第三章をお届けする前に、今まで書いた分を改稿することにしました。
「古代ローマ風異世界ファンタジー」として、架空の異世界を舞台にし、古代ローマ帝国に似た「キヌア帝国」を舞台にしてきましたが、やはり、「ローマ帝国」そのものを舞台にすることに決意しました。
最初は、実際の歴史を題材とすることへの恐れがありました。異世界を舞台にしたのは、歴史に反する記述をしたときに、「あくまで、古代ローマ風だもん」という逃げの言い訳ができるからです。
けれど、ローマ帝国に関する資料を読みあさるうちに、自分自身が「キヌア帝国」を何回も「ローマ帝国」と書き間違えそうになってきたのです。すべてを異世界とするよりも、現実の古代ローマ史の中に架空の歴史、架空の事物を織り込むことにするほうがよいのだろうかと。
もうひとつの理由は、章が進めば、いずれキリスト教について描くつもりですが、私自身がクリスチャンであることもあり、これを架空の宗教として描きたくないということ。
かなり悩んだのですが、読者さまの混乱を招かないためにも、、なるべく早い今の段階で、改稿することにしました。
ブリテン島を模した架空の島「ブリテン島」を舞台にし、架空の民族、架空の人物を描くことに変わりはないのですが、今までの「異世界ファンタジー」ではなく、「歴史ファンタジー」という位置づけになろうかと思います。
改稿は、「キヌア帝国」を「ローマ帝国」、「キヌア語」を「ラテン語」にするだけなので、数分で終わるものでした。
第三章がなかなか始まらないのは、ひとえに私の個人的なことが原因で、もう少しお待ちいただけたら幸いです。
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