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第51代くましろ 2007年07月30日(月)23時42分 編集・削除

気合いの入ったお話で引き込まれました。メインテーマもさることながら、『東欧の宗教国』ってのが、イスラエルだけでなくイラクやアフガニスタンにもだぶって見えて、そっちの方を色々考えたりしました。
無茶をやっているイスラエルも、軍事的有利を確保しているから原爆とか使いませんが、将来、状況が変わったらどうなるのだろう、と思ってみたり、宗教で云えばアフガニスタンがどうなるのか、と思ったりしています。個々の信仰が集団催眠に変質する瞬間が一番怖い。
あと、マイクロソフトみたいにぼったくりをやっている企業ってのが、内部利益の使い道に困って、かえって地球環境改善に努める事はあり得る話で、その場合、(独占の利益で)不当に高い製品の値段って環境税みたいなものなのかなあ、とも思ったりしました。

という云う訳で、多くのテーマを内在したお話だったと思います。

2007年07月31日(火)02時40分 編集・削除

コメントありがとうございます!
自分の作品をオンラインで発表するのは初めて、すなわち人から感想をいただくのも初めてなので嬉しさのあまり泣いて笑って踊りだしそうです。

気合の入った作品と申しますか、気合だけで1日で書き上げた代物にございます。
そもそもは、足並みそろわぬ京都議定書の際に「船頭多くして……だなぁ。いっそ一人が強引にリーダーシップを取ったほうがよっぽどスムーズにいくんじゃ?」などと思ったのが始まりでした。「現時点でそれが出来そうなのはアメリカだけど……無理だな。ローマ教皇が大々的に呼びかけたら何とかする人は結構いそうだけど。国じゃなくて個人が全部の土地を買い占めて独裁者になったら上手くいくかな? でも重要文化財とか聖地とかややこしい問題になるよなぁ。それでもやるならそれなりの動機がいるし。宗教に対して何か憤ってもらわないと」というわけで、日本列島より長い大河は壊滅しました。危険なのはキリスト教ではなく、間違いなく私の頭です。
東欧の新興宗教国家は特にモデルがあるわけでもないのですが、「地理的に東西の危険思想が集まりそうなところ、かつカトリックと縁のある場所」を考えてそうなりました。価値観が違うというのは素晴らしくも恐ろしいことです。誰かの嘆きが誰かの正義であったりする場合は特に悲惨です。それもちょっと反映させてみました。

多くのテーマを内在というか、あれもこれもで回収しきれていないのが実情ですが、こんな駄文を真摯に読み込んでくださり本当にありがとうございました。