西暦2050年、温暖化がすすんだ日本の青果事情とは?
→ご感想は、会場のコメント欄をご利用ください:主催者より
サイト名: 「La Historia」
- 作品名
- フルーツ・バスケット(にっけさん)
- 登録日時
- 2007/08/11(土) 16:16
- 分類
- 短編小説
ペンギンフェスタ2007 テキスト部門 6/1~10/31
西暦2050年、温暖化がすすんだ日本の青果事情とは?
→ご感想は、会場のコメント欄をご利用ください:主催者より
サイト名: 「La Historia」
はじめまして(ですよね)
素晴らしいお話でした。中間部でコメディーのような風刺を集中砲火の如く浴びせて、その前後にしっとりした話をする、って構成は非常に勉強になりました。その風刺部分が、いかにもありそうな未来図で、それだけでも超短編として楽しめる内容ですよね。で、悪のりついでに加えておくと
* ここはやはり蜜柑ワインでしょう。輸出するんですな。
* 蜜柑と原油の交換貿易なんて事が交渉されるかも(で、失敗する)
* 輸入を自由化てきる品目のナンバーワン
えっと、日本の蜜柑は西洋にも認められていて、百年前に鹿児島からスペイン(?)に渡った原木が、今やアフリカや南米にも広がって、農場になっているそうです。なんでも手で簡単に向ける蜜柑の方がオレンジよりも人気があるとか。
☆香下若菜さま
お読み下さってありがとうございました。
数年前、「温暖化が続くと、みかんの生産中心が関東にまで移動するかも」という話をTVで見まして、それがきっかけでできたお話です。
みかんが巨大化しても、パイナップルが街路樹になっても構わないけれど(?)、何かがなくなってしまうのは取り返しのつかない、切ないことに思えます。冷凍みかんを知らない子供たち……は、寂しいですものね!
環境を思うイベント的にこの結末はどうなのよ? という感じもしますが、暑い中の気分転換になれば幸いです。ありがとうございました。
☆第51代くましろさま
はじめまして。ご覧下さってありがとうございました。
じつは「みかん利用商品」の部分は最後まで苦労していたので、悪のり(いえいえ)で楽しんでいただけて嬉しいです。
蜜柑と原油の交換貿易、なんていいですね! 私も「オイル成金」ならぬ「みかん成金」を考えましたが、バイオ燃料って難しいらしいですね。
テレビオレンジ、だったでしょうか。アフリカにも農場があるとは初耳でした。ここはやはり、西洋版こたつみかんとして、蜜柑ワインとともにどんどん輸出するべきかも。
荒唐無稽なお話になりましたが、お楽しみいただければ幸いです。ありがとうございました。
にっけさん、こんにちは。
とても面白かったです。個人的には風邪と言ったら桃の缶詰めだよなぁ、と思ってたので登場して良かったです。リンゴが超高級果物になっていることへの伏線も良かったです(素直に「そんなに家計が苦しいのか」と思いました)。リンゴでこれじゃあ、メロンは超超高級果物ですね。って、メロンは野菜扱いだっけ?
タイトルも気に入りました。
瀬川潮さま
こんにちは。お読み下さってありがとうございます。
桃の缶詰は風邪の必須アイテムですよね。白桃か黄桃か、ここでも意見が分かれそうです。
>「そんなに家計が苦しいのか」
すみません、ここ、爆笑させていただきました。確かにそう思いますよね。思わず、りんごをたらふく食べさせるために内職に励むおとうさんの姿を思い浮かべました。
>メロン
フルーツバスケットの主役は果物、と思い込んでいましたが、ウリやきゅうりの仲間らしいですね。でも、サラダに使うのはもったいないです。
もし温暖化が進んでメロンがぼこぼこ採れるようになったら、あるいは……。いえいえ、ペンギンフェスタの主旨からはずれそうですので、ここで止めておきます。
楽しんで頂けましたら、とても嬉しいです。感想をお聞かせ下さってありがとうございました。
はじめまして。読み終わって、とても良い気持ちになれた。文章が上手だし、一つ一つの描写が的確で綺麗ですね。構成も良く練られていて、途中でダレる事もなく、ラストまでテンションが保たれているのも見事ですね。
などどいう技術的な事はさておいて、読み終わって暖かく豊かな気持ちになれるのが何より素晴らしいですね。そして差し迫る環境の変化への戸惑いも無理なく表現されていると思いました。
香下若菜 2007年08月11日(土)22時23分 編集・削除
こんばんは、にっけさん。
「フルーツ・バスケット」を読ませて頂きました。
緩やかに日常生活に忍び寄ってくる温暖化。
現実でも大きな変化が起こらなければ、人は気づくことなく見逃してしまうんだなと、恐ろしく思います。
だけど、どんなに地球環境が変わっても、子を思う親の気持ちに変わりはなくて、ほのぼのとしてしまいました。
あと、冷凍みかんは不滅ですね(笑)。