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夜叉往来 登場人物紹介

矢上 統馬(やがみ とうま)

平安時代から続く「夜叉追い」の一族の最後のひとり。真言を唱え、不思議な霊力をもって夜叉を祓う。東京近郊のT高に巣食う夜叉を追って、転校生としてやってきた。

弓月 詩乃(ゆづき しの)

T高2年D組のクラス委員長。面倒見がよく、責任感が強い。しかし、その心の底ではいつも不安におびえている。夜叉を追う統馬の宿命にいつしか巻き込まれていく。

草薙(くさなぎ)と天叢雲(あめのむらくも)

矢上家に伝わる霊剣。人間を傷つけず夜叉のみを祓う刀剣・天叢雲と、主の身を守る刀鍔・草薙。二体で一振りの剣である。草薙は人語を話し、白狐などの霊獣に変化することができる。

久下 尚人(くげ なおと)

統馬たち夜叉追いのリーダー格である。金髪で派手なスーツを着て、表向きは「久下心霊調査事務所」という怪しげな事務所の所長。前世は「慈恵」という僧侶であったと言われる。

矢上 誠之介・冴(やがみ せいのすけ・さえ)
矢上家の先代の総領とその妻。統馬の両親。

矢上 誠太郎(やがみ せいたろう)
統馬の兄。

信野(しの)
下の村の庄屋・矢萩宗右衛門の娘。統馬のいいなずけ。

けやき
矢上家の家人の娘。統馬とは幼馴染。

鷹泉 孝子(ようぜん たかこ)

内閣府に勤める、元華族の老嬢。長年にわたり一族をあげて夜叉追いたちを影から支援している。

矢萩 龍二(やはぎ りゅうじ)

東京在住の大学生。矢上家の傍系である矢萩家の末裔で、護符術を得意とする夜叉追い。

朋美(ともみ)・理恵(りえ)・ユキ
2年D組のクラスメート。元は詩乃と親しかったが、今はイジメの張本人。

山根(やまね)・嶋田(しまだ)
2年D組のクラスメート。家庭科クラブ員。

神林(かんばやし)
2年D組のクラスメート。「超常現象同好会」の会長でもある。

夜叉八将(やしゃはっしょう)
天界で謀叛を起こした毘沙門天から、その霊力を分け与えられた八人の上位の夜叉。その名は「宝賢・満賢・毘灑迦・婆多祁哩・散支・醯摩縛迦・阿咤縛迦・半遮羅」であると伝えられている。

宝賢(ほうけん)
八将の大将格。紅の髪と金色の瞳を持つ。

満賢(まんけん)
八将の副将。魔鏡を武器とする夜叉の将。背の低い老人をはじめ、あらゆる姿で現れる。

婆多祁哩(ばたきり)
金剛杵(こんごうしょ)を武器とする夜叉の将。黒い肌に蒼の瞳。

毘灑迦(びしゃか)
金剛鈴(こんごうれい)を武器とする夜叉の将。紫の髪と紫の瞳。

半遮羅(はんしゃら)
体術を得意とする夜叉の将。白緑の髪と白い瞳。