コメント一覧

香下若菜 URL 2007年06月01日(金)22時15分 編集・削除

こんばんは、宇津木さん。
「沈黙の森」を読ませて頂きました。

二人の青年兵士に比べると、壮年兵士の不気味さは特出していて、彼はこの沈黙の森なのだと感じました。
逃れられない連鎖は、森を頂点とした食物連鎖のようですね。
その流れから誰も逃れられないところが、恐ろしくて、哀しいです。

ラストは本当に深く考えさせられました。
戦いは日々に根付いてしまうということが、日常風景を描くことで浮き出ていました。
戦争の哀しさを人と人の繋がりだけでなく、世の中全体して捉えた作品だと思いました。
素敵な作品をありがとうございました。

第51代くましろ 2007年06月03日(日)03時53分 編集・削除

初めまして。
外しているなんてとんでもない。お祭りはこういう思わぬ作品があるから楽しいと思いますよ。少なくとも僕にとってはど真ん中の一球でした。
危機を生き延びた者は逞しくなる、っていう法則を森に当てはめて、その不気味さを縦軸に、どんなに(外部の者に)タフな環境でもそこに「生きる」者に取っては生活の一部でしかない、というテーマを横軸に、極めて精緻な構成で森と人間の関係いうものを描いていて、そこに当然ながら戦争政治の裏側とかをきちんと風刺しながら入れているわけですから、感心しない訳がありません。自然・環境というテーマにもストレートに入っているし。それで修行中と仰るんだものなあ、、、。

宇津木 2007年06月03日(日)12時13分 編集・削除

香下若菜さま
拙作をお読みいただき、ありがとうございました!
食物連鎖!
まさにそんな感じです。
ラストを以下に純真無垢な少年にしようかと苦心したので、何かを感じ取っていただけると本当に幸いです。
なかなかわかりづらい話だなと思っているので、こうして感想をいただけて嬉しいです!
温かい感想を、どうもありがとうございました!!


第51代くましろさま
はじめまして。
拙作をお読みくださってありがとうございます。ブログの方も読んでくださったのですね。
いやぁ、お祭というにはぶっちぎりで暗いので本当に心配してしまいました。
勿体無いほどのお言葉を頂いて、照れるやら嬉しいやら……。
でも本当に、まだまだだなぁと痛感することが多いです。こうして企画に参加させていただくと、他の方の作品に触れることが多くなるので、とても勉強になります。
無謀にももう一作投稿させていただこうと思っておりますので、またお読み頂けたら幸いです。
嬉しい感想を、どうもありがとうございました!

2007年10月28日(日)20時50分 編集・削除

はじめまして。面白かったです!
繰り返される背景画像がなんとも効果的になってると思いました。
そして「セリフを入れない」、気づかなかったです(笑)。

宇津木 2007年10月28日(日)22時01分 編集・削除

北さま

拙作をお読みくださって有難うございます!
繰り返しがしつこいかなという印象を書いていて感じていたので、そう言っていただけると安心します。
閉会間近となりましたが、感想いただけて本当に嬉しいです。どうもありがとうございました。

BUTAPENN 2007年11月01日(木)18時04分 編集・削除

宇津木さん、参加をありがとうございました。五ヶ月前経って振り返ると、この「沈黙の森」は不思議な重みを持ってペンギンフェスタの中に存在し続けたような気がします。

作品受領のときのメールでは、こういうことを書かせていただきました。
「ざっと一度拝読しただけですが、美しい情景の中に人間の哀しさが際立ち、そして何よりも、命の重みと同時に、さえざえとした沈黙が心に染みわたってきました。
二読、三読するたびに、その都度、別の角度から読むことができる御作なのではないかと思います。期間中じっくりと読ませていただきたいと思います」
そして、確かにその通りでした。自然の悠遠さ。人間の醜さと哀しさ。そしてそれとは真逆の尊厳と希望。読むたびに色を変えてくれた物語でした。

2007年11月04日(日)20時10分 編集・削除

はじめまして。
森の不気味さが次第に迫ってくるのに、雰囲気が暗くならないところは不思議な感覚でした。でも、あれですよね。この森が豊かなのは斃れた兵士達が土となり、その土を養分として木々は益々……。そう思うと、この森の沈黙には妖しさを感じます。

宇津木 2007年11月12日(月)22時57分 編集・削除

BUTAPENNさま
何度も読んでくださってありがとうございます!
なかなか祭りに積極参加できずに申し訳ありませんでした。後祭りですが、ちょくちょく遊びに来させていただこうと思います。

貴さま
お読みくださってありがとうございます!
実は人を食って成長してる感じのある森ですから、妖しいといっていただけて嬉しいです!