2013年7月30日

「小説家になろう」はじめました

相変わらず暑い日が続き、汗でメガネがずり落ち、小説を書くどころじゃない有様です。
でも、そんなことで文句を言ってられませんね。たいへんな豪雨の被害を受けた地域の方は、お見舞い申し上げます。

さて、表題のごとく、昨日から「小説家になろう」での活動を始めました。
数年前に、携帯サイトが読めないというお声をいただいてから、サイトの携帯・スマホ対応は、どうしたらいいか、あれこれ試行錯誤していたのですが、すべての機種で動作確認するわけにはいかず、投げ出していました。

つい最近、「なろう」のテンプレートが、携帯・スマホ・PC、どれにも対応できるものであることを知り、いっそ、そちらにも小説を転載すればよいのではないかと考えていました。

ところが、私は根っからのタグ打ち人間。ビルダーとかも使ったことがありません。ああいう便利なシステムにはかえって順応できないのですね。
「連載投稿のしかたがわからんーっ」、慣れている方には笑い話のようなところで、つまずいておりました。

HTMLでは、まず個々のページを作り、目次を作り、リンクでつなげて階層化するのですが、「なろう」では、まずタイトル、小説本文を投稿し、次話投稿で続きを書き、それらをサブタイトルでラベルづけしておけば、章管理で自動的につながってくれる……というわけだったのですね。目次を作る方法がわからなくて、二日くらい悩みっぱなしでした。

今回投稿したのは、二作品です。
まず、今連載中の「月の戦士」。
プロローグをはずして、第一章から始まっています。こちらのほうがわかりやすいというご指摘を受けたので、実験的にはずすことにしました。あとは、ほとんどサイトと変わりはありません。

「インビジブル・ラブ」はすでにサイトでは完結ずみですが、サブキャラとして「夜叉往来」のキャラではなく、独自キャラを入れています。その部分を改稿しながら、連載していきます。

当面は、この二作で進めますが、気が向いたら、ほかの作品も移植するかもしれません。
この数日、小説がちっとも進んでいないのは、このせいでしょうか。それともやっぱり、暑さのせいでしょうか。

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2013年7月12日

著作権延長は誰のためか

日本のTPP協定交渉への参加が決定しました。
7月15日から25日までマレーシア・コタキナバルで開かれる拡大会合で、日本はぎりぎりの初出席が予定されています。

TPPに関しては、多くのメリット・デメリットが議論されていますが、離陸してしまった以上、少しでも不備な部分を改善していくために、国民全体が活発に議論に加わる必要があると思います。


さて、TPP参加決定で懸念されているのが、著作権の問題です。
TPP交渉で、日本は著作権保護期間を現行の50年から70年程度に延長するように欧米から求められる懸念があるのです。

米国の著作権延長の圧力
アメリカは、ディズニーアニメなど息の長い映画作品を抱えており、日本にも著作権期間の延長を求めるとみられています。国際収支をみると、日本は著作権収支で年間5000億円の赤字国で、支出先の6割以上が米国です。

米国は、さらに法人著作権を95年に延長する法律を制定済みであり、これは「ミッキーマウス」の著作権切れを防ぐためだと言われていて、「ミッキーマウス保護法」と揶揄されるそうです。
米国はさらに、世界各国にも著作権を延長するよう圧力をかけていて、日本も映画著作物に関しては、著作権期間を70年に延長しました。

著作権期間の「個人の死後または法人の公表後50年」を維持している国は、日本のほかに、カナダ・ニュージーランド・中華民国があり、日本はそれらの国々と連携して、著作権問題にあたることが重要だと考えます。

電子書籍業界への打撃
吉川英治、柳田国男、室生犀星らの作品は、昨年末に著作権保護期間が切れ、今年から自由に使えるようになりました。
こうした著作権切れの古典の名作は、青空文庫などでテキストファイル化され、電子書籍の普及に大きく貢献しています。

しかし、これらの作品も、著作権期間が70年に延長されれば、また数十年先まで読めなくなることは必至で、せっかく軌道に乗ったばかりの電子書籍業界にも打撃を与えそうです。

書籍のデジタル化が遅れる
著作権の延長によって、「著作権の所在が不明な「孤立作品」を人為的に大量発生させただけだ」と言う批判も、米国内で起こっています。

日本の国会図書館では明治期の本の著者のうち70%強が権利者の没年や連絡先が不明といわれていて、期間延長によって、図書館の蔵書デジタル化がさらに遅れることが懸念されているそうです。

(以上のソース:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXDZO54918090R10C13A5TCJ000/、
ウィキペディア「著作権延長法」))

ジェネリック薬も危機
同じ、知的財産の保護に関連して、ジェネリック薬の製造・販売が妨げられる恐れもあります。
このことに対して、「国境なき医師団」は強い懸念を表明しています。途上国でジェネリック薬を利用している数百万人の患者の治療に影響が出る恐れがあるというのです。
(国境なき医師団日本 http://www.msf.or.jp/news/2013/07/6133.php)

TPP交渉参加に関する意見募集
さて、TPP交渉に関連する業界団体への説明会などが活発に行われているようですが、説明会に招待されなかった団体にも、メールで意見を提出する方法があります。

TPP政府対策本部・TPP関連情報
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/tppinfo.html

〆切は7月17日(水)までです。
団体名を記入する必要がありますが、TPPに関して意見をおもちの方は、ぜひこの機会を活用なさってください。
【7/13追記】個人でもメールを送れるそうです(青空文庫の掲示板を参照)。


【7/13追記】
いくつか有用な記事をリンクしておきます。

青空文庫 「著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名」 (署名運動自体は終わっています)
山仙さんの、「著作権は誰のため」
朝日新聞デジタル「WEBRONZA」 「著作権保護期間の延長は科学研究を阻害する」

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2013年7月 1日

読書メーター2013年6月


そろそろ暑さが増してきて、更年期三年目の今年も絶不調に陥ってしまうかと思うと、恐怖の季節です。
すっかり読書メーター専用と化してしまったブログですが、もうちょっとなんとかしたいとは思っているのですよ。

さて、6月の読書も、小川一水さん一色となってしまいました。SFは図書館の順番待ちもなく借りやすいのです。そろそろローマものに戻ろうと思います。やはり、塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読まなきゃ始まらないとは思うのですが、文庫本で43冊ともなると、うっかり手を出せないなあ。

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1964ページ

妙なる技の乙女たち妙なる技の乙女たち感想
近未来の設定だが、雰囲気は現代の東南アジアの都市。多民族多文化の異国で働く日本人女性たちの信念をもって突き進む姿がいい。ぱっと見はSFぽくはないが、軌道エレベータや宇宙移民の話が出てきたり、登場人物が互いに関係があったり、読み進めていくうちに、どっぷり未来都市リンガ島の生活感にひたっている。
読了日:6月6日 著者:小川 一水

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)感想
人間の存在の定義とは何なのか。エイリアンに改造されたら、植物状態なら、不老不死なら、人との接触を拒否したら。人間はどこまで人間たりうるのかということを問いかける短編集。宇宙パイロットのニッチビジネスを描いた『Slowlife in Starship』には、まさかのはやぶさ登場。「時砂の王」のスピンオフもあり、うれしいオーたちとの再会だった。
読了日:6月8日 著者:小川 一水

コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)感想
未来の人間の危機を救うために、どうするべきか。時間生物の助けを受けつつ、試行錯誤のすえに送られたギフトは、細く長い楔となって時空を超えていく。楔とは人間の持つ可能性の力でもある。小川一水の時間SFはやはりいい。当人たちが歴史のリセットを覚えている結末もGood。
読了日:6月13日 著者:小川 一水

リカーシブルリカーシブル感想
血のつながりのない家族との暮らし、引っ越した土地の学校で細心の注意をはらって行動する主人公には、音をさせぬように階段を踏む息苦しさが絶えずつきまとう。淡々と微細な日常の描写が続くが、最後で急転、弟を思うハルカの強さと行動力が爆発する。読み終わってタイトルの意味を考えたら、じわりと来る。
読了日:6月17日 著者:米澤 穂信

影法師影法師感想
文武両道にすぐれた彦四郎はなぜ転落し、惨めな最期を遂げたのか。その謎を解き明かすことで進む筋立ては、「永遠の0」を思い出させる。宮部と同じく、次第に浮き彫りにされていく彦の真の姿はなんと男らしいことか。おそらく、勘一への友情だけでなく、みねへの報われぬ想いゆえに、彼は己を犠牲にする道を選んだ。恋愛の描写はなくとも、百田作品はまぎれもなく根底は恋愛小説なのだと思う。
読了日:6月22日 著者:百田 尚樹



天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
化石燃料と金属のない植民惑星が舞台。のどかな牧羊の風景、港町の赤ひげ先生。領主の圧政に反発する「海の一統」、政治の腐敗に悩む女性議員。人間の性の捌け口であるアンドロイド。そして惑星固有の生物たち。彼らの思惑が複雑に絡み合う動乱前夜だが、話全体がビジュアル重視でわかりやすかった。…ベンクト、やはり死んじゃったのかな(涙)。
読了日:6月24日 著者:小川 一水

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)ダース・ヴェイダーとルーク(4才)感想
ダース・ヴェイダーのあのマスクが、口をへの字に曲げて困っている顔に見えてきた。子どもってどうして体をよじりながらも、おしっこじゃないと言い張るの? 自分の子育てのときを思い出しながら、ほんわかしんみりしました。次にSWの映画見たときは、泣いちゃうかも。
読了日:6月26日 著者:ジェフリー・ブラウン


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