お知らせ

2019年4月20日

イソヒヨドリ

このところ、イソヒヨドリのつがいが自宅の近くに来てくれます。
ヒヨドリという名前でもツグミの仲間で、晴れた日には、まろやかに澄んだ良い声で鳴くんですね。
名前(磯鵯)のとおり、海岸や岩場に生息するらしいのですが、このごろは市街地で見かけることも多いとか。特に兵庫県の夙川近辺は市街地も海も近いし、絶好のロケーションですね。どうも屋根の上がお気に入りのようです。

オスは頭と背中が蒼く、お腹がレンガ色をしています。メスは全体的に茶色っぽい地味な配色。
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こっちがオス
下がメスです
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5月上旬が産卵期らしく、仲良くして元気なヒナを生んでほしいものです。

参考サイトさま(鳴き声も聞けます)
サントリーの愛鳥活動「日本の鳥百科」

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2019年3月28日

Adobe Flash Playerのサポート終了で

2020年にAdobe Flash Playerのサポートが終了することをはじめて知りました。
本当はかなり前(2017年7月)に発表された情報です。

わかりやすい参考サイトさまはこちら

なぜ今頃知ったかというと、昔ハマっていたスクエアエニックスの「ドラクエモンスターパレード」というブラウザゲームが終了するという告知がつい最近出たからなのです。

Adobe Flash Playerのプラグインは、すでに脆弱性が取りざたされており、ほとんどのウェブコンテンツは、すでにHTML5などほかのメディアへの移行が済んでいるそう。ただ、一部のブラウザゲーム(ウェブ上で基本無料でできるゲーム、アイテムなどに課金あり)や一部の広告では、いまだにFlashコンテンツを使用しているとのことでした。
スクエアエニックスほどの大企業が移行対策を考えていなかったとは考えられず、やはり人気の低下が本当の理由ではないかと穿った見方をしたくなりますね。

当サイトにもいくつかフラッシュノベルが置いてあり、Flash技術が使えなくなるとそのコンテンツが失われてしまうことになります。困惑もあるのですが、まあ2020年までにゆっくり対策を考えることとしましょう(ごみ箱ポイとなる公算大ですが。笑)

しかたのないことかもしれませんが、わずか数年や数十年で今まで使っていたメディア技術が使えなくなるのは悲しいですね。30年前に幼い息子たちの姿を撮ったベータビデオも、好きな音楽をダビングしていたМDも、自作小説のファイルを入れていたフロッピーディスクも、もう今は姿を消している。何百年か経ったとき、私たちの写真や音楽や小説は残っているのかな。もしかして、「失われた21世紀」なんて未来人に呼ばれてるんじゃないかと、少しSFじみたことを考えてしまいます。

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↑なつかしい・・・(画像:Wikipediaより)

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2019年1月 5日

新年はピンクのぶたです

あけましておめでとうございます。
なんと5年ぶりにブログの記事作成ページを開いています。どういう風の吹き回しか、まあおいおい語っていきたいと思っていますのでお楽しみに。

5年ぶりの話題は、先日Eテレで放送されたウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
毎年元日にウィーンから生中継される恒例のコンサート。相変わらずの夢のように美しい楽友協会の建物。美しい音楽とバレエ。なぜか日本の着物姿が目立つ観客。ゲストは昨年末にウィーンフィルのビオラ奏者と結婚しちゃった中谷美紀……と見どころはたくさんあるのですが、このブログの話題は

ピンクのぶた

幸運を呼ぶピンクの豚が、中継のテレビ画像の中にこっそり紛れ込んでいることでも有名なニューイヤーコンサート。なかなか見つけるのはむずかしいので、今年はいいことあるかな?

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2014年12月 3日

OPP2始動

本当にごぶさたしております。
思い出したように作品の更新があるだけで、なんの音沙汰もなかったサイトですが、ようやく動きがありました。

12月1日から来年2月末まで、Other's Plot Plan 2(略称OPP2) が開催されます。
opp2-banner.jpg ←会場へはこちらから

「誰かのプロットを自分が書いたらどうなるのか」「自分のプロットを誰かが書いたらどうなるのか」

そういう興味から始められたこの企画は、今年で第二回目になります。管理人は、恵陽さんから綿子さんに交代しましたが、今年もとても楽しく、プロットの勉強をさせていただきました。
BUTAPENNは、今年も懲りずにプロット部門に参加させていただき、自プロットと、いただいたプロットの二作品で参加しています。
例年どおり体調を崩す夏を経て、秋から冬にかけてのオフの多忙、家族の介護と、綱渡りのような毎日の中で、なんとかギリギリに書きあげました。

どちらも約30枚ちょっとの短いものです。
自プロット作「「川、滔々と流れ」は、ローマ帝国が舞台です。前々から腹案はあったのですが、「月の戦士」の資料本を読んでいたときに設定が固まりました。
いただきプロットのほうは、「羊飼いの見た夢」というタイトルです。恵陽さんからいただいたプロットは学園もののはずなのに、いつのまにか、あらら…というお話です(笑)。

「川、滔々と流れ」はこちら

「羊飼いの見た夢」はこちら

よろしかったら、お読みくださって、感想などをお寄せください。
あとがきめいたものは、また機会を改めて、このブログに書きたいと思っています。

自プロットの参加作品四作をざっと読んだかぎりでは、「同じプロットなのに、よくぞこれだけ…」とうなるほど、コミカルありシリアスあり、悲恋ありハッピーエンドあり…と、さまざまなお話に仕上がっていて、とにかくすごいのひとことです。

会期は三か月あるので、どうぞ、ごゆっくり楽しんでください。

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読書メーター2014年11月・12月

2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:674ページ
ナイス数:13ナイス

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)感想
これまでの連作短編とは違い、一巻まるごと江戸川乱歩に関わるエピソード。それだけに、暗号、開かない金庫、宝探しなど、推理小説のオマージュがたっぷり。悪役・栞子の母の登場で、面白い展開になってきた。
読了日:11月25日 著者:三上延
図説ケルト図説ケルト感想
主にガリアとブリタニアにおける考古学研究の見地からケルト文明を解き明かす。文字を持たない民族ではあるが、繊細な金細工などを見ると、高い文明を持っていたことがうかがい知れる。豊富な図版を駆使している。ブリタニアの円形住居、ケルト人の夫婦が見つめ合っているイラストに、想像をかきたてられた。
読了日:11月25日 著者:サイモンジェームズ

読書メーター

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2014年11月 9日

読書メーター2014年9月・10月

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上感想
12世紀、ルネサンスに直結する近代的な理念の持ち主がすでにいたとは。信仰がすべてを支配する中世にあって、法王と皇帝の役割を明確に区別して考え、法による支配を目指す。十字軍ではアラビア語を流暢にあやつって敵と交渉、無血でエルサレムを奪還する。部下に恵まれ、痛快な人生を送った人物でありながら、長子とは心が通じ合わなかったのが哀しい。
読了日:9月1日 著者:塩野七生


舟を編む舟を編む感想
冒頭から結末までに十五年以上の月日が流れている。だからこれは、ひとりの人物に焦点を当てるというより、群像劇。辞書の刊行成った翌日から改訂の作業が始まる、その航路の果てしなさに胸を打たれた。
読了日:9月5日 著者:三浦しをん


ジロンド派の興亡 (小説フランス革命)
ジロンド派の興亡 (小説フランス革命)感想
ロラン夫人のサロンに集い、勢いを増しつつあるのは、戦争に肯定的なジロンド派。彼らを内閣に引き込むことで、ルイ16世は外国の介入による王政の復古を目論む。一方、左派グループは、合従連衡でますます混沌を深める中、主張がブレなかったロペスピエールが存在感を増していく。 王妃に対するロラン夫人の八つ当たりが、やがて時代の奔流となっていくのか。
読了日:10月16日 著者:佐藤賢一


皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下感想
この人の地平は広い。東西の十字路シチリアで育ったゆえか。数か国語を操り、ルネサンス前夜の中世で法治国家と政教分離を掲げて、生涯幾度となく法王に破門され、鷹狩りをこよなく愛して専門書まで物し、11人の正妃と愛人のあいだに子をなしながら、トラブル一切なし。いったいどれだけのパワーと才能がひとりの男に集まったのだろう。まさに「世界の脅威」が彼の代名詞にふさわしい。
読了日:10月31日 著者:塩野七生

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2014年9月 3日

読書メーター2014年6月・7月・8月

バスティーユの陥落 (小説フランス革命 2)バスティーユの陥落 (小説フランス革命 2)感想
火薬を求めてのバスティーユ襲撃とパンを求めてのヴェルサイユ行進。針の穴でつついたようなきっかけがパリという風船を爆発させていく。無名の男デムーランが一夜にして英雄になる。その動機が婚約者に認めてもらうことだったというあたりは、さすがに佐藤賢一節がさく裂している。このころはまだ、民衆は王に対して崇敬と親しみの念をいだいていた。
読了日:6月7日 著者:佐藤賢一

聖者の戦い (小説フランス革命 3)
聖者の戦い (小説フランス革命 3)
感想
第二身分の聖職者の動きを軸に、革命の立役者たちが、それぞれの道に分かれて突き進んでいく。ミラボーがこのまま活躍していたら、王家は存続し、フランス革命はずいぶんと違った形になったのかもしれない。
読了日:7月20日 著者:佐藤賢一

楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
謎の富豪から、ルソー作と言われる一枚の絵の鑑定を託されたふたりのキュレーター。一週間のあいだに一章ずつ読むようにと、ルソーとピカソとの出会いを描いた手記を渡される。過去と現在が入り組み、恋と野心がからみあう上質のアートミステリ。美術館で絵の前に立つときの、あの背筋の伸びるような凛とした空気が全編に漂う。
読了日:8月1日 著者:原田マハ

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)感想
わくわくするような面白さではないのだが、なぜかまったりと読みたくなる本。脇役も含めて、人物が丁寧に描かれているからだろう。次巻も図書館で予約したが、何十人待ちで時間がかかりそう。
読了日:8月12日 著者:三上延

王の逃亡 (小説フランス革命 5)王の逃亡 (小説フランス革命 5)感想
有名なヴァレンヌ逃亡事件の詳細を、膨大な資料を駆使して生き生きと描いているところは、さすがだ。結果がわかっているのに、息詰まるスリル感。人形だったルイ十六世は、この事件を経て初めて、自分が国王であることを自覚したのかもしれないと、思わず感情移入。
読了日:8月18日 著者:佐藤賢一

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2014年6月 5日

読書メーター2014年5月

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1095ページ

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)感想
「本がたどってきた運命にも、物語がある」――古書店の美しい店長と、本にトラウマのある青年のコンビが、本に秘められた謎を解き明かしていく車椅子探偵風ミステリ。古本に残された署名やハンコを手掛かりに、登場人物たちの人生の謎が明らかになる構成がなかなか凝っている。電子書籍の時代になろうとしている今こそ、本の持つ価値をあらためて再認識すべきときなのかもしれない。
読了日:5月6日 著者:三上延

革命のライオン (小説フランス革命 1)革命のライオン (小説フランス革命 1)感想
フランス革命前夜。召集された三部会において、軽んじられていた第三身分議員たちが、徐々に聖職者や貴族の一角を取り崩しつつ国民議会を立ち上げるまでの紆余曲折がおもしろい。そして、まだこのとき彼らの敵は、あくまでも王ではなく貴族だったのだ。ミラボー伯爵とロベスピエールのコンビが佐藤賢一ぽくていい。
読了日:5月11日 著者:佐藤賢一

ペラギウス・コード―古代ローマの残照の彼方にペラギウス・コード―古代ローマの残照の彼方に感想
キリスト教史において異端者として位置づけられている(らしい)ペラギウスを、彼の友人の視点から描く。ホームズとワトスンを思わせる機知に富んだ会話が軸。「人間は自由意志の力で良いほうに変わりうる」というヒューマニズムの理想をかかげるゆえに、異端論争に敗れていく姿は、古代ローマ滅亡の情景とからめて、胸に迫る。治安が悪化する一方のブリタニアやローマをめぐる危険な旅は、冒険ものとしても上質。原題は「The Pelagius Book」で、生涯一冊の本も書かなかった彼の生き方を暗示している。
読了日:5月19日 著者:ポールモーガン

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)感想
古書の中には桁外れに価値のあるものがひそんでいて、深い知識を持つ者だけがガラクタの中から宝を見分けることができる。それゆえ、栞子は人々の欲望を引き寄せる魔女にもなる。大輔と栞子の仲のゆっくりとした進展とともに、彼女の背負う謎めいた翳の正体が見えてきた。
読了日:5月26日 著者:三上延

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2014年5月13日

読書メーター2014年4月

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1210ページ


まぐだら屋のマリアまぐだら屋のマリア感想
生きることに疲れた人を引き寄せるエアポケットのような食堂「まぐだら屋」。ネットもテレビもない環境で、ただ食べることが究極の癒しとなる。聖母を思わせる店主のマリアだが、聖書のマグダラのマリアは娼婦と呼ばれる罪深い女だ。彼女の謎を縦糸に、最後までぐいぐい読ませる。聖書をもじった人名、地名が出てくるのは、食品偽装、引きこもりという生々しい題材を扱っていながら、寓話、ファンタジーとして読んでくれということなのだろう。
読了日:4月4日 著者:原田マハ

コロッセウムからよむローマ帝国 (講談社選書メチエ)コロッセウムからよむローマ帝国 (講談社選書メチエ)感想
コロッセウムで行われた試合や剣闘士の生活について書かれているかと思いきや、この本の大半はそれを見ている観客席に焦点を当てている。戦士共同体であるローマ社会の本質、元老院と解放奴隷などの階級制度を論じて興味深い。
読了日:4月16日 著者:島田誠

シャイロックの子供たち (文春文庫)シャイロックの子供たち (文春文庫)感想
ひとつの支店を舞台にした時系列ばらばらの群像劇……と見せかけて、実は長編ミステリ。商業誌の連載に書き下ろしを付け加えて、きちんとまとめている。出世の本線からはずれて引き込み線に入っていく銀行マンたちの焦りと怒りと家族愛に胸が痛くなる。夫の自殺や過労死、うつ病は、銀行員の妻が絶えず恐れていること。身につまされる。
読了日:4月17日 著者:池井戸潤

新バイブル・ストーリーズ新バイブル・ストーリーズ感想
神ということばが一度も出てこない聖書物語。作者のあとがきには、聖書の人物たちが「なぜ、そうふるまったのか」を書きたかった、とある。むしろ、聖書をモチーフにして想像の翼を働かせた寓話であり美しい散文詩である、と言ったらよいだろうか。他人を暴力で支配し、自分と異なる人に非寛容な生き方と、すべてを受け入れる穏やかな生き方を対比させている。まさしく現代への警鐘である。
読了日:4月23日 著者:ロジャー・パルバース

読書メーター

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2014年4月10日

読書メーター2014年3月

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1680ページ


倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)感想
大戦末期という時代の中にあり、学徒動員や空襲に翻弄されながらも、学校というのは、やはり密室なのだなと思う。リレー小説と手記が交互に来る構成で、妄想と現実が分かちがたく蔓のように絡まり合う。甘美で退廃的で、次の瞬間には脆くも崩れ去ってしまう砂糖菓子のようなはかなさの中で、「べー様」のたくましさが物語を最後までつなぎとめる。個人的には戦時下のミッションスクールのエピソードが興味深かった。
読了日:3月3日 著者:皆川博子

カエサル『ガリア戦記』―歴史を刻む剣とペン (書物誕生―あたらしい古典入門)カエサル『ガリア戦記』―歴史を刻む剣とペン (書物誕生―あたらしい古典入門)感想
本書は大きく二部に分けられる。まず最初にガリア戦記が同世代と後代に与えた影響、また歴史書、文学書としての価値の評価から始まり、文民統制、戦争における慎重な手続き、境界線と国家のありかたなど、ローマを形作る基本的な理念まで話はおよぶ。第二部では、カエサルがガリア戦記において、それらの手続きを踏みつつ、常にガリアの蛮勇に対比してローマ的武勇、つまり作戦と自制と忍耐をもって勝利を収めたことを描いていることを明らかにする。
読了日:3月6日 著者:高橋宏幸

優雅でみだらなポンペイ―古代ローマ人とグラフィティの世界優雅でみだらなポンペイ―古代ローマ人とグラフィティの世界感想
ヴェスヴィオの大噴火により一夜にして火山灰に埋もれてしまった古代ローマの町ポンペイ。この町の壁に残された落書きに注目して、選挙、見世物、恋愛模様など、当時の人々の生活風景を描き出す試みが興味深い。エピローグの古代ローマ人の識字率など、やや学術的な論文が、気軽な読み物と混在している。
読了日:3月15日 著者:本村凌二

シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))感想
原作はチベットの民話だそうだ。貧しい国の王子が国民を救うために、苦難の旅の果てに神人から麦の種を盗む。しかしそのことにより罰を受けてしまい…。カラー絵が柔らかく美しい。主人公たちの容姿はナウシカやアスベルを思い出させるほか、その後の宮崎アニメにつながる要素がいっぱい。
読了日:3月15日 著者:宮崎駿

ローマの道 遍歴と散策―道・水道・橋ローマの道 遍歴と散策―道・水道・橋感想
古代ローマの史跡を訪ねて、ヨーロッパの各都市をめぐる旅紀行。道、橋、水道橋、都市建設などに関する豊富な知識を披歴しつつ、ほほえましい夫婦模様や食べ歩きのメニューが織り込まれている。これだけ多くの現代の都市にローマの遺跡が保存され、ときには住人がまったく存在を知らないまま住んでいるのが印象的。
読了日:3月21日 著者:藤原武

ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)感想
読んでからシリーズものだと知った。鼠や寄居蟲などの生き物の話はグロテスクなのだが、不思議に嫌悪感は感じさせない。もの悲しく、ひやりと冷たく、夢と現のはざまをさまようような文章に酔いしれる。あとがきどおり、「真珠」のような佳品ぞろい。前作も読んでみたい。
読了日:3月29日 著者:津原泰水

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