寂しさを押しやって 笑顔をその上に覆い被せた 土に埋もれた枯葉が朽ちるように 消えてしまうと信じながら 誰かのために奮い立てることに酔って 足元を見ないようにしていた 愛されたいと飢え乾いている そんな自分を愛せなかった いつだって強くありたかった私を 知っていたのはあなた 弱さから目を背けるなと あまりにも真っ直ぐな眼差しで ありのままの私を赦した時 あなたに強められる私を知った すべてを受け止めてくれる安堵を知った 硬い声の中の優しさを知った 溢れ出る喜び ほんのちょっぴりの切なさ そばにいたいという思い あなたへの思いは 名づけようがない 霞 桜蘭さんのサイト「乱れ雪月花」の6666ヒットのキリバンをゲットしたBUTAPENNのために、拙作「夜叉往来」の主人公詩乃が、統馬に心魅かれていく気持ちを詩にしてくださいました。 ああ、詩乃はこんな想いでいたんだな……とあらためて胸を打たれます。 桜蘭さん、ありがとうございました。 |