2013年1月19日

11周年…でした

きのう1月18日は、当サイトABOUNDING GRACEがオープンしてから11周年目にあたる記念日でした。
くう、過去形で言わねばならないのが情けないです。
昨日は、若いとき以来あまり経験したことのない偏頭痛というやつに襲われまして、早々に寝てしまったのです。
十時間寝たので、元気になりました。ご心配なく。

予定していた新連載「月の戦士」のアップも今朝になってしまいました。悔しいから(笑)、更新日付は18日になっています。

「月の戦士」に関しては、もう何度も書いていますが、恋愛ファンタジー小説サーチさま主催の「第二回恋愛ファンタジーコンテスト」に出させていただいた短編がもとになっています。「第一回」に参加した「伯爵家の秘密」と、どちらを先に長編化するか迷って、アンケートまで取ったことがあります。
そのときのアンケートの結果、「伯爵家の秘密」を先に長編化することにし、「月の戦士」は、それが完結してからということに決めました。

しかし、いざとなると「伯爵家」の番外編がなかなか区切りがつかず、さらにオフの多忙さもあって、新連載に踏み切るまでに丸二年かかってしまいました。
11周年という区切りにあたって、いよいよ連載を開始することにします。
二の足を踏んでいたもうひとつの理由は、奴隷への暴力や戦争など、かなり暗いテーマを扱うことになることです。省くことのできないシーンもありますが、なるべく主人公の成長に焦点を当てて、明るいタッチを心がけたいと思います。
恋愛要素は、「伯爵家」より多めになると思います。

このところ、とみに体力に自信のないヘタレな作者ですが、完結までがんばりますので、応援よろしくお願いします。

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2013年1月16日

我が家の歌会始め

今日は皇居で新年の歌会始めが行われたそうですが、我が家でも、歌会始めがありました。
というのは、主人の母と、私の実家の父が週一回、同じ日に同じデイサービスに通っているのですが、そのデイサービスで通所者さんのつぶやきをスタッフが俳句・短歌にしてくださったのです。

不思議なものですね。ふたりとも中程度のアルツハイマー型・血管障害型の認知症なのですが、詠んだ歌(書きとるには、スタッフのかなりのご苦労があったと思います)には、ふたりのたどってきた人生が見事に表れています。


認知症をもってしても、今までたどってきた人生のすべてが失われているわけではないのだなと感じます。
このまま埋もれるにはしのびなく、許可は得ていませんが、勝手に転載させていただきます(著作権はどうかな)。

   お父さん お元気ですか 会いたいよ

   貿易 元気な日本が 長く続くよ(87歳 男)

   地域には 男性だけでなく 女性も必要

   会いにいく 地域の子ども まだおさない(84歳 女)


ちなみに、義母は地域の委員を三十年以上続け、実家の父は貿易商でした。

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2013年1月 7日

あけましておめでとうございます2013

みなさま、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
BUTAPENNは、忙しくも怠惰なお正月を過ごして、ようやく今日から平常運転に戻ったばかりです。
久々の朝6時半起きはつらかった…。でも、暮れに比べて、確実に日が長くなっているのがわかります。
気の早い梅が咲いているのも見かけ、季節が移り変わっているのを感じました。

さて、今年最初のPCサイト更新は、「フェデリコ・フィオーレの手紙」です。
これは、一昨年、東日本大震災のための「オンライン作家によるチャリティ本プロジェクト」に寄贈した掌編です。
プロジェクトが終わり、今年1月1日をもって解禁となりましたので、再掲載することにしました。

ちょっと「後書き」めいたことを書きますと。
当時は震災と原発事故が日本に残した爪痕に茫然とし、創作どころではなくなっていたときに、立花実咲さんが発起人となられて「チャリティ本企画」がスタートしました。
何かしたい。
でも、自分の書くものがあまりにも無力に感じられて書きあぐねていたとき、「再生不可能な場所からの再生」というテーマが頭に浮かんできました。
不可能なまでにこじれた人間関係の再生という話をこねくり回し始めたとき、ちょうど以前から構想していた、「CLOSE TO YOU」の続編を焼き直して、「別れを決めた女性が、もう一度夫とやり直す決意をするという話」を書くことにしようかなと思い立ちました。
そうやって完成したのが、不世出の天才画家フェデリコ・フィオーレと、彼の奔放さに悩む年上の妻を描いた掌編です。

「CLOSE TO YOU」のほうは、昨年8月に第4章として、彩音がニューヨークで浮気未遂するお話としてアップしました。
こういうわけで、うちのサイトは、にわかに浮気話ばかりが集中してしまいましたが、決して私生活がそうなっているわけではありませんので(笑)、ご安心ください。

読者の方の中には、夫が浮気をするお話が大嫌いな方がおられるようで、コメントを拝見すると、あまりそういう話を、気軽に読めるオンラインノベルとして載せてはいけないのかなと思ってしまいます。
もちろん、私も不倫など大嫌いなので、不倫礼賛のお話を書くつもりはありません。でも現実には、不倫をした夫の裏切りに苦しみつつも、赦して再出発する妻の話を読んで、これほど大きな愛が存在することに感動したりします。

過ちや裏切りを「赦してはいけない」のも、また真実。しかし、それでもなお「赦そう」と思い定めるところに、不可能を可能とする再生が見えてくるような気もします。
もし「フェデリコ・フィオーレへの手紙」を読んで、「なんか腹が立つ」「納得できない」という方がおられましたら、作者の筆力不足を詫びるとともに、こういう意図で書いたことをわかっていただけたらと思います。

いよいよ、10日あまりすると、サイト開設11周年がやってまいります。
そのときに、あのお話をスタートできたらいいな…(まだ弱気)。と、とりあえずがんばります。

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