2011年4月29日

チャリティ本販売開始

立花実咲さん主催のチャリティ本制作プロジェクト、
「One for All , All for One and We are the One  オンライン作家たちによる【LOVE】アンソロジー」
については、かねてからお知らせしていましたが、いよいよ本が完成し、明日4/30から販売開始となります。

これは、東北地方太平洋沖地震の復興支援のために、オンラインで創作にかかわる有志たちの作品(小説・詩・コミック・イラスト)を編んだものです。紙の同人誌ではなく、電子書籍サイト「パブー」による電子コンテンツになります。
売上(一冊311円)は全額、パブーの運営会社である株式会社paperboy&co.より、日本赤十字社に寄付されます。
なんと総勢113人、全131作品という膨大な作品が集まっており、VOL1と VOL2の二冊に分けて、販売されます。

VOL1
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VOL2
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BUTAPENNの参加作は、VOL2に掲載されていますが、作者の顔ぶれの豪華さを見れば、二冊とも買ってほしいと、声を大にして叫びたいです。二冊あわせて、622円。学生さんには、やや厳しいかもしれませんが、チャリティのお志で、ぜひよろしくお願いします。

BUTAPENNの作品「フェデリコ・フィオーレへの手紙」は、ごく短い詩文形式のSSで、浮気性(笑)の夫に対する妻のモノローグです。ふだんのサイト傾向とは違ったスタイルをお楽しみいただけたらと思います。テーマはアレですが、後味は悪くないつもりです。
また、微力ながら校正のお手伝いをさせていただき、とても良い経験をすることができました。これだけの膨大な作品を管理し、二回、三回とチェックを繰り返した立花実咲さん、およびコアスタッフの方々の努力には、本当に頭が下がります。

「LOVE」という統一テーマどおりに、恋愛と人間愛と希望にあふれた作品ばかりですので、たくさんの方にお楽しみいただけるものだと確信します。実際、これだけのメンバーの作品を普通に読もうと思ったら、一冊311円ではすみませんぜ、奥さん(笑)。

電子書籍を買ったことのない方のために、以下に手順を記します。

パブーのサイトに行きます。
http://p.booklog.jp/
ブクログIDをお持ちの方は、そのまま購入できますが、はじめての方はユーザー登録が必要です。

ユーザー登録します。
https://p.booklog.jp/signup
ここでは、自分の好きなID、パスワード、メールアドレス、性別、誕生日などを入力(誕生日と性別は、「公開しない」設定にできます)。「利用規約に同意する」に印をつけて、登録ボタンを押します。

支払方法を登録します。
支払は、クレジットカード、あるいは、コンビニ決済・銀行振込・ゆうちょ振替・WebMoneyが使える「おさいぽ!」のどちらかを選びます。
クレジットカードの登録方法は、http://p.booklog.jp/book/378/page/225901
おさいぽ!(銀行振込・コンビニ決済・ゆうちょ振替)の登録方法は、http://p.booklog.jp/book/378/page/115765

購入手続きをします。
登録が終われば、上のそれぞれのバナーをクリックして、販売ページに飛び(4/30までは、まだページが準備中になっています)、「カートにいれる」ボタンを押して、購入をお願いします。販売価格は、一冊311円です。

購入が終われば、パブーに行ってログインし「マイページ」に行けば、PCでいつでも読むことができますし、電子書籍リーダー/スマートフォンにPDFファイルやePubファイルをダウンロードして読むこともできます。
くわしくは、http://p.booklog.jp/book/378/chapter/690

このプロジェクトは、さらに第二期・VOL3(R18あり)が発売予定です。ただいま参加者募集中です(6/30〆切)。今回参加を見送った方も、いかがでしょうか。

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2011年4月24日

線量計がほしい(4/29追記あり)


まずは、昨日の産経新聞のネットニュースから。

放射線のポケット線量計、在庫足りない 福島の教育現場に行き渡るか
4月23日(土)21時9分
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/428/ec987c053cfa0291a19c6359d3aa9d26.html?fr=RSS

東京電力福島第1原発の事故で、空気中の放射線量を計測するポケット線量計の需要が高まり、メーカーでは品薄状態が続いている。事故の影響で、放射線にかかわる業界や公的機関だけでなく、一般の購入希望者が増えたためだ。文部科学省は、事故で大きな影響を受けている福島県内の学校に配ることを計画しているが、メーカーの増産が追いつかない可能性もあり、鈴木寛副大臣は「福島のために優先的に使いたい。むやみに買い求めないでほしい」と呼びかけている。
(中略)
これを危惧するのが文科省。福島県内の小中学校などに1700個を配布する予定で、平成23年度補正予算案に6000万円を計上しているからだ。予算案が通過しても、線量計がない事態も予想される。

先日の山仙さんからの情報によると、ロシアの株式会社Kaspersky Labs Japanからガイガーカウンター五千台寄付の申し出があるのですが、事態が事態だけに、こちらにも『文科省優先でやってほしい』と日本大使館を通じて申し入れているそうです。
なので、こちらのプロジェクトに回ってくる線量計は、やはり相変わらず目途が立ちません。

下のコメント欄にもあるとおり、福島県内のNPO法人の方も計測作業を申し出てくださり、そのほかにもオンライン小説家さんルートの伝手で、参加希望者が名乗りをあげてくださいました。
ただ、線量計が足りないのです。
最近は秋葉原に再入荷してますが、最低で7万円と、とても被災地の皆様が自腹で買えるような値段ではありません。もし、東京圏その他の地域で線量計をお持ちの方。しばらく貸していただくわけにはいきませんか。
ぜひ、お知り合いに呼びかけをお願いします。

そのほかの情報をいくつか。

☆放射能が市内でも非一様に分布している。一般に海風に面する丘の、しかも森が危ない(葉っぱにダストが溜まるから)という事は現地調査で確認されています。なので、北西部(福島市内を含む)の生徒さんは、部活や登下校で森の多いルート、東斜面、南斜面の多いルートは避けるべきです。これだけで放射線量が半分以下になります。

☆中学や高校では、『線量計の測り方、その誤差の知り方、データを携帯やパソコン経由で(手打ちでも良い)研究所に送る方法』などの特別授業を、理科か技術の時間にやって欲しい。

***

4/29 山仙さんからの経過報告です。

「ロシアの会社の提供は月々500台のようです(生産能力による)。手を挙げているのいくつかの自治体、配送会社、などで、優先順位は政府、自治体、となっています。文科省には手を挙げるように進言したので(10日前)、恐らく文科省が手に入れていると思います。

プロジェクトを始めようとしたのは、政府の動きが鈍かったからで、政府にその動きがあるのなら、それを手助けするのが正しいというのが僕の考えです。その意味で、文科省が線量計を配るというのは(まだ予定であって既に配った訳ではありませんが)朗報で、もしも政府がちゃんとやるのなら、この文部省の線量計でネットワークを作るのがベストです。なので科学者達はそっちをどうにかする方向に動いていてます。ただ、プロジェクト(科学者とは別組織です)のページがスタンバイになっているのは、文科省がデータのリアルタイム収集までやるのか(そういう機能を持った線量計を渡すのか)不明だからです。

あと、政府でマトモに動いているのは文科省だけで、保育所や身障者施設を統括している厚労省は、現在の避難者対策で手一杯で、保育所や身障者施に線量計を配る余力はありません。ですから、発信機能のない線量計であっても、そういう施設に寄付するというのは、個人で大いにやって欲しいと思います。他にも
http://manabishien.mext.go.jp/
で何を支援するべきかが書かれています。昨日、辞書が足りないという話があったかと思ったら、それは今日解決されていたという具合に日々変わっています。

状況が目まぐるしく変わっているため、プロジェクトの方もスタンバイのままです。皆さんにも『何やってんだか分からない』という風に見えるかも知れませんが、お見捨てのないようにお願いします。

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2011年4月10日

【募集】放射能測定ボランティア

※4/19追記
【暫定版】放射線量計測「ハカル」プロジェクト、サポーター募集
http://www.facebook.com/note.php?note_id=204172719606247

突然ですが、ぜひ協力をお願いしたいことがあります。

私がいつも「五百文字の心臓」でコンビを組んでいる山仙さん。普段は、存在自体が謎の男(笑)ですが、実を言えば、彼は科学者で、今まさに福島の原発問題で多忙をきわめておられます。
その山仙さんから、ぜひ緊急に呼びかけてほしいことがあると協力を頼まれました。

それは、「福島県やその周辺在住の方で、ガイガーカウンター(放射能測定器)で測定をしてくれる民間ボランティアを募ってくれないか」というものです。

気象観測の分野でも、全国のアマチュア観測員が自宅で気象データを測定して発表しているのと同じように、自宅でのガイガーカウンターの値をネットに出してくれるボランティアネットワークがあれば、政府発表のデータよりも、もっと素早く、もっと多くの地点のきめ細やかなデータが集まります。
詳細なデータが手に入れば、風評被害も起きることなく、安心して生活できます。
ネット上に出ているデータをまとめてくれるボランティアは既にいるので、あとは、できるだけ多くのガイガーカウンターを設置するだけです。

ところが残念なことに、ひとつ問題があります。
肝心のガイガーカウンターがない。すでに品切れ状態なのだそうです。

そこで、
福島とその周辺地域にお住まいの方で、測定ボランティアに応募いただける方。
お手持ちのガイガーカウンターを、ボランティアに貸していただける方。
さらに、
パソコンとネットはあるけど、ガイガーカウンターの使い方が分からないというボランティアに直接、繋げ方を教えてくれる方。

ぜひ、申し出ていただけませんか。

また、合わせて翻訳ボランティアも募集しています。
ロシア、フィンランド、スウェーデンの政府がチェルノブイリの放射能汚染対策で、住民マニュアルを作っています。著作権はまったくないので、翻訳プロジェクトを立ち上げたいのですが、これらの言語を翻訳できる方がおられたら手伝ってほしいとのことです。


連絡可能なメールアドレスを記入のうえ、メールフォーム http://butapenn.com/tmmail/ からメールをいただければ、私が山仙さんに連絡のうえ(これがまた、なかなかつかまらないのですが)、追って返信します。

よろしくお願いします。

*4/10に来た山仙さんからの追加報告です。

「概念はウエザーニュース
http://weathernews.jp/
の放射能版で、具体的には
http://r.diim.jp/
をダストの動きに追跡に特化させた形です。
設定の仕方は一宮亮さんのページ
https://sites.google.com/site/radmonitor311/home
に誰かが投稿している筈です。全部ボランティアですが、情報が多いので、そのあたりを今まとめている所です。まとまったら、複数の学会のホームページに案内が出ると思います」

*4/15に来た山仙さんからの追加報告です。
少しずつ動いています。一昨日はロシアの会社が5000個提供するという線量計に手を挙げました。月末に日本大使館と相談するそうです。

Twitter ハカル
http://twitter.com/#!/jhakaru
facebook ハカル
http://www.facebook.com/pages/hakaru/203651232991729
ブログ ハカル
http://jhakaru.blogspot.com/

*スウェーデン在住の日本人の方のブログ
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe?sess=8fa868c0b9406f284a6da6214bcf45c0
チェルノブイリ後のスウェーデンの放射能対策が書いてあって、非常にわかりやすいです。今の日本の状況と比べて読むことができます。放射性セシウムを減らす調理法などもあります(ただし、トナカイの肉の調理法などは、あまり参考になりませんが…)

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2011年4月 9日

FUKUSHIMA 2030

これは、フィクションでありSFです。けれど、どんな形であれ、夢にあふれた未来図であってほしいと願わずにはいられません。
***

 長い道程だった。けれど、振り返ればあっという間だったのかもしれない。

 あの恐ろしい年から十九年が経った。怒り、絶望し、受け入れ、そして乗り越えるために必要な時間だった。
 福島は、そのあいだに大きな変革を遂げた。
 一時、無人の町となった地域は、政府に買い上げられて再開発され、生まれ変わった。
 日本の新首都としての再出発である。国会および政府の主な機能が移転し、リニアモーターカーで副都心・東京と結ばれたのだ。
 東京を出発して数十分、昔ながらの豊かな田畑が広がる車窓に目を凝らしていると、森林と点在する人工湖の美しい景色の向こうから突如、林立する超高層ビルディング群が見えてくる。前世紀の人たちが夢に思い描いていた未来都市そのものだ。
 沖合の海上空港からは世界に向かって、ひっきりなしにジェット機が飛び立っているのが見える。
 空港の周囲には、南北数十キロにわたって人工島が万里の長城のように連なり、風力発電用の白い風車がずらりと並んでいる。ここで作り出された風力、そして潮力発電が新首都の電力のほぼすべてをまかなっている。それらは防波堤の役割も兼ねており、漁船が漁に出てゆくたびに、スイッチによって開閉する。
 そして、あの封印された四角い建物は、今はソーラーパネルに覆われて七色に美しく光り輝き、春には一面の菜の花に囲まれて余生を過ごしている。

「一時は、もう立ち上がれないと思ったよ」
 ずっと福島に住み続けている60代の男性は、こう打ち明けてくれた。「でも、無理に立ちあがる必要はなかった。日本じゅうの人が、いや世界じゅうの人々が福島のために最高の英知をひっさげて結集してくれたんだからね。気がついたら、おれたちも一緒に立ち上がっていたんだ。ここは、おれたちの生まれた土地なんだって胸を張ってな!」

「東北はわたしたちの、ふるさとなんです」
 関西在住の20代の女性も言う。「わたしは『ふるさと』という言葉を聞くと、なぜか東北の美しい景色を思い浮かべるんです。きっとみんなが心をひとつにして、あの地のために祈り、労してきたからなんですね」

 福島新都心は、海外で「THE LUCKY CITY」という名で通っている。「福島」という言葉に「ラッキー」という意味が込められていると紹介されたためだ。
 そして私たちは、それが真実であることを知っている。


***
一部、改稿しました。

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2011年4月 2日

「くるみゆべし」で勝手に支援活動

あの日から三週間が過ぎました。
少しずつ、少しずつ復興に向かってはいるというものの、その歩みは三歩進んで二歩下がる。報道に気持ちがずしんと落ち込むことも少なくありません。
何の不自由もない関西にいる私でさえそうなのだから、東日本でお住まいの方が、どれだけ戦いの日々であるか、想像もできません。

私などにすばらしい提案ができるはずもありませんが、多くの方が復興への提言を始めた今、私なりにやるべきことを考えてみました。
それは、「自粛せずに、どんどん財布のひもを緩めよう」ということです。

多くの義援金が集められ、被災地の方に届けられようとしています。ですが、義援金というのは、基本的に平等に分配するという考え方。被害の全容もわかっていない現在、被災者の方の手元に届くには、長い長い時間がかかるでしょう。阪神淡路大震災のときもそうでした。
それならば、たとえ偏ったやり方でもいいから、それぞれが良いと思うところに積極的にお金を使うことで、被災地の経済が少しでも活性化し、今ある雇用が守られていくと思うのです。

そこで、私が考えたのは「くるみゆべし」です。
実は、私の実家の母は、東北名産のくるみゆべしが大好き。今までにも生協や楽天市場などを使って、お取り寄せしていました。
今回の震災が起きたあと楽天市場を検索してみたら、山形や信州を除くと、「くるみゆべし」の製造者の多くが甚大な被害を被った岩手、宮城、福島県にあり、一時的に店をクローズして出荷できない状態だったのです。
先日、その中で岩手県のひとつのお店が、通信販売を再開されました。さっそく注文したところ、「いつお届けできるかわかりませんが」とメールが来て、「いつまででも待ちます」とお返事したところ、先日届いたのです。はるばる岩手の地から宅配便の方が、たった二日で送り届けてくださったくるみゆべしです。

P1000059.jpg
岩手一関の松栄堂さんのくるみゆべし


私はこれからも勝手に被災地の支援活動として、くるみゆべしをお取り寄せしようと思っています。ささやかですが、何年も続く気の長い支援として。
もちろん、好みがあるので、誰にでもおすすめできる方法ではありません。
ただ、被災地のすべての方が、衣食住の充足とともに、働く場を求めていらっしゃいます。東北関東の経済復興なくして、日本の復興はありません。
それぞれの方がそれぞれのテーマを持ち、被災地の生産品を息長く買い続けることによって、私たちの同朋を応援していけたらと思います。

ツイッターでもリツイートしたのですが、いくつか素晴らしい支援プロジェクトが始まっていることを知りました。ご参考までに載せておきます。

【茨城・福島農産物サポートプロジェクト(イワベジ・フクベジ)】
風評被害をこうむった安全な茨城の農作物を、ひと箱2千円の野菜ボックスにして全国に宅配してくれます。4/15から福島県の野菜も取扱っています。
http://www.gokigenfarm.org/0141831

【野菜サポーター】
神戸のNGOが、新燃岳の噴火で販売できない宮崎県の野菜を買い付け、東北に届けて現地のボランティアに炊き出しに使ってもらうという、あっと驚く名案。
一口三千円のサポーターになって、買付け資金を支援します。
http://miyagijishin.seesaa.net/article/190241580.html

【築地市場オリジナル・産地応援・お買得やさいセット】
うまいもんドットコム」の特別企画。中央卸売市場で流通が認められている安全な被災地の野菜をお買い得セットで販売します。


【福島と北関東の農家がんばろうセット】
大地の会」が主催。福島県、茨城県、群馬県産を中心に、4、5品のセットで。
ウェブストアで4月14日午後1時30分から注文を開始。
http://www.daichi.or.jp/info/news/2011/0323_2686.html#b

【福島県産農産物販売ネットショップまとめ】
http://tactweb.co.jp/fukushima/index.html
野菜・果物・米など、福島の野菜を注文できるネットショップ紹介一覧。
(暫定規制値内の農作物一覧表もあります)

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