吾輩猫の図書カード
編:七転八起
歴史的発言と慣用句
オンラインの小説
猫と文学と文化の考察(オンライン)
猫小説の紹介と書評
漱石がらみ
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歴史的発言と慣用句
『白い猫でも黒い猫でも鼠を取る猫は良い猫だ』
『南泉斬猫』
『猫が顔を撫でると雨が降る』
『(犬は三日の恩を三年忘れず、)猫は三年の恩を三日で忘れる』
『(犬は人につき、)猫は家につく』
『窮鼠猫を咬む』
『猫に小判』
『猫に鰹節』
『猫にまたたび(、女郎に小判)』
『猫も跨ぐ(古い魚)』
『猫の額(のように狭い)』
『猫の目(のようにクルクル変わる)』
『猫の子を貰うように(簡単に)はいかない』
『猫も杓子も』
『猫の手も借りたい(ほどの忙しさ)』
『借りてきた猫(のように大人しい)』
『猫をかぶる』
『猫撫で声』
『猫かわいがり』
『猫の首に鈴を付ける(ほどに難しい=鼠にとって)』
『猫足(のように静かに歩く)』
『猫舌』
『猫ババ』
『猫背』
『猫に紙袋 ?』
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オンライン小説
(1)『青空文庫』(御存じ、古典小説の無料サイト)
http://aozora.gr.jp/index.html
ーーねこが猫格を持ち、かつ重要な配役のおはなしーー
*ブレーメンの音楽隊/グリム兄弟 (主役の一匹)
*猫の草紙/楠山正雄 (主役級)
*蜘蛛となめくじと狸/宮沢賢治 (影の語り手が山猫)
*猫の事務所/宮沢賢治 (主役)
*セロ弾きのゴーシュ/ 宮沢賢治 (主要傍役)
*注文の多い料理店/ 宮沢賢治 (山猫が主要傍役)
*クねずみ/宮沢賢治 (傍役)
*鳥箱先生とフウねずみ/宮沢賢治 (傍役)
*虹猫の話/宮原晃一郎 (主役)
*虹猫と木精/宮原晃一郎 (主役)
*虹猫の大女退治/宮原晃一郎 (主役)
*猫の踊/田中貢太郎 (猫叉伝説の怪談、主役級)
*オシャベリ姫/かぐつちみどり=夢野久作 (傍役)
*童話『焼かれた魚』『トロちやんと爪切鋏』/小熊秀雄 (主要傍役)
*詩集:月に吠えるから『猫』/萩原朔太郎著 (ほんの8行だがとにかく主役)
ーー猫(漢字の猫)が猫格を持ち、かつ重要な配役の物語ーー
*吾輩ハ猫デアル/夏目漱石 (語り手)
*義猫の塚/田中貢太郎 (主役級)
ーー猫は猫格を持たないが、重要な配役の物語(エッセー系を除く)ーー
*黒猫/エドガー・アラン・ポー
*猫町/萩原朔太郎
*ウォーソン夫人の黒猫/萩原朔太郎
*半七捕物帳から『猫騒動』/岡本綺堂
*半七捕物帳から『 三河万歳』/岡本綺堂 (愛猫)
*半七捕物帳から『薄雲の碁盤』/岡本綺堂 (猫の魂)
*半七捕物帳から『槍突き』/岡本綺堂 (化け猫)
*源氏物語から『 若菜』/ 紫式部
*貝殼から『 猫』/芥川龍之介
*お富の貞操/芥川龍之介
*皿屋敷/田中貢太郎 (猫はちょい役ですが、有名な怪談なので)
*ガリバー旅行記/ジョナサン・スイフト
*透明猫/ 海野十三 (猫は何時でも実験台)
*ふしぎ国探検から『 猫の実験』/海野十三
*超人鬚野博士/夢野久作 (猫取り商売)
(2)その他の、猫が猫格を持ち、かつ重要な配役の物語のオンラインサイト
*不思議の国のアリス/ルイス・キャロル(『 プロジェクト杉田玄白』サイト)
http://www.genpaku.org/alice01/alice01j.html
*チェシャ猫のパロディー(『 5月うさぎの部屋』サイト)
http://www.toki.org/rabbit/website/cat1.html
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猫と文学と文化の考察(オンライン)
*『柏書房』内の『連載・特別寄稿』の『歴史としての猫』(全12回、須磨章著)
http://www.kashiwashobo.co.jp/pages2/rensai.html
*『青空文庫』の『十二支考』から『 虎に関する史話と伝説民俗』/南方熊楠
http://www.aozora.gr.jp/cards/000093/files/526_5505.html
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猫小説の紹介と書評
*『猫とネコとふたつの本棚』(猫関係の本、計500冊以上が紹介されている個人サイト)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~nekohon/index.html
(正直言って、この充実したサイトに紹介されている本についてここで再び取り上げるのは時間の無駄である)
*『奥泉 光』内の『作品リスト』の中の『「吾輩は猫である」殺人事件』
http://www.okuizumi.com/work_list/wagahai.html
(『「吾輩は猫である」殺人事件』の作者自らの解説)
*『猫の図書館』内の『猫の本棚』(猫関係の本、1996-2003年出版分が紹介されている個人サイト)
http://www.page.sannet.ne.jp/maher/Book/book.htm
*『ネコダス』(猫関係の本が大量にリストアップされている)
http://nagoya.cool.ne.jp/nekodas/index.htm
*『ねこ通信』内の『猫の図書館』
http://www.neko-tsushin.com/books/index.html
*『月刊猫新聞』(猫文学の為の月刊新聞)
http://www.nekoshinbun.com/
*『猫劇場』(本物の猫が主役の劇場)
http://www.webforest.net/cat/
*猫の総合解説ページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AB
*上記で逃した猫の文学
1 怪談:鍋島猫騒動
2 人形劇:ひょっこりひょうたん島/井上ひさし (とらひげ)
1960年代、国民的支持を得た古典的名作。とらひげは殆ど唯一の動物キャラ。
3 人形劇:ねこじゃら市の11人/井上ひさし (かんばるにゃん)
民放の変身ものブームに押されて視聴率が低かったが、ひょっこりひょうたん島に劣らない名作。ねこじゃら市と言うだけあって、猫の顔の形をした盆地に人(動物)が住んでいた。動物キャラは他に鼠2匹と鴉一羽(寧ろ3人というべきか?):親チュウと勉強チュウ、カラスの勘三郎。
両人形劇とも、猫は当時の童話に出て来る山猫的な扱いであまり賢くなく、そこに愛嬌があった。
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漱石がらみ
*『青空文庫/夏目漱石』(当然ながら漱石の作品は良く揃っている)
http://aozora.gr.jp/index_pages/person148.html
*『貴龍堂』(漱石研究の文献のサイト)
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kiryudo/index.htm