとり一回の投票でお願いいたします。

2005年5月13日

犬祭2

今年も去年に引き続いて、sleepdogさん主催のオンラインイベント「犬祭2」が開かれています。

dogfes2_bana.jpg ← クリック

文字通り、犬をテーマにした小説・詩・短歌・イラスト・写真などの競作です。今年は今までのところ参加作品60点を越えた大イベントとなりました。「うおのめ文学賞」「ブランバー」「500文字の心臓」などの投稿サイトの常連さんも多く、実にレベルの高い、と言っても犬がテーマなだけに可愛くてせつない、どこか郷愁を感じるような作品ばかりです。
6月5日まで開催(投稿受付は5月22日まで)ですので、犬に関する作品を持っていらっしゃる方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

かくいう私も、会場のハイレベルさにおののきつつも、一点投稿してまいりました。
アイディアのかけらが飛び交うばかりで形にならず、1週間うんうん唸っていましたが、開き直ってそれを3つとも掌編オムニバスという形にすることにして、一日で仕上げてしまいました。
「走る犬」というタイトルです。もしよかったら、本館サイトへ、というより「犬祭」会場経由でいらして、他の作品と合わせてお読みくださいませ。

2005年5月10日

恐怖症リスト

世の中にはいろいろな「恐怖症」があるものです。
「高所恐怖症」「閉所恐怖症」「不潔恐怖症」などは、身の回りでもよく聞く名前です。日常生活の障害になるような重い症状に使われることが多いですが、ただ単にちょっとキライというものまで「恐怖症」と名づけてしまうこともあります。

かく言う私は、「先端恐怖症」というものらしいのです。気づいたのは中学くらいのとき。机の反対側に座っている人がはさみを使っているのを見て、遠くなのにまるで間近に突きつけられているような気がして、思わず目をつぶってしまったのが最初でした。
でもふだんはなんともないのです。そういう恐怖心が起きるのはたいていの場合、とても疲れているときだということがわかってきました。
「先端恐怖症」という名前を発見したときは、何だかほっとしました。自分だけではなく、他の人にもそういう症状を持つ人がいるということがわかったからです。
人間というのは、誰かが同じ痛みを持っていることを知ったとき、なぜか痛みがやわらぐものなのでしょう。

さて、今日読んだ雑誌のなかで、「恐怖症リストドットコム」というサイトがあると知りました。

phobialist.com

英語のサイトですが、ここには医学書に載っている恐怖症の名前を数百種類、列挙してあります。
見てみると、ほんとにいろいろな恐怖症がありますよ。

Astraphobia(雷・稲妻恐怖症)
Athazagoraphobia(無視されたり忘れられることへの恐怖症)
Dentophobia(歯医者恐怖症)
Enochlophobia(群集恐怖症)
Technophobia(テクノロジー恐怖症)

まだこのあたりまでは理解できるのですが、こんなのまであるの?というのも見つけました。

Alliumphobia(にんにく恐怖症)
Arachibutyrophobia(ピーナツバターが上あごにくっつかないかという恐怖症)
Caligynephobia(美人恐怖症)
Dishabiliophobia(人前で服を脱ぐことへの恐怖症)
Eisoptrophobia (鏡にうつった自分を見る恐怖症)
Levophobia(体の左側にあるものへの恐怖症 ちなみに右側への恐怖症は「Dextrophobia」といいます)
Mycophobia(きのこ恐怖症)
Octophobia (数字の8恐怖症)
Peladophobia(禿げた人間恐怖症)

とどめは、

Phobophobia(「恐怖症」恐怖症)

ここまで来ると、もう勝手にやってくれという感じです。

2005年5月 6日

悪戦苦闘

本館のトップを改装しました。
前からもっとシンプルで見やすくならないかと思っていたのですが、連休前に夫が腰を痛めてしまって(うーむ、誰かさんからのネット感染か)、結局どこへも行けなかったため、「小説書けない病」からの逃避がてら、一日でやってしまいました。
ユニバーサルデザインとかウェブ標準などと難しいことはできませんが、とにかく「どのブラウザから見ても同じデザインに見える」トップが目標です。
テンプレート配布サイトから借りてきたものを、自分なりにいろいろカスタマイズしてみました。

視覚障害者やこれから増える老眼の方(私もだ)のためには、不十分ですが次のことをこころがけました。
☆ タイトルは小文字にする(テキストリーダーは、大文字だけの単語を「エー、ビー、シー」としか読み上げてくれないため)
☆ 画像には alt属性をつける。
☆ フォントは固定せず、相対表示にする。

一番の問題は、どのブラウザでも同じように見えるという目標です。
いつもIEとNN7とOperaの3つに加えて、NN4.7でも確認しています。わがサイトの最大のお客様のうちのふたり(ねこまつりの主催者T氏と48氏)はOperaとNN4.7なのです。
これがまた厄介で、あちらを立てればこちらが立たず。NN4.7にいたっては、インラインフレーム(更新情報の小窓)は表示しないし、とにかくスタイルシートの設定のことごとくを無効にしてくれます。
私の結論から言えば、「スタイルシートを使わないで、すべてテーブルで組むのが一番確実」ということでした。
そうやって、現在のトップとまったく同じデザインをテーブルだけで組んだものを作ってみました(ただし、ごく一部にスタイルシートを残してあります)。これならネスケ4でもだいたい同じように見えているはず。

もともとタグ打ち派なので、タグのことはよく知っていると思っていましたが、案外勘違いしていることだらけで、勉強不足を実感しました。
ほかのページもいじりたいのですが、本格的に小説が書けなくなりそうなので、このへんでやめておきます。

2005年4月28日

FLASHノベルをアップしました

本館ABOUNDING GRACEで、連載中の長編「夜叉往来」の番外編、「桜舞ふ頃」をアップしました。30万ヒット記念企画となります。
フラッシュノベルバージョンとテキストバージョンの2つを用意してあります。フラッシュノベルは、PC環境や時間帯によっては、ローディングに時間がかかったり、画像が重なったときに文字送りが遅いことがあるかもしれません。
興味のある方は、本館のトップ更新欄からおいでください。連休中の暇つぶしにでもさせていただければ幸いです。
またWEB拍手も設置しましたので、お気に召したら拍手・感想などをよろしくお願いいたします。

これを早くアップしておかないと、暇さえあればつい手をいれてしまって、全然他の作品の執筆に向かうことができませんでした。
「犬祭2」への参加作品も何も考えていない状態です。あと一週間で開幕なのに、どうしよう……。
これからの本館の更新予定ですが、連休が終わってからになります。
三周年アンケートで上位だった作品をちょっとだけアップしてから、「夜叉往来」第七話の更新に入っていけたらと思っています。

2005年4月25日

うちは無事ですが…

JR福知山線の塚口・尼崎間で脱線事故がありました。
私は昼のニュースを見るまで全く知らなかったという暢気さです。
近くの病院にも、10人ほどが搬送されているようですが、救急車の音は聞こえてきませんでした。
三宮で働いている夫は、別の電車を利用しています。念のために電話で無事を確認しました。義父母も息子ふたりも私も在宅していました。
死者がどんどん増えているようで、本当に映像を見ただけで、そのひどさがわかります。
被害者・ご遺族の方に慰めがありますように、お祈りいたします。また、私のことを心配してくださってありがとうございました。

PTAのありかた

春という季節は好きですが、4月半ばになると、今でも憂うつな思い出がよみがえります。
それは、この時期が、学校のPTA役員決めのある時期だからです。

実は私はアメリカやタイにいたときも、そして帰国後も、ほとんどPTAに関わっていました。自分から申し出たときも、くじ運が悪かったときもありましたが、専業主婦である私は、やれる人がやるべきことだと思って、そうしていました。
下の息子が高校在学中3年間は、PTA執行部にいました。1年生の母親がいきなり執行部というのは珍しいのですが、予定していた人が急にできなくなり、代わりに副会長になってほしいと電話がかかってきたのが、息子の合格発表の数日後だったのです。
PTAは総会から総会までが1年なので、卒業直後も含めて4回、クラス役員決めの光景を見てきたわけです。

入学式の後、何も知らない保護者がクラスに集まったところを、どっと乱入する。「今日中にこのクラスから役員をふたり出していただきたいのです。」 決まるまでこの部屋から一人たりとも出すものか、という気迫で有志を募るも、たいてい申し出る人は皆無。結局くじびきになります。2年と3年は別途くじびき会場を設けて、公平にくじびきします。
それから、くじにあたった方を説得するのですが、「私はフルタイムで働いているので、会議があっても絶対に出られない。一回たりとも、です」と怒鳴られたり、泣かれたり。
「とにかく、くじに当たられたのだから、やっていただきます。1年に一回だけでも出ていただければいいのですが、出る出ないはそちらの自由におまかせしますから」と、最後には言うしかありません。いったい私たちはなぜ怒られなければならないのだろう、何をやっているのだろうと、みじめな気持ちで痛む胃を抱えながら受話器を置くことになるのです。

相互リンクをしている「Crystal Cafe」のくりすさんが、日記にPTA役員決めに関して、フルタイムで仕事をしていらっしゃる母親の立場で、こう書いておられます。
「私が腹が立つのは、なかなか理解などしてくれないお母様方へではなく、6年間に一度はしないといけない、というルールそのものです。
フルタイムで働く母親が、役員の集まりで会社を休んだり早退をする。 職場の上司や同僚に気を遣い、下手をすると場合によってはリストラや くびになる、というのもきっと現実だと思うんですよ。
……現代社会の現実と昔ながらの学校側の体質が合ってないと思います。」

私はこの文章を読んで、自分もPTAをしながら同じ疑問を抱いていたことを思い出しました。
今の日本は、いまだに女性が家庭にいることを前提として、社会のシステムが動いている。うちの近所のゴミ出し当番などもそのひとつなのですが、そのシステムの最たるものがPTAなのだと。
高校生の母親ともなると、私のような専業主婦を探すほうがむずかしいのです。みんな働いています。そうでなければ、自宅に介護の必要な年寄りがいます。
その中から、クラス役員になって、年に4、5回バスに乗って往復一時間かけて学校に来て、数時間を割いてもいいよと言ってくれる人を数十人探し出すのは、不可能なのです。
PTAに関わっているとき、私は冗談で、「PTA代行業って始めたら、流行ると思わない? 役員になったけど、どうしても出られない保護者になりすまして、プロの代行業者が出席するの」と言ったことがあります。出席者全員、子どもたちとは何の関係もない代行業者であったりしたら、笑えます。

PTAが不必要だと言っているのではありません。
私の知っている限りでは年間1000万を越える予算を扱わなければならないPTA。責任も使命もあります。子どもたちの部活動や図書などの備品を充実させる大切な役目もありますし、教師や生徒たちの支援のために、すべきことは山ほどあるのです(しばしば、会議のための会議みたいな不必要なこともたくさんありますが)。しかしそれを、一部の人の善意と犠牲と半強制的な押し付けによって運営する時代では、もうないということです。

また、PTAというのは毎年人がごっそり入れ替わります。毎年、同じようなところでつまづき、あたふたします。その結果として、過去に先輩たちが試行錯誤のすえに残したマニュアルどおりにやるのが一番効率的ということになり、新しさの全然ない、魅力のない作業になりかねません。

子どもの卒業とともにようやくPTA生活から縁が切れた私が、あくまでも無責任に提唱したいのは、地域拡充型のPTAと、役員の有給化です。
現役の保護者、卒業生OBまたはその保護者、地域の住民、そして現場の教師の四者からなる機関を設立する(いわゆるPTCA)。教師以外はすべて、PTA予算の中からパートの時給程度の賃金を保証する。そうすることで参加できるようになる人がいるかもしれません。
また、毎年入れ替えになる従来の執行部と違って、同じ人が長く担当することによって、五年、十年単位の視野を持った、効率的で実りあるPTAのあり方を示していけると思うのです。
最大の問題は、数百万程度の賃金をあらたにどう捻出するかと、プロ集団化した一部の人が、PTAを私物化する場合の弊害です。
とにかく早くなんらかの対策を打たないと、PTAが崩壊する時期はもうすぐ来てしまいます。

2005年4月15日

専業主婦

私は、専業主婦です。
結婚前に2年、コンピュータ関係のお勤めをしましたが、結婚以来、フルタイムにもパートにも出たことがないというのも、近頃稀有な存在ではないでしょうか。
夫になる人に、「結婚したら勤めは辞めて家庭に入れ」と言われたことが、ひとつあります。また通算8年間の海外生活をしたことも理由ですが、最大の理由は生来のなまけものだったことでしょう。
のんびり生きるのが好きなのです。専業主婦が性に合っているかどうかはわかりませんが(家事はてんでダメですから)、今までの自分の人生を気に入っています。

ところが一方では、お金を稼いでいないという負い目も、自分の中にはずっとあったのです。夫の定年が迫ってくる中、これでよかったのかなと思う気持ちも次第につのってきました。
最後のチャンスと思って、先日履歴書を出し、試験を受けました。結果は、不合格でした。
子どもが小さい頃2年ほどやっていた同じ在宅ワークの仕事だったので、絶対に自信がありました。やはり45歳を過ぎると、年齢的にも頭脳的にもダメなのかと、かなりショックを受けました。

実は3年前、とある資格試験に落ちたことのひとつの反動として、サイト運営を考え始めた経緯があります。もしあのとき、合格して資格を取って働いていたら、不器用な私のことですから、これほど小説をいくつも書けなかったでしょうし、サイト運営とお勤めは両立できなかったでしょう。
今回も不合格でよかったのかもしれません。どの道を進んでも、それを神の与えてくださった道と信じて、その中で自分らしく生きたい。こうして、ゆとりを持って、好きな小説を書ける毎日は幸せです。
でも、やっぱり不合格になったのは悔しいと思う気持ちも、まだくすぶっているのです。

2005年4月11日

ドレスデン国立美術館展

きのうの日曜は、HAT神戸にある兵庫県立美術館へ、「ドレスデン国立美術館展」を見に行ってきました。震災復興10周年記念事業の一環として、また「日本におけるドイツ年2005/2006」のプロジェクトとして、東京に先駆けての展示です。ドイツ好きの私には見逃せないイベントでした。

県立美術館のサイトはこちら

展示はまず、マイスターの本場らしく、集光器や四分儀などの科学用具から始まっています。
そして、展示を通じてのテーマは、「ドイツにおける模倣文化」であるように思えました。
伊万里に魅せられた王の命令のもとで、マイセンの磁器が生まれたのは有名な話ですが、戦争相手であるトルコの建築・衣装や、イタリア芸術・フランス王宮文化の流行も取り入れたりしています。
また、中国・日本風の陶磁器や漆器の制作、絵画においてはレンブラントの模倣から始まってドイツロマン主義に至るまでの過程が、オリジナルとの対比を通して理解しやすいように展示されていました。
王政の権力のもとに、東西のあらゆる文化が集められ、交じり合い、やがてオリジナルを越えて独自のものにまで高められていく。同じく優秀なコピー文化を持っている日本人にとっては、なるほどと親近感の湧く内容でした。
目玉は、フェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」とレンブラントの「ガニュメデスの誘拐」。月や夕陽や冬の景色を、光と影の対比を使って印象的に描いたロマン主義の風景画も見逃せません。
後半の絵画部門に見どころが多いので、時間の限られている方は、前半の道具部門にあまり時間をかけすぎないほうがよいでしょう(実は私がそうだった)。
東京でも6月から公開されるので、興味のある方はぜひ。