セフィロトの樹の下で
by nyansuke/Kaoru Haruka





「これが……ロボット?」
 私はおっかなびっくり歩み寄って、カプセルの中に横たわるものを見つめた。いや、「もの」と呼ぶのも抵抗があるほど。
 それは人間そのものだった。
 それで語弊があるとすれば、『人間の肉体』そのもの。
 犬槙さんが開いたのはほんの数十センチ、頭部から胸部までだったが、それで十分だった。
 強い照明に照らされて、白く輝いているような肌から私は目を離せなかった。
      (「セフィロトの樹の下で」第一章(2))



nyansukeさんの描いてくださったAR8型セフィロトの登場シーン。
いやあ、胸部までにしておいてよかった(笑)。これ以上見せていただいたら鼻血もんです。
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