2007年1月31日

疲れました

昨日の朝から続いていたサーバーメンテナンスは、夜にはもう終わって、どうにか昨日中にアップロードを終えることができました。いつも来てくださる皆さま、検索サイトなどからいらした方々には、ご迷惑をおかけしました。

こういうことが起こるたびに、つくづく思うのが、自前のCGIにこれほどこだわる必要あるのかな、ということ。
ふつうのHTMLに比べて、CGIはパーミッションなどの設定がとてもややこしい。カウンターやメール類は比較的簡単なのですが、ブログなんかは、いっそレンタルしたほうが楽ではないかい? と毎回思います。
それに、今回のような大がかりなサーバーメンテナンスになると、自分のサイトに置いてあるものは全部消えてしまう。生存報告のためにも、せめてブログだけでも別スペースに置いたほうがいいのかな、なんて考えてしまいます。ミラーサイトブログを作るという手もあるのですが...めんどい。

レンタルにももちろん欠点があって、掲示板だと、レンタルサイト閉鎖やトラブルで突然使えなくなったり(前の掲示板がそうでした)、一定期間書き込みがないと消えてしまったり、特に、過去ログがバックアップできないのは困る。ブログだと時間帯によっては混雑して入りにくいということもあるようです。
うーむ。ほんとに一長一短ですね。

などと思っていたら、とってもいいレンタルブログを見つけて作ってしまいました。
それがBIGLOBEのウェブリブログ。Movable Type3をインポートできるということで、過去の記事全部を5分もかからずに移すことができました。いやあ、楽チン。
コメントとトラックバックだけは、ご本人のご同意を得ていませんので、移動せずすべて削除しました。
当分は、ふたつのブログ体制でいきたいと思っています。

ところで、ゆうべの復旧中に、間違って推敲中の小説をアップしてしまい、そのまま数時間全然気づきませんでした。アホです。気づいたときはどっと冷や汗かきました。
昨日の夜7?9時あたり、セフィロト2の第3章「柔らかな迷路」5話分(書きかけも含む)を読んだ方、いらっしゃるでしょうか。目次からはリンクしていなかったので、きっと大丈夫だとは思うのですが。
いらっしゃったら、きれいに忘れてくださいね(笑)。
その五回分は、もう少し書き足してから推敲に入りますので、たぶん2日か3日ほどで集中連載スタートできると思います。
ケータイ小説の「インビジブル・ラブ」も第5話まできています。1ページが短いので微々たる進行具合ですが、ときどき覗いてみてくださいね。

2007年1月26日

満足でがんす

今頃になって、やっと念願の「武士の一分」を見てきました。去年の10月から騒いでいたのに……。
原作に流れている、人の思いに耳をすませるような情感は、残念ながらなかったものの、短い原作に肉付けされた箇所もなかなか面白く、映像もきれいでした。「……でがんす」という庄内弁も味があって、やはり方言はいいですね。
館内はシニアのカップルが多く、ほのぼのとしたムードに包まれていました。

ところで、上映前の予告編で、私の目を釘付けにしたのは、なんとペンギン(笑)。
「ハッピーフィート」というCGアニメで、キモカワゆいペンギンたちが歌いまくり、ダンスしまくっていました。
3月公開だそうです。これも、見に行くべきだろうか…。悩みます。

2007年1月25日

携帯サイト再始動

「ABOUNDING GRACE」の姉妹携帯サイト「ぽけっと・ぐれいす」が、ようやく再始動しました。6月に開設以来、わずか数ヶ月で放置状態だったわけでして、自分の三日坊主の性格をあらためて反省するとともに、これではストレスがたまらないはずだと感心したり(笑)。
実はもう半分やる気をなくしていて、アフィリエイトも全部解約して、いつでも撤退できるように準備をしていたのです。
ところが、昨年末から本家「ABOUNDING GRACE」の小説執筆のほうがスランプに陥ってしまいました。更新するストックがナッシングという崖っぷちに来て、逆にこちらが私の意識の中で浮上してきたのです。人間、ころんで倒れたときに別の道を見つけることもあるものだ(おい)。
で、予告を出したきりで放置状態だったファイルを埃を払って引っ張り出してきて、修正を加え、これを思い切って出してみようということになったのでした。

新作のタイトルは「インビジブル・ラブ」と言いまして、何者かに殺害された結婚詐欺師、水主淳平が幽霊となり、事件の捜査担当の超ドジな刑事、小潟愛海を見るに見かねて助けているうちに、ふたりは恋に落ちる……という他愛のない筋立てです。

このストーリーを思いついたのは「夜叉往来」よりもずっと昔で、本当はいつか本サイトのほうで連載できたらいいなと思っていたものでした。
しかし、その矢先にこれとそっくりな小説(ウェブ小説ではなく出版書籍のほうで)を見つけてしまったんですね。まあ、それだけ新鮮味のない設定というわけです。しかも決めゼリフまでそっくりだったために、これを出せば明らかに「二番煎じ」と言われるな……といったんは諦めてしまったのです。

今回それを再び出すにあたって、似ているところは割り切ってそのままにし、決めゼリフは思い切って捨て、いろいろと新しい設定を付け加えました。うちの長編でおなじみのキャラもゲスト出演していますので、お楽しみに。
ジャンルは、現代ラブコメ。でも全体の雰囲気としては「セフィロト」のように、女性が素敵な男性に朝から晩までかしずかれる癒し系小説(笑)、という感じでしょうか。
月水金の週三回連載、ABOUNDING GRACEの連載がスタートすれば、当分は週二回連載という形にしたいと思います。

でも、三日坊主の私のことだから、きっと途中でザセツします(笑)。そのときは、みなさまの励ましの感想ジャブ攻撃をよろしくお願いいたします。
またランキングにも参加しておりますので、気に入ったら、ぽちしてやってください(ただし、携帯からでないとカウントされないそうです)

「ぽけっと・ぐれいす」は http://butapenn.pinky.ne.jp/
(注: 2007年12月に http://ketai.butapenn.com/
 に移転しました)

2007年1月22日

著作権のはなし

さっそくですが、「ペンギン祭」を「ペンギンフェスタ」と改名しました。
「祭」というと、どうも北島のサブちゃんを思い出していけねえや、というわけでもないのですが、「penguinペングィン」が外来語なので、それに合わせるという意味もあります。「フェスティバル」というとちょっと長いので、「フェスタ」。略して「ペンフェス」と呼んでください(略す必要ありませんね)。

第48代我輩さんが「文章固い」とおっしゃってくれたので、企画書の文章もやや簡潔にしてみました。テーマにとらえどころがないので難しいかもしれませんが、企画書の中にも書いたとおり、風や町の風景でも自然や環境だと捉えてくださればよいと思います。日常の人間のしがらみから視線を上げて、ふっと広がりを感じるような作品をお寄せください(ありゃ、よけい難しいかも)。
ぼちぼちと参加表明してくださる方がいらっしゃるので感謝です。ぜひぜひみなさんで楽しめるイベントに盛り上げていきたいです。

「吾輩はねこまつり」の共同主催者でもあり、その豊富で広範な知識で当サイトにいつもアドバイスをくださっている第48代我輩さん(とその悪友たち)ですが、ご自分の文章サイト「よいこのためのアジト」で、著作権についての考察を載せておられます。
そして、著作権の保護期間を現行の50年から70年に延長しようとする動きに反対の立場で呼びかけています。

「著作権はだれのため」はこちら

著作権が保護される期間を、著作者の死後70年に延長する動きが、アメリカ政府や一部の権利者団体の働きかけで行なわれているそうです。
これが実現すれば、作者の死後70年間は、その作品を無料で鑑賞することも、その作品を自由に上演・演奏することも、翻訳・二次創作を自由に行なうこともできなくなると言います。「青空文庫」が中心となって、今反対署名運動を始めています。

noextension.png  「青空文庫」の署名サイト

第48代我輩さんのコラムを読んで、あまり考えたことのない「著作権」について深く考えると同時に、インターネットにおける著作権というものに関して、小説サイトマスターとしてかなりの衝撃を受ける一文に出会いました。以下一部を引用します。

例えば、インターネットの普及によって、ここ数年、雨後の筍のように急速に増えた小説サイトだが、その殆どは「著作権」をあからさまに主張し、しかも「無断転載不可」とさえ表示している。「無断転載不可」の危険を十分に認識しないままに、ただただ自作が盗作でない事を主張したいが故に。そこに、己の死後に対する但し書きなど一切無い。
 一体、ネットであろうが何であろうが個人の手による全ての作品には著作権というものが存在する。それを己のサイトで再び主張している以上、仮に彼ないし彼女が(不慮の事故などで)死んだとしたら、死後の50年は、相続権者の許可なしにコンテンツを公開する事が厳しく禁止されるのである。わざわざ無料で公開し、読者が増える事を切望している筈であるにも関わらずである。しかも、多くのサイト運営者が、家族にサイトの存在を知らせていないにもかかわらずである。本人の死後は、相続権者である家族以外に作品を公表する権利は無い。ということは、ネット小説の多くが永遠に全て埋もれてしまう事を意味する。そればかりか、類似の作品を他の誰かが書く事すら法律で禁止されるのである。作者の死後に、その作品ばかりか類似の作品が世に現れる事を禁止する法律。それが現行の著作権法であり、その事実を考慮せずに無条件に無断転載禁止とする行為は、文芸に対する背任行為と言わざるを得ない。
「あらゆる作品は、それが多くの人の目に触れる事を自ら望む」
それが文芸の筈である。ネット小説も例外ではない。

このあとにも、かなり過激な意見(笑)をお書きなので、興味のある小説サイトマスターはぜひご覧ください。
深い考えなどなにもなく、サイトのあちこちに、
Copyright (c) BUTAPENN.All rights reserved.
と書いていましたが、私が主張している「すべての権利」とは、自分の書いた文章を、無断転載禁止、二次創作禁止とするばかりでなく、死後の公開まで一切禁止とうたっているものだと知りました。
私が著作権を通して主張したい権利とは、「ABOUNDING GRACEというのはBUTAPENNが運営しているサイトであり、そこに掲載している作品は(いただきものや素材を除いて)BUTAPENNの作品である」ということだけなのです。

私の作品が、私の死後も残るほど価値のあるものだとは考えていません。それでも、何かの拍子に何十年後にも読みつがれて残っていれば、それは最高に喜ばしいことです。
極端な話、もし誰かが私の文章をまるごとコピーして「作者・BUTAPENN」「ABOUNDING GRACEから転載」と明記して自分のサイトに掲載してくれるのであれば、それは私の望むところだということなのです(そんなモノ好きな人はいないと思いますけど)。
ことばにして主張するのはちょっと勇気がいりますが、
「私の作品に関しては転載してくださっても、頒布してくださっても、許可なしに自由に二次創作やイラストを書いてくださってもかまいません。ただし、私の名前あるいはサイト名を必ず明記してください」

こういう主張をする人たちは、私だけではないことを知りました。
ネット検索をしているうちに、「クリエイティブ・コモンズ」のバナーを張っているサイトをあちこちで見かけたのです。

「クリエイティブ・コモンズ」は、自分の主張したい権利だけを選び、表明する手助けをしてくれるサイトで、申込・承認などの手続きは一切なく、しかも無料で参加することができます。
私の主張したいことは、「著作者のクレジット表示」と「非営利」のふたつなので、このようなページができました。

もっと著作権についての知識が深まれば、また変更することも考えられますが、当サイトは今のところはこういう方針で行きたいと思っています。
インターネットというのは、そういう自由な文化であるべきだと思うのです。

2007年1月18日

五周年ありがとうございます

やれやれ、納豆を買うのに朝からスーパーに行かなければならないのですね。
原因はテレビで紹介された「納豆ダイエット」のせい。まさか納豆嫌いの関西人にまでブームが及ぶとは思いませんでした。今週に入ってから連日、納豆売り場の棚はからっぽの状態が続いています。ううむ、「あるある大辞典」の威力おそるべし。
痩せるためだけに一日2パックの納豆を食べ続けるなんて、いずれ飽きると思うのですがねえ。私は婦人科の医者から納豆を食べると貧血にいいよとアドバイスされているので、できれば買いたいのですが、ま、いいか。レバー食べよっと。

なんだかんだでごたごたして、昼近くになってしまったのですが、五周年のお礼のページを設けました。
改めまして、みなさま、サイト五周年ほんとうにありがとうございます。
予告したとおり、特別なことは何もできなくてゲストブックを特設しただけなのですが、よろしければひとことをお願いいたします。みなさまのおことばを胸に刻んで、これからのサイト運営の励みにしたいのです。

また、ついでというのも変ですが、ふたつの企画を合わせて載せました。
ひとつは、この夏に開催する予定の「ペンギン祭2007」の趣意書。
「地球・環境・自然」をテーマにした、オンライン作品の盛大なイベントにしたいと願っています。今までBUTAPENNと交流のなかった方でも大歓迎ですので、お友だちを誘ってぜひ参加してください。
今から半年あるので、じっくりネタを仕込んでくださいますようにお願いします。ちなみにBUTAPENNもまだな?んにも考えてません(笑)。

もうひとつは、今日「新ティトス戦記」の第一部が完結しました。ストーリー的にはちょっとややこしいことになっておりますが、主人公たち四人のわだかまりもふっきれて、真のチームワークを見せるのはこれからです。恋愛模様もからめて、第二部は進行していきたいと思っています。
そこで、「第一部完結アンケート」を設置しました。みなさんに一番お聞きしたいことは、「誰と誰がくっついたらいいでしょうか?」。
特にエリアルが誰と結ばれるか、まったく決めずにスタートしています。今のところ、ジュスタンはレイアが好きで、エリアルはジュスタンが好き、そしてラディクはエリアルが好き……と矢印はすべて一方通行を示していますが、みなさまの票やコメントによって、これからの展開を考えていきます。
第二部はまだ一行も書き始めていないので、一ヶ月またはもうちょっとお休みをいただいて、執筆に励みたいと思います。

昨年末から「小説が書けない!」とわめいておりましたが、少しずつ書けるようになって、今は「セフィロト第二部」をしこしこ進めていますので、二月からの更新がゼロという事態は避けられそうです。
小説を書けるということ。これは決して自分ひとりの力ではなかったんだなあと、しみじみ感じました。神様が私に与えてくださった喜びなんだということがわかりました。
みなさんのひとこと、または掲示板の書き込みに癒されております。トップの「更新希望アンケート」の票の動きも楽しみです。

これからも当サイトをよろしくお願いいたします!

2007年1月17日

自動更新が止まらない

私はWindows XPというOSを使っているのですが、去年の11月ごろから奇妙な現象に悩まされ始めました(なんだか、怪談の導入みたいだな)。
Windows Updateが提供するセキュリティプログラムの自動更新が止まらないのです。自動更新をOnに設定しておくと、コンピュータを終了するときに、「電源を切る」ボタンに紋章のようなマークがつきます。これが自動更新を始めるという合図なのですが、このマークが毎日ついているのです。
Microsoftの「Windows Update」のホームページへ行って更新履歴を見ると、毎回同じ更新プログラムのインストールが成功している。けれど次の日になるとまた同じプログラムの更新が始まるのです。

それと時を同じくして、Cドライブを覗くとわけのわからんフォルダがいっぱい出来ていることに気づきました。フォルダ名が長い英数字のラレツになっていて、中に入っているのは必ず、「msxml4-KB927978-enu.log」という名前のファイル一個だけ。これが毎日作成されているようなのです。

ゆうべ、あちこち検索して、ようやく2ちゃんねるの掲示板から解決法を見つけました。
原因は、「KB927978」というセキュリティ更新プログラム がうまくいっていなかったこと。そして、そのために毎日パッチを当てようとして失敗しているようなのです。

解決法とは、

コントロールパネル → プログラムの追加と削除 → 「MSXML 4.0 SP2 KB927978」という名前のプログラムをさくっと削除する。 → あらためて 同じプログラムをWindows Updateで手動インストールする。

というものです。Cドライブにいっぱい貯まっていた、長い英数字の名前のフォルダはすべて自分で削除しました(他の重要なフォルダは間違って削除しないように。フォルダの中に上記のファイルが一個だけ入っているものがそれです)。
これをしてからまだ一日しか経ちませんが、自動更新もなく、変なフォルダも新しく作られていないようです。
私以外にもお困りの人がいるならば、一度お試しください。

しかし、この手のややこしい混乱はなんとかならないものでしょうか。
MicrosoftのOSにおける占有状態は、やや解消されつつあるようですが、それでも市場の大半を占めていることは確か。
この30日には、新バージョン「Windows Vista」が発売されるそうですが(そうなると今度は98のサポートが終了するんでしょうか?)、今度こそ、こんなふうにいちいち手当てをしてやらなければならない怪我の多い子どものようなOSでないことを望みます。

2007年1月15日

歌舞伎初体験

きのうは、なんばの大阪松竹座で、歌舞伎を見てきました。
なにを隠そう、これだけ何十年も生きてきて、私が歌舞伎に行ったのは実は初めて。それに比べてわが夫は学生時代の友人と歌舞伎に行くことが多く、大学のときは、大向こうのあの「成駒屋!」「音羽屋!」という掛け声を無謀にもやっちまったとか(あれは、はっきり言って一般人には無理だと思ふ)。きのうもその友人カップルのお誘いでした。

大阪松竹座  大阪松竹座の玄関


昨日の夜の部の演目は、「毛抜」、「仮名手本忠臣蔵」九段目「山科閑居」、踊り「藤娘」と「供奴」という、休憩も入れると全部で四時間の演目。
今回の舞台は、上方歌舞伎の坂田藤十郎と江戸歌舞伎の市川團十郎という東西の名跡が、歌舞伎史上初の競演をするのだと聞かされましたが、もちろんそのありがたさもわからぬド素人であります。
けれど、いいお席を取っていただいたこともあって、俳優さんの表情からその息遣いまで感じることのできる、勿体無いほど恵まれたひとときとなりました。

「毛抜」というのは、歌舞伎十八番の中のひとつだそうです。
で、ストーリーというのが、現代風に言うならばコミカルな探偵もの。
市川海老蔵扮する文屋家の家臣・弾正が、主の許嫁に決まっている小野家の姫のもとを訪れる。実は姫の輿入れがあまりに遅いので様子を探りに来たのだが、姫は髪の毛が逆立つという奇病に冒されていた。実はそれは家老のお家乗っ取りの陰謀の一環で、弾正はその陰謀を推理して見破る。
待たされている弾正が、若衆(♂)にちょっかい出したり、腰元を口説いたりのプレイボーイぶりを発揮するのですが、海老蔵が若くてハンサムで、見得を切るポーズなんか、まるでガンダムみたいにかっこいい(謎)。

「仮名手本忠臣蔵・山科閑居」は、主の切腹のためお家断絶になった家老・大星由良之介(團十郎)のわび住まいのもとに、息子の許嫁である娘と母(母役が藤十郎)が訪れる。ところが彼女の父・加古川本蔵は、主君が刃傷沙汰のときに引き止めた人物であり、主の本懐を遂げさせず他家の家老におさまった本蔵は、いわば由良之介にとって敵。由良之介の妻に離縁を申し渡された母娘は庭で自害して果てようとする。
その母娘の情愛の描写に続いて、由良之介と本蔵の武士としての気概と和解が描かれます。ふりしきる雪を背景として、娘の着る白無垢、母の着る赤、由良之介の妻の黒がくっきりときわだって、色彩的にも一幅の絵を見るような、しっとりと胸を打つ舞台でした。

2007年1月12日

ノベルゲーム作りたい

久々に「セフィロトアンケート」にコメントが入りました。
「セフィロトの樹の下」の分岐ゲームの最後のページにつけていたアンケートです。
原則的にアンケートにはお返事しないということにしていますが、今日のコメントは奮い立っちゃいました。

>ぜひ、映像つきのゲームとして、もっと楽しみたいものです。
というコメントを寄せてくださいましたmさん、どうもありがとうございます。

分岐型のゲームノベル化については、本当はおおいにやってみたいです。ただ、如何せん、BUTAPENNは絵がドヘタ。
「夜叉往来」のアンケート結果を見ても、やらんほうがええなあ…と感じています。
でも好きなのです(笑)。
おまけに、フラッシュノベルでお世話になっている「ハイカラロジック」さまが、このたびShaFlaの次世代バージョンは、ノベルゲームも作れるようにするとブログで宣言なさいました。
ShaFlaなら慣れているし、完成したら是非ともやってみたい、「セフィロトゲームノベル」。
ああ、どなたか絵師さまで、12枚のエンディング絵を描いてくださるという奇特な方はいないでしょうか。今年いっぱいかけて、ひっそりと募集させていただきたいと思います。

そんな野望を抱きながら、今日は朝から「セフィロト第二部」をせっせと書き始めました。BUTAPENNのやる気起爆剤は、やはり読者さまからの励ましのひとことのようです。

2007年1月10日

いまごろ年賀状?

勘違いかもしれませんが、どうも今年は年賀状が届くのが遅すぎるような気がします。
たとえば、大晦日に夫が電話で話した人。今書いている最中で、今夜投函すると言っていたのに、その人からの賀状が届いたのは6日でした。しかも隣の芦屋市在住の人です。
今朝も30通くらいを郵便受けに発見。うちから出した賀状の返信ならわかるのですが、出していない人からのものは、遅くとも元旦には投函していると思うのです。それもひとりやふたりではない。この時期に返信しようにも、松の内までに届く保証はないでしょう。寒中見舞いを出すか、電話やメールで挨拶するか。

去年までこういうことはなかったと記憶しています。朝のテレビでもそんな話題が出ていたので、私だけということではないようです。
これが郵政民営化のつけ、ということなのでしょうか。私も年末にあわてて投函したクチで、集配の方のご苦労もわかるのですが、これでは、ますます年賀状離れを加速しているようなもの。
それとも寒中見舞い葉書を大々的に売り出す戦略の第一段階なのかな。

2007年1月 5日

気がつけば

気がつけば、もう新年も5日。今さら「あけましておめでとうございます」というのも気恥ずかしいですね。
きのう、うちの認知症の年寄りに「年越し蕎麦の用意してある?」と言われて、どっと疲れてしまいましたが、でも考えてみれば、もう一度過去に戻ってお正月休みするのもいいなあと思っているBUTAPENNです。

この4日間は、どこにも出かけずのんびりとしていました。
何もしないで本でも読もうと思っていたのに、つい始めてしまったのが、サイト内の整理。
うちのサイトには40Mバイト、660あまりのファイルがひしめいていて、画像ファイル以外はフォルダにも入れていなかったんですよ。さすがにこのままではヤバいと思い、小説ごとにフォルダを作って階層化をはかろうと思ったのが、運のつき(何の考えもなしに始めてしまうのが、B型人間の悪いところですな)。
これがまた、大仕事になってしまいました。
テキストファイル一括置換のためのフリーソフトがありまして、フォルダに放り込んだファイルの変えたい部分を全部一括で変換してくれるのですが、ついでにちょっと気になっていたところも手直ししようなどと思い始めると、もうエンドレスジョブ。

そして、気づいてショックだったことはうちが登録していた小説検索サイトさまがいくつも、なくなっていたということです。
「楽園」の閉鎖と「ノベルサーチ」の無更新状態は知っていたのですが、「らぶじゃんきー」と「Celestial Sphere」も、もうなくなってしまったのでしょうか?
サイトを5年もやっているくせに、そのあたりの情報にもすっかり疎くなってしまっていました。このたび新しく「恋愛遊牧民」さまに小説をふたつ、「EWEN」と「セフィロト」を登録していただきました。「恋愛小説」と呼べるのは、うちのサイトではその2つくらいじゃないかなと思いまして(それでもおそるおそる)。

……などということをしていたら、気がつけばもうお正月が終わっていたというわけです。
おかげさまで作業もだいたい終わりました。読者さまからリンク切れなどのご報告もいただいて、本当に感謝でした。
また携帯も、機種によっては見ることができないとの報告をいただいて、改善したつもりです。もしまだ不具合がありましたら、どなたでもお知らせください。短編も少しずつ増やしています。

そして、またまた気がつけば、もうサイト五周年。
小説書き絶不調状態により、今年は特別なことは何もできないと思われます。読者さま任せイベントの「アンケート」とか、あとは「ペンギン祭」の予告発表くらいですか。

私の身近にも、サイトのこれからの方向性を迷っていらっしゃる方が何人かおられ、私もそういう節目にいるのかなと思ったりしています。
書いているときはよくても、一晩経つと気に入らない。だから書きたくない。私の場合は今そんな状態なのです。
ストックがあるので、まだ更新は滞らないかと思いますが、この分では2月からの更新はまったくありません。5年間で初めてのゆゆしき事態ですが、いっそのことストックゼロになってしまうのもいいかな。

私がこのサイトを5年前に開いたのは、「自分が読みたい小説を自分で書く」という、とても利己的な動機でした。
サイトを開いてから、多くの方に読んで「おもしろかった」と言っていただいて、うれしくてうれしくて、でも今度は「おもしろかった」と言っていただけないと、とてつもなく落ち込んでしまう。「おもしろい」ように書かなければと思ってしまう。でも、そんなことはできるわけないと悟りました。
私の中には限られた判断基準しかない。それは「自分が読んでおもしろいと思うこと」に尽きるのだなあと、あらためて感じています。

「書きたくなくても書ける人間だけがプロになるんで、私はアマチュアだから書きたいときだけしか書けないんだよ」
「ちょっと待ちな、それじゃ何かい、ただの開き直りじゃないかい。それじゃ成長なんてないじゃないか」
「それでいいんだよ。わかりやすく美しい文章を書けるようにと精進はするけれども、書きたくないものを無理に書くのは精進とは言わねえんだよ」

などと、べらんめえ口調で自問自答(笑)。いや、でもほぼ半月、一行も書かなかったおかげで、ちょびっと書きたい気持が戻ってきたような気がします。
まだほんのちょびっとですが。

旧約聖書の「雅歌」というところに、
「揺り起こしたり、かき立てたりしないでください。
 愛が目ざめたいと思うときまでは。」
という一文がありますが、小説書きも愛情に似て、無理に揺り起こしてはいけないものなのかもしれませんね。

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