2006年4月26日

「夜叉往来」完結しました

「夜叉往来」、やっと今日エンドマークを打つことができました。
くわしくはあとがきに書きましたが、ここでもあらためて謝辞を。

本当に完結まで長くお待たせしました。これほど毎回忸怩たる思いで更新した小説もありませんでした。自分の筆力不足を感じつつ、それでも今の自分にできるかぎり、精いっぱい書かせていただいたつもりです。
みなさまの励ましのメールや書き込みがどれだけ力になったかわかりません。本当にありがとうございました。
どうしても書けないときは、こっそり相互リンク先さまのサイトに行って小説を拝読し、そのパワーを分けていただいたこともあります。特に私が「夜叉往来」を書くにあたって目標としていた、ベノさんの怪異ものや朧豆腐さんの歴史ものにはお世話になりました。

本編は完結しましたが、最後に、ミルキーさんが四周年でリクエストしてくださった「統馬と詩乃のラブラブな一日」(笑)を「おまけエピソード」としてアップします。
この「おまけ」は、アンケートに答えてくださった方だけがパスワードがわかる仕組みにしています(せこいと思われる方もおられるでしょうが、こういうのを一度やってみたかったのです。おゆるしくださいね)。
このためのアンケートは、「スノーマテリア」さんのアンケート用CGI「PIGWI」を使わせていただき、パスワード認証方法は、「役に立つJAVAスクリプト&HTML」を参考にしました。

さて、長編がひとつ終わり、このサイトの方向性もあらためて考える時期に来たようです。
今年後半は、「新ティトス戦記」の連載開始、「セフィロトの樹の下で第二部」と、「ギャラクシー」「魔王ゼファー」「EWEN3」の不定期連載をすでに目標に掲げていますが、そのほかに一度やってみたいと思っているのは、「携帯用小説」です。
携帯の小さな画面用に各ページの分量を小さくし、文章も短く、肩ひじ張らず気軽に読めるような小説を新しく書き下ろしたい、と漠然と構想を練っています。
しかし、問題がひとつ。私は携帯を持っていない……(笑)。果たしてどうなりますことか。

みなさまのご希望についても、アンケートの結果をおおいに参考にさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

2006年4月24日

12歳の文学賞

今は一般公募の文学賞というものを多くみかけますが、小学生限定の文学賞があるということを、今頃になってようやく知りました。
「小学○年生」という雑誌でおなじみの小学館が、3月に「第一回12歳の文学賞」という小学生限定の文学賞を創設したそうです。 インフォメーションはこちら
恋愛もの、時代もの、SF、ミステリーなど、テーマ・ジャンルは自由。400字詰め原稿用紙で5枚(2000字)以上、パソコンで印字することが条件です。しめきりは今年の9月30日。
「12歳だからこそ書ける小説がある!」とコピーにはあります。
確かに、そうなのでしょう。ですが、私たちの小さい頃には、小学生が小説を書いて応募するなどということは考えられませんでした。

小学生が小説を書く時代になったその背景には、パソコンの普及があると思います。かなり難しい漢字さえもパソコンを駆使すれば簡単に書けるようになり、見た目にもりっぱな作品として通用する。ホームページやブログを小学生も手軽に作れるようになり、発表の場が与えられ、積極的に創作に励む子どもたちが増えたこともあるでしょう。
また、携帯小説というジャンルが生まれ、比較的短い文章の、平易な話し言葉で書かれた小説に人気が集まっていること。
若い感性がもてはやされる時代に、低年齢のうちから将来性のある作家を発掘して育てたいという出版界の思惑もあるような気がします。

私はと言えば、小説を書き始めたのは14歳のときです。自分の身近な中学校を舞台にした小説や、外国を舞台にした探偵ものを、鉛筆で自由帳に書いていました。そうやって文字を書き連ね続けた十数冊の大学ノートは、今でも大切に持っていますが、あまりの字の稚拙さにとても読み返せたものではありません。
結婚・子育ての忙しさにまぎれて、創作は何度も中断しましたが、わずか数年前まで、自分の書いたものを人に見せるなどということは思いつきもしませんでした。
それがこうやって小説サイトという場を与えられ、不特定多数の皆様に読んでいただけるなどとは、あの頃の14歳の私には想像もできなかったでしょう。
そんな私から見れば、小学生の頃から発表の場が与えられる、書くことに意味を見出せるというのはすばらしいことです。
果たして、どんなテーマを持った小説が出てくるのか、楽しみに待ちたいと思います。12歳の子に完敗したということのないように、私もがんばらなければ。

2006年4月19日

食への心くばり

脳梗塞・大腸ガン・認知症・高尿酸値・子宮筋腫・貧血・骨粗鬆症予備軍。
うちの家族全員の病名(病名じゃないのもありますが)をざっと並べてみました。
さすがに80歳台、70歳台、50歳台、40歳台の中高年が4人もそろうと、なかなか病名も壮観です。ちなみに最後の3つは私。20歳台のわが息子たちも、いつまでも若いわけではありません。高齢化社会の縮図を見る思いです。

……などと暢気なことを言ってはいられません。家族の病名を見ると、6人の食事を一手に担う主婦である私のせいなのだろうなと痛感しています。
子どもに合わせて、ボリュームの多い肉中心の食卓になっていました。バランスの取れたメニューを作ったつもりでも、やはり焼肉や唐揚げなどの肉料理から箸が伸びていく。
でも、去年の舅の手術と私のダイエットを境に、遅まきながら食生活を変えようと努力し始めました。
魚と季節の野菜を中心の献立。豆乳を飲み、大豆を常備菜とする。主食は発芽玄米やあわやきび、アマランサスなどのいわゆる「八穀」を混ぜたり、パンも全粒粉やライ麦入りに切り替える。

しかも、骨密度を測定して低いことがわかった私は、カルシウムを摂取するとともに、ビタミンK2をとるために納豆を毎日食べなさいと医者に勧められました。
この納豆というのが、関西人の私にはつらい。死ぬ思いで試しているうちに、美味しい納豆を見つけました。「しそのりだれ納豆」です。これなら特有の臭みも全然感じずにおいしくいただけます。
そして肝心のカルシウムを摂るために、毎日牛乳やヨーグルトやチーズをせっせと食べていた私ですが、ぶっとぶような恐ろしい本を読んでしまいました。
「病気にならない生き方・ミラクル・エンザイムが寿命を決める」 (新谷弘実著、サンマーク出版)です。
胃腸専門の外科医の著者がおもに胃腸の健康という側面から生活全般についてアドバイスしているのですが、その内容がすごいです。

・牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品はアレルギーや骨粗鬆症の元になる
・マーガリンやショートニングの植物油脂ほど身体に悪いものはない。
・タンニン酸を多く含む日本茶・中国茶・コーヒー・紅茶は胃がんになりやすい。

と、ことごとく常識をくつがえすようなことばかり。
身体のためにミネラル水を大量に飲み、新鮮な果物をできれば三食の食前に取り、献立は魚と野菜と精製しない米を中心にし、油を摂らないようにと、この本は勧めています。カルシウムは小魚や海草で摂取するのがよいそうです。

牛乳を飲むとよくないというのは、小さい子どもを持つお母さん方のあいだで数年前から言い交わされていたことですが、まさかここまで悪者あつかいされているとは思いませんでした。そういえば数日前に牛乳の消費量が落ち込んでいるという報道がありましたっけ。若い人ほど牛乳ばなれが進んでいるようです。
上記の本によれば、日本の牛乳の殺菌処理法は130度以上の「超高温短時間殺菌」がほとんどで、諸外国の72度以上の「高温短時間殺菌」に比べて高いそうです。これでは栄養は熱で変異して失われてしまうというのです。
それでも牛乳を飲みたいなら62度以上で処理した「低温殺菌」のものを選びなさいと著者は言っていますが、「低温殺菌牛乳」は賞味期限が短く、近くのスーパーでは種類も入荷量もすくないのが実情です。せめて72度以上の「高温短時間殺菌法」がもっと普及してくれるとよいのですが。

今は、健康に関する情報に大きな関心が持たれ、テレビ番組などで紹介された食品が、あっというまに次の日売り切れになる時代です。からだに良いといわれるものを全部食べていたら、それこそ膨大な量を食べなければならなくなるでしょうし、反対に身体に悪いといわれるものを全部除いていたら、食べるものがなくなるでしょう。
これらの情報をすべてを鵜呑みにするわけではなく、無理なく取り入れられるものだけ取り入れればよいと思っています。私は牛乳もコーヒーも大好きなので、やめるつもりはありません。神経質になりすぎず、おいしいと感じて食べることが、健康に一番よいことであるはず。

ダイエットを始めて一番よかったと思うのは、朝起きてすぐ「おなかがすいた。朝食が楽しみだな」と思えるようになったことです。若い頃は朝起きぬけに食欲などありませんでしたから、これは幸せなこと。
食べることに今までよりちょっとずつ気をつけながら、食事を楽しめる生活を送れたら素晴らしいなと思います。

2006年4月 9日

やっぱり桜はいい

関西では今年、春の声を聞いてから寒い日が多く、桜の開花が遅かったのです。
で、この週末にまるで合わせたようにちょうど満開。阪神間の桜の名所のひとつ・夙川は晴天に恵まれ、これ以上ないというくらいのお花見びよりでした。
夙川のせまい両岸は、まるで大阪の繁華街と見まごうかのように、すれ違うのも大変な人出となりました。
今日は夙川べりを苦楽園駅まで歩き、そこから満池谷に至る、毎年と同じコースを散策してきました。もちろん苦楽園駅前のローゲンマイヤーでライ麦パンを買うことも忘れません。
Pさん、ディーターと円香はいつもこんなコースを散歩しているのですよ。

夙川  夙川

夙川  shukugawa11.jpg

今日は暑いほどだったので、川に入って水遊びをしている子どもたちもいました。
つくづく思ったのですが、このあたりは本当に外国人が多い。今日夙川べりで10メートルごとに1組は外国人グループがいたのでないでしょうか。日本に住む外国人はこういう種類のイベントが大好きなのかも。

2006年4月 6日

クリンちゃん登場も間近?

掃除が苦手です。
すっきり綺麗になったときの爽快感は好きなのですが、動き始めるまでの億劫さがイヤ。特に冬や春先は綿くず・糸くずや砂埃が多くて、毎日掃除機をかけないといけないのです。それに掃除道具を片付けたとたんに必ずまたゴミを発見するし! シーシュポスの岩みたいに、やってもやってもエンドレス。
短編「楽しいわが家」は、そんな私の、掃除に対する怨念(笑)が凝縮されているので、よかったらお読みになってみてください。
それに、今第二部を連載しているSF「セフィロトの樹の下で」に出てくる、クリーナーロボットのクリンちゃんも、私の夢を描いたものでした。私の生きているあいだには実現しないだろうなとは思っていますが。

……と思ったら、「全自動掃除ロボ」なるものは、もうすでに発売されているのですね。
今回は、自分が使っていないので「おすすめ」というのはおかしいのですが、アマゾンで写真を見て笑ってしまったので、紹介してみます。


i Robot i Robot 全自動掃除機

「宇宙探査や無人偵察で培われたロボット技術により、まるで見えているかのようにゴミや障害物を探知。さらに、稼働後は自動的に充電用ホームベースへ戻る」
説明にはそう書いてありますが、まさにクリンちゃん! これで「今日も一日がんばりましょ」と言ってくれれば最高です。
ダストセンサーがついている、ローリングブラシでカーペットもキレイになる、狭いスペースにももぐりこめる、という謳い文句ですが、やはり丸いだけあって四角い部屋を丸く掃くらしく、四隅は苦手なようです。
お値段は、聞いてぶっとぶような価格。でも、ほしいなあ。アメリカ製。


ロボモップ

フローリング用お掃除ロボット 新型ロボモップ

こちらは、ノルウェー生まれのかわいいロボモくん。ドーナツ状の本体の底にダストシートを取り付け、自動的に進路を変えながら、フローリングの床を拭き掃除してくれるそうです。充電式。12畳を掃除するのに30分かかりますが、タイマー付きなので出かけている間に予約しておくとよいでしょう。ペットの毛などの細かいゴミも取れるそうですが、方向転換のときに床に傷がつくなどの欠点もあるらしく。
5000円という価格の安さでは、しかたないかもしれません。

時代は思ったより早く進んでいるようで、これならば22世紀を待たずに各家庭にクリンちゃんは登場するかもしれませんね。
でも私なら、こういうお掃除ロボが動いていると、ずっと後をついて回りそうで、結局時間の節約にはならないだろうなあ。

*いつもうちのリンクから、アマゾンを利用してくださってありがとうございます。
3月末で四半期が終わり、今回はどうやらギフト券がいただけそうです(紹介料が1500円以上になってようやく、ギフト券の形でいただけるのですね)。それもこれも、みなさまが手数を惜しまず、ここから注文をしてくださったおかげです。
皆様からの贈り物として大事に、資料本購入などのサイト運営に役立つ形で使わせていただきたいと思っています。

2006年4月 5日

通常営業です

ブログの書き込みができなかったため、報告もままなりませんでしが、ようやく昨日から書き込み可能になり、通常営業再開です。
サーバーさんのクリーンインストール・ディスク交換などの作業が大幅に予定を超えて、29日から丸二日、本館・ブログともにご覧になれませんでした。

私自身、掲示板もリンクページもメールもなにもない二日間は長い二日間でした。知人の告別式に出席したり、ここぞとばかりに「FFXII」にのめりこんだり(笑)、それなりに忙しくはしていたのですが、身体の一部が眠っているような、どこか落ち着かなさがありました。
4年間続けてきたサイト運営は、もはや私の人生にしっかり根をおろした私の一部であることを、あらためて思い知らされました。

ただし、それと同時に思ったことは、サイト運営以外の自分の生活というものも、おろそかにすべきではない、という当たり前のことでした。
この4年間、けっこうおろそかにしてきたかもしれません。小説以外のことはほったらかしてしまうこともしばしば。どこへ行くのも何をするのも、小説の資料集めになるから、という視点でものごとを見ていました。
書くこと以外の部分をゼイ肉みたいにごっそりそぎ落としていました。毎日が楽しく、充実してはいます。でも、それでは自分がすりきれる一方だと感じていたことも事実なのです。
まっしぐらに目的地に向かうだけの人生よりも、アソビやムダな部分の多い人生、回り道の多い効率の悪い人生ってすてきだと思います。
具体的に、何をしようというわけではありません。きっとこれからもサイト運営は私のライフワークであり続けるでしょう。でも、それ以外の部分も豊かな自分でいたい。そうすれば拙いながらも、少しでも豊かな小説が書けるのではないかと思います。

というわけで、あらためてサイト運営に対する決意表明でした。
これからもABOUNDING GRACEをよろしくお願いします。

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