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EWEN 登場人物紹介

ディーター・グリュンヴァルト

19歳のドイツ人の青年。世界中を旅するうちにアジアの武道に興味を持ち、日本の古武道を学びに葺石家にやってきた。普段はとても優しく穏やかな性格だが、ときどき人が違ったように冷たい目をすることがある。

葺石 円香

葺石家の一人娘。女子高の2年生で剣道部に所属。小さい頃母を亡くしたあと、突然父が海外留学したことで傷ついている。ディーターの世話を焼いているうちに、彼に恋してしまう。このお話の語り手でもある。

葺石 惣一郎

円香の父親で、娘を日本に残してドイツのケルンに留学中。代々古武道の師範の家に生まれながら、医学の道に進んでいる。普段はふざけた言動ばかりだが、いざとなると切れ味の鋭さを発揮する。

葺石 惣吉

古武道の宗家・葺石流の第13代師範。円香の祖父。太平洋戦争中、タイで軍役に服した経験から、武道を通して若者たちに反戦の思いを伝えたいと願っている。

鹿島 康平

葺石流の若き師範代。もともと映画俳優で、武道を修めるため入門し、そのまま葺石流に一生を賭ける決意をした。テレビや映画で殺陣の監修もしている。円香の初恋の相手。

藤江おばさん(大谷 藤江)

惣吉の娘、惣一郎の姉で、葺石家の近所に住んでいる。幼くして母を亡くした円香の母親代わりとなって、家事を一手に引き受けてくれている。

柏葉 恒輝

円香の幼馴染で、ひとつ年上の高校3年。震災で父親を亡くし、 一時グレかけたこともあるが、今は葺石流の門下生となり励んでいる。ディーターとは公私ともに良きライバル。

高地 瑠璃子

円香の女子高での同級生。小説家志望で、同人誌なども出している。円香にこの手記を書くように勧めたのは彼女である。

茜 (小津 茜)

元芸妓で、今は京都で「あかね」という小料理屋を営んでいる。 鹿島康平と数年にわたる恋仲。円香にとっては初恋の恋仇だったわけだが、今は相談相手になってくれている。

ユーウェン・オニール

黒髪のテロリスト。冷酷無情な性格で、射撃とナイフの腕は並ぶ者がいないと言われている。ディーターの周辺に出没しているらしい。

ジャニス

アジア系の女性テロリスト。ユーウェンの愛人。黒い帽子をかぶり、ディーターと接触しているところを目撃されている。



背景素材は Cloister Arts よりお借りしています。