2019年6月20日

屋久島に行ってきました(2)

「にっぽん丸」に乗って、いよいよ屋久島に着きました。

宮之浦港に入港したのは、朝10時。昼食後、オプショナルツアーの半日バス見学ツアーに行ってきました。

ウミガメの産卵地で有名な永田いなか浜の砂浜を歩き、次に志戸子ガジュマル園に入り、鬱蒼と茂るガジュマルの森を歩いているとき、折悪しくスコールに見舞われました。ガジュマルの大木の枝葉でさえ突き抜けてしまう滝のような大雨。あわててバスに戻ると小降りになりました。やはり南の島の天候はとても変わりやすいです。

ガジュマル園にて

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そのあと屋久島環境文化村センターを見学しました。ここでは、説明や展示、大型映像などで、屋久島の地形について学ぶことができます。

屋久島は丸い形をした島です。その中央に標高1936メートルの宮之浦岳を中心にとして800メートル級の山々が連なり、「洋上のアルプス」と呼ばれているそうです。この1936メートルというのは、九州の最高峰にあたるそう。そんな高い山が小さな南国の島にそびえ立っているのです。

当然、気候は上に登るとどんどん変わります。屋久島の中には亜熱帯から亜寒帯までの気候帯が存在します。つまりひとつの島の中に日本列島まるごとが縮図となって存在するようなものですね。

さて、その次の日は幸運なことに、朝から雲ひとつない快晴。6月の屋久島にしては珍しいことだそうです。

ところが船のデッキから眺めていると、朝はぴっかぴかに晴れていたのに、山頂に少しずつ白い雲が集まってくるのがわかりました。海からの水蒸気が山を駆け上って冷やされていくのでしょう。まるで綿あめの機械のように、雲ができていきます。

さて二日目のオプショナルツアーは、一番楽しみにしていた「白谷雲水峡・半日トレッキング」。一番希望の「苔むす森」へは行けませんでしたが、「弥生杉」は1時間ちょっとの短いコースなので、むしろ初心者の私にはよかったかもしれません。

晴れていたことも幸いして、半そで長ズボンの軽装。靴はすべりにくい登山用の靴を持参しました。

弥生杉周辺は木道も完備していますが、濡れた岩を踏んで登り降りする場所もあり、やはり靴は良いのを履いたほうがよさそうです。それに汗をかいたあとじっとしていると、体が冷えてくるので、長そでの上着も持っていったほうが無難かもしれません。雨ならばなおさら装備は厳重に。

登山口からスタート。左手に川や吊り橋を見ながらまっすぐ登り、まず二代大杉を訪れてから少し戻り、弥生杉のコースに入ります。

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屋久杉と呼べるのは、樹齢千年を超えるものに限られるそうで、それより若いものは小杉、さらに若く、植林されたものは地杉などと呼ばれるそうです。

二代大杉は初代の木が折れた切り株に発芽した種子が生育した二代杉だそうで、初代の木の大きなうろが、まるでトトロの住処のようです。

まさに聖書にあるとおりです。

木には望みがある。たとい切られても、また芽をだし、その若枝は絶えることがない。」(ヨブ記14章7ー9節)

遊歩道沿いには、苔むした樹木の幹や斜面の岩が美しく、幻想的な光景が続きます。

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弥生杉はなんと、樹齢3千年。まさしく日本は弥生時代だったのですね。屋久島のように、温暖な気候と雨に恵まれたこと、また島の人々が畏敬の念を持って、巨木を大切に守っていたからこそ、このような長寿を保つことができたのでしょうね。

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昨年の台風で倒れた樹木がここそこに見られました。斜面に生えて、幹が斜めに伸びていく木も見ました。不思議なことに、まっすぐに立っているとツルツルしている幹も、倒れたまま生育すると、筋肉ムキムキのマッチョ(笑)になるそうです。これも自然の妙ですね。

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2019年6月15日

屋久島に行ってきました(1)

 6月上旬、夫とふたりで旅行に行ってきました。
前回の夫婦旅行は2006年の尾瀬でしたから、13年ぶりということになります。
今回は世界自然遺産の屋久島、しかも今大ブームの豪華クルーズ船に乗る旅です。

今回利用したのは、阪急交通社の「飛んでクルーズ九州・屋久島プレミアム」、博多→屋久島→博多の三泊四日の旅です。

ご存知のように5月末に大豪雨によって屋久島は大きな被害を受け、あちこちで崖くずれも起き、ツアー客が帰れなくなったという報道がありました。心配していましたが、私たちが行った6月上旬の時点では、すでに復旧が進み、参加したトレッキングツアーも問題ありませんでしたが、他の一部のコースはまだ閉鎖されていたようでした(今はもう大丈夫だと思います)。
「月に35日雨が降る」と言われるほど雨の多い屋久島、その雨こそが豊かな自然を生み出しているのですが、それでも今回の雨はけた違いだったようですね。

さて、今大ブームと言われるクルーズの旅。なんと言っても魅力は、移動や宿泊・食事が一体になったリーズナブル感ではないでしょうか。宅配便で前もってスーツケースを送り込んでおけば、あとは身ひとつで乗り込めばよい。おいしい食事をいただき、船内のイベントを堪能して、ぐっすり眠った翌朝には、もう目的地に着いている。現地に着いても荷物の移動のわずらわしさは全くなく、食事も宿泊もすべて船に戻ればOK。これは楽ちんです。

「にっぽん丸」
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私たちが乗せていただいたのは、商船三井客船所有の「にっぽん丸」。外国の10階だてビルのような超ビッグなクルーズ船と比べればこじんまりはしていますが、クルーズ初心者には最適の船だと思います。

にっぽん丸公式サイト




出航セレモニー
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出航の紙テープ
受け取ってくれるのはたぶん旅行代理店の方々m(__)m
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クルーズ旅行のメインはなんといっても食事。にっぽん丸の食事のおいしさには定評があり、「美味なる客船」と呼ばれているそうな。和食も洋食もメニューが充実しています。
メインダイニングでは、朝(和食と洋食ビュッフェが選べる)・昼(ビュッフェ)・夕(洋食和食日替わりのフルコース)の三食と軽食やフルーツが主の夜食が食べられます。それ以外にも、ラウンジやテラスではいつもコーヒー紅茶が飲め、パンやデザートが食べられます。アルコール類だけは有料ですが、飲み食いに関してはほぼ無料なのがいいですね。


日本人にとってなくてはならない大浴場もちゃんとありました。化粧品などのアメニティ類も完備しています。セルフランドリーもずらりと十数台の洗濯機・乾燥機が並んでいて洗剤も備え付けられているので、私もこまめに下着類を洗っていました。

乗客はほぼ全員日本人だったので、そういう点でも気楽かもしれません。ドレスコードもすべてカジュアルだったので、夕食時もちょっと小ぎれいなワンピースやパンツルックで大丈夫。
乗組員はおおよそ三分の二がフィリピン人、あとは日本人という感じです。フィリピンの方々も日本語が上手ですし、とても親切。意志の疎通に困ることは全くありませんでした。

美しい夕焼け

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航跡はいつまでも消えず 美しいIMG_4401.jpg














船内プログラムも充実しています。

朝の甲板でのおはよう体操に始まって、ストレッチ、カードゲーム、カジノ(と言っても賭けるのはチップ)、社交ダンス教室、映画ともりだくさん。昼間は観光もあるので、とても全部には参加できません。
夜はマジックショーやプロの歌手の生コンサート。私たちのクルーズには夏川りみさんが
出演してくださいました。豊かで美しい声で、本当に本当にすばらしかったです。
それ以外にも、フィリピンのバンドが随時いろいろなところで生演奏で船内の雰囲気を盛り上げてくれました。

私たち夫婦は、社交ダンス教室に三日間通いつめました。来ている人たちの中には、クルーズ上級者の先輩方が何人かいて、社交ダンスをひとつの大きな目的として、あちこちのクルーズツアーをめぐっておられるようでした。

確かにソシアルダンス教室は身近でも見かけますが、ドレスアップして生演奏で踊れる場所というのはあまりないのかもしれませんね。クルーズ船はまさにうってつけの晴れ舞台だという気がします。

超初心者の私たちも汗だくになりながらも、優しい方々と楽しい時間を過ごし、タンゴやマンボやスローワルツの基礎をどうにか学び、またどこかで会いましょうと言って、別れました。

年に一回、目的を持ってクルーズするというのもカッコいいシニアライフだなと感じました。 あー、また乗りたくなってきた(笑)

最後に船酔いについて。私もとても車酔いしやすい性質なので、少し心配でしたが、実際はまったく船酔いはしませんでした。

沿岸沿いを進んでいるときは、ほとんど揺れがなく、甲板に立ったり、じっとしているとき以外はほとんど揺れを感じませんでした。ただ、沿岸を離れて屋久島付近を航行しているときは少し揺れるときがありました。そういうときはむしろ、動いたり歩き回ったりしているほうがよいと思います。

心配な人は、予防のために酔い止めを飲んでおくとよいと思います。24時間効くという酔い止めも売られているので、とりあえず安心できます。私は博多行きの新幹線に乗る前に飲んでおきました。

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