百年
吾輩ヲ 百年のちに 猫祭り
吾輩ハ 百年経って 祭られる
吾輩ハ 百年経ても 祀られず
吾輩ハ 百周年の 祭り猫
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元旦の夜
ねこは
こたつ で
はつゆ め
でめ 金!
食ったニャー!!
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餅を食べた吾輩猫
わけもなく
がをはって
はくじつのもと
いいとしこいて
ハイカラおどり
わんにのこるは
がしょうもち
はってたべれば
いつのまに
ハにくっついた
ねつえんに
こどもはわらい
まいったな
つめまでいたい
りょうあしだち
餅はもう嫌だ!
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無聊の日々
煩わしい浮き世に生まれ
学校教師の家に飼われる
初めて知る人間の生態を
胃潰瘍の男を通して知る
果たして彼は普通の人や
根無し草のような美学者
狐狸の言葉を持つ理学士
出鱈目を真に受ける主人
悪意無き奇人に恵まれて
類例なき喜劇を写生する
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ねこにこばん
鼠を追って
小判を見つける
鼠が良いか
小判が良いか
鼠が云うに
小判がお得
鼠に云われて
小判を齧る
寝惚けるんじゃねえ
この野郎
鼠は旨い
小判は不味い
鼠をみれば
小癪な奴め
塒へ逃げて
ここにはいない
鼠の代わりに
小判が残る
寝酒!を飲んで
こたつでふて寝
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みいつけた
ねこね!
こねこね!
ねこっこね!
!ねこ!
!ね
!
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こたつに眠る
ねむれねむれわがむねに、と
子守唄を歌いながら
ねたこの可愛さをめでつつ
こたつのこのこの幸せを祈る
ねんねこしゃっしゃりませ、と
子守唄を歌いながら
ねこの可愛さをめでつつ
こたつのこねこの幸せを祈る
ねんころろん
こんねろろん