<< TOP 「ティトス戦記」キャラ設定集 〜魔王軍編 じぇみさんが「猫の秘密」を書いてくださったときにお渡しした、 魔王軍キャラの設定資料集を改編したものです。すべて、小説スタート時の設定です。 注: 一部、本編のネタバレになる部分があります。 |
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ルギド | |
名前 | ティエン・ルギド |
性別 | 男 |
年齢 | 生まれたばかり |
肉体的特徴 | 背が高い。銀の髪、紅い目。やや短い牙。とがった耳。とがった爪。浅黒い肌。筋肉質。人間からも魔族からも美しいと思われる容姿。 |
声や話し方 | 声が低い。人を従えるような威厳を持つ。 |
動作や仕草 | 尊大。自信家。気が短い。腹を立てると、ものを壁にぶつける。 |
過去〜現在 | 過去は人間だったが、その記憶は消されている。 |
性に関して | 人間の女奴隷から女魔将軍まで。寝台では毎夜誰か同衾しているかも(笑)。 |
職業 | 王子・魔将軍(三個師団長) |
特殊技能 | 強大な魔力を持ち、魔法剣を操る。 |
恐怖 | 自分に魔族の特徴である角も鋭い牙もうろこも翼もなく、人間っぽい外見であることにコンプレックスを感じている(翼は実は背中に格納されている)。 つまりハガシムやゲハジに対しても、実はコンプレックスを持っていることになる。 |
夢 | 人間を征服し食料として、魔族中心の世界を作ること。 |
娯楽 | 戦闘そのものが娯楽かも。 |
将来の計画 | 古代ティトスと同じような魔族中心の帝国を作り、父魔王を自分の肉体に降臨させ、ともに玉座につく。 |
ユーモアのセンス | そこそこあるのでは。 |
政治的信条 | 人間は下等動物で、魔族の支配こそがこの世の摂理。 忠誠を尽くす者に対しては褒美を惜しまず、裏切る者・期待に応えない者に対しては、過酷な罰を与える。 |
異性に対する態度 | 女は無理矢理、一方的に征服するもの。向こうからすりよってくると、邪魔になる。 |
子供に対する態度 | 邪魔。余計なもの。小さくて可愛いものに対する愛情は、もともと魔族にはない。 |
金銭に対する態度 | 金銭への執着はないが、人間を支配するのにうまく利用したいと考えている。 |
酒・麻薬に対する態度 | 酒をかなり嗜む(魔族の酒は強く、人間にとっては毒そのもの)。 |
理想 | 魔族および自分がすべての中心の世界。 |
後悔の念 | 自分の能力を過信するあまり、失敗することがある。 |
一般的な嗜好 | 自分なりの美意識に反するものは排除する。 |
名前の由来 | 語感だけでつけた。なんとなく、アラビアっぽい名前にしたかった。 |
ジョカル | |
名前 | ジョカル |
性別 | 男 |
年齢 | 30歳(魔族は生まれたときから5、6歳ほどの体と能力を持っているので、人間的に言うと35歳くらい) |
肉体的特徴 | 面長の顔に透き通ったうろこのある肌。腕や足にはやや大きめのうろこが一筋ある。黒く真直な髪を長く垂らし、瞳は真珠色の光彩を放つ。 |
声や話し方 | 深みのある声。知性を感じさせる鷹揚な話し方。 |
動作や仕草 | いつも冷静沈着。ただし、ルギドのことになると取り乱すときがある。怒ると、腕や足の一筋のうろこが逆立つ。 |
過去〜現在 | ジョカルの身の上話から引用 『30年前、まだわが王の封印が解ける以前のこと、地上に迷い出た父と、森はずれに住む人間の娘との間にできた子です。父は人間どもに焼き殺され、わたくしは母の腹を食い破って生れたそうです。 その後、変わり者の人間の隠遁者に拾われ、8年間ひどい拷問を受けながら育ちました。わたくしが人間のことばを解するのはそのためです。 そいつの隙を見て殴り殺し、魔族の侵攻が始まるまでは、あちこちに隠れ住んでいました』 しかし実際は、8歳で逃亡後、ガルガッティア城で畏王の復活を助けていた。 |
性に関して | 性欲を満たすために女性と交わることはある。 |
職業 | 天才的な魔導士であり学者。その知識の深さは畏王の復活のための研究をたった一人でなしとげたほど。戦術も巧み。今はルギドの重臣で、主のいないときは軍の全権を委任される。 |
特殊技能 | 強大な魔力を持つ。魔力を集中させ光球にすることをルギドに教えたのは彼。ただし、魔法剣は使えない。 |
恐怖 | ルギドが人間であった過去を思い出し、彼のもとから去ってしまうこと。 |
夢 | 畏王を地上に降臨させ、ともに世界を滅ぼすこと。 |
娯楽 | ルギドの世話をやくこと |
将来の計画 | 畏王の復活をすみやかに実現させる。 |
ユーモアのセンス | 無口なので、自分からめったに冗談を言うことはないが、ユーモアを解すると思われる(ゼダに人間のえっちな言葉を教えたりしていたし)。 |
政治的信条 | 生い立ちから、すべての人間と魔族を憎んでいる。畏王とルギド以外の存在はすべて滅びるべきだと思っている。 |
異性に対する態度 | ホモなんだろうか……。 |
子供に対する態度 | 育児は上手。 |
金銭に対する態度 | 関心がない。 |
酒・麻薬に対する態度 | まったく嗜まない。 |
理想 | 畏王とルギドだけがいる世界が完璧な世界。自分自身さえもそこには必要ない。 |
後悔の念 | ルギドが冷酷な性格になり、畏王の命令どおり人間と魔族を滅ぼす存在となることを望んでいる。しかしその一方、慈愛をそそいでルギドを育ててしまったことに、後悔と不安を感じている。 |
一般的な嗜好 | 畏王とルギドがすべて。 |
名前の由来 | ある雑誌に「聖痕のジョカ」というマンガが連載されていて、響きのいい名前だと思った。 |
ラミル | |
名前 | ラミル |
性別 | 女 |
年齢 | 人間でいえば、25歳前後。 |
肉体的特徴 | 本文から引用 『緑色のうろこのある皮膚。鼻から口にかけてせり出した顔。目はたるんだ瞼をもつ爬虫類のそれであり、髪の毛が一本もない頭に飾りかぶとをかぶり、青い鎧を着けている。 人間の目から見て、唯一彼女が女性だと感じさせるものは、少し丸みを帯びたやわらかい身体の線だけだ。』 ただし、魔族にとってはかなりの美人に見えるらしい。 |
声や話し方 | 小型の弦楽器のように高い。 |
動作や仕草 | 優雅にして機敏。 |
過去〜現在 | 魔族の中では女性として差別を受けてきたが、巧みな剣術と策謀により魔将軍の地位まで登りつめる。 |
性に関して | 出世のためならば、自らの身体をも投げ出すことができる。 |
職業 | 剣士・魔将軍 |
特殊技能 | 鋭い身のこなしと剣技。策謀にかけては天下一品。人心を操作する術に長けている。 |
恐怖 | 自分が女性として魔将軍の中で一段低く見られていることがコンプレックス。 |
夢 | 他者より上に立ちたい。 |
娯楽 | けっこうおしゃれ。お化粧もするらしい。 |
将来の計画 | ルギドを自分専用のペットにしたい(笑)。 |
ユーモアのセンス | 女性の身で魔将軍となり、ぎりぎりまで自分を追い詰めて生きているので、ユーモアを解する余裕はない。 |
政治的信条 | そのときどきに自分の置かれた立場をうまく利用してのしあがること。特に大局的な視野はない。 |
異性に対する態度 | 男は利用するもの。 |
子供に対する態度 | 子を産み母となることには関心なし。 |
金銭に対する態度 | 権力欲のために、財宝を貯め込んでいると思われる。 |
酒・麻薬に対する態度 | かなりの酒豪。 |
理想 | ルギドを自分の前にひれ伏させたいという願望を持っている。 |
後悔の念 | 心の底ではルギドを愛してしまったこと。 |
一般的な嗜好 | 自分の美貌を意識し、それを生かすことをいつも考えている。 |
名前の由来 | 最初は「ラミレス」とつけていたが、同名の野球選手がいるのを知って、あわてて「ラミル」に変更。 |
ハガシムとゲハジ | |
名前 | ハガシムとゲハジ |
性別 | 男 |
年齢 | ハガシムのほうがやや若く、ゲハジのほうが年寄り(魔族の寿命は数百年であるため、若くても百歳前後) |
肉体的特徴 声や話し方 動作や仕草 |
小説内の描写から引用。 ハガシム ○牙の隙間から、よだれを一筋垂らしながら、わめいた。 ○血の気の多いハガシムが、牙を打ち合わせ、たてがみを逆立てた。 ○醜く広がった鼻から蒸気のような白い息を吹き上げ、にやりと笑った。 容貌のイメージは、たてがみのあるカバ。 ゲハジ ○ゲハジは2メートルを越す巨体を揺すってさらに近づき、太ってみにくく垂れた口の端を持ち上げた。 ○『そう言えば、このあいだ人間の村でおまえに似た奴を見たぞ。ゲハジ。家畜の檻の中で、人間どもはたしか「豚」と呼んでいたな』 容貌は太って醜い。その分、身を飾り立て、威厳ある態度を取るように気を使っている。 |
過去〜現在 | 50年前にゼリク王が勇者であったときには、ふたりともすでに魔王軍にいた。ただし魔将軍ではなかった。 |
性に関して | 気持ち悪いので考えたくない(笑)。 |
職業 | 魔将軍。ハガシム=両手利きの斧使い、ゲハジ=ネクロマンサー(死霊使いの魔導士) |
特殊技能 | ハガシム=猪突猛進。力は強いが頭が悪い。戦略性はゼロ。 ゲハジ=魔導士なので策略家で頭はよいが、ルギドに対しては冷静さを失ってしまう。人望はゼロ。 |
恐怖 | ハガシム=頭が悪いことがコンプレックス。 ゲハジ=醜い容貌がコンプレックス。だから、ルギドに豚呼ばわりされると癇癪をおこす(ルギドはそのことを知っているので、わざと容姿をからかっているらしい)。 |
夢 | ふたりとも、魔王軍においてさらに認められることが望み。 |
娯楽 | ハガシム=食べること。 ゲハジ=風呂。 |
将来の計画 | 当面の望みは三個師団を与えられること(現在、ルギドとアブドゥールだけが三個師団長)。 |
ユーモアのセンス | あまりないと思われる。 |
政治的信条 | ハガシム=まったく信条はなく、命令に忠実に従うのみ。 ゲハジ=状況によっては相手に取り入ることも厭わないが、魔王を裏切ることは考えていない。 |
異性に対する態度 | 魔族の基本姿勢として、女は征服するもの。 |
子供に対する態度 | 魔族の基本姿勢として、父親は子どもをつくりっぱなし。 |
金銭に対する態度 | ゲハジはかなり金銀財宝を貯め込んでいそう。 |
酒・麻薬に対する態度 | ハガシム=酒大好き。ゲハジ=謀略のため、各種の麻薬を用いることをいとわない。 |
理想 | ふたりとも、特に理想はない。 |
後悔の念 | ハガシム=斧の必殺技をもっと磨いておけばよかった。 ゲハジ=実は、最初はルギドに取り入ろうとしたが、ルギドに相手にされず失敗している。 |
一般的な嗜好 | ゲハジ=衣装は派手。案外身だしなみに気を使うほうかも。 |
名前の由来 | ハガシム=アラビアっぽいということで。ゲハジ=旧約聖書に同名の男が出てくる。 |