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第6章「生命の春」
(4)
気がつけば、昼の食事の時間はとっくに過ぎていた。部屋に戻り、午後のお茶を兼ねたような昼食を取りながら、ミルドレッドは疑問がふくらんでいくのを感じた。
(エドゥアールさまは、なぜお泣きになったのだろう)
ラヴァレ伯爵夫人エレーヌ姫は、庶子である彼にとっては血のつながらない方であるはず。その方が亡きわが子に宛てた手紙を読んだところで、あれほど取り乱す理由は何もないはずだ。
(ご自分の亡くなった母上と、姫さまを重ね合わせて感じておられたのかしら。それもありえないことではないけれど――)
やはり、納得がいかない。
眉をひそめて物思いにふけっている令嬢に、侍女のジルがお茶のおかわりを注ぎながら、からかうように言った。
「どうなさったんですか。今朝は幸せの絶頂というお顔でいらしたのに」
「あらそう?」
「当ててさしあげましょうか。あと三日で王都にお帰りになることを思って、沈んでいらっしゃるんでしょう」
「三日?」
そう言えば、滞在の予定は週末までだ。明後日には、ラヴァレの谷を辞することになる。
エドゥアールさまと、しばらく離れ離れになる。
ずきんと胸が痛み、本当に気持ちが沈んできた。
わずか一日前までは破談を覚悟していたというのに、今はあの方のそばから離れて暮らす毎日など考えられない。
あの方の声を聞かずに、笑顔を見ずに、あのすてきなキスなしに、何日耐えられるだろう。
「ほらほら。やっぱり涙ぐんでいらっしゃる。心配せずとも、伯爵さまのほうから足しげく会いに来てくださいますよ」
「……そうかしら」
「こんなお美しいお嬢さまを放っておく男なんか、男じゃありません。それにお輿入れは秋なのでしょう。わずか半年かそこいらの辛抱じゃありませんか」
(半年。半年すれば、私はモンターニュ子爵家を出て、この領館で暮らすことになる)
ラヴァレ伯爵夫人として、夫をそばから支えることになる。
とたんに、多くの雑事が頭をかけめぐるような心地がし、目眩を覚えた。
「ジル、忘れていたのだけれど」
ミルドレッドはそのとき、ふと思いついたことを口にした。「おまえは私が結婚して子爵家を出ても、いっしょに来てくれるつもりなの?」
「もちろんですとも。お嬢さまがお嫌でなければ、地の果てまでお伴しますよ」
「嫌だなんて、そんなことあるわけないじゃない。おまえが来てくれるだけで、どこへ行っても心強いわ。……でも、ラヴァレ伯爵はこの領地の経営を大切になさって、ほとんど王都に滞在なさらない方なのよ。私たちも王都から離れて暮らすことになる。そしたら、トマとはどうするつもり?」
「何をおっしゃってるんですか」
ジルは大声で笑い始めた。「わたしのことなんか心配なさることはありません。あんな醜男、別に将来を誓い合ってるわけでもなし、さっさと別れてやりますとも」
「そんな……」
せっせと立ち働くメイドの背中を見つめながら、ミルドレッドは彼女が空威張りしているのを具に感じ取った。これは、恋する者だけに備わった勘だ。
(結婚とは、当人同士だけの問題ではない。大伯爵さまのおっしゃるとおりだったのだわ)
エドゥアールの部屋の扉の前に立ち、ミルドレッドはしばらくためらってから、ノックした。
「はい」
ひとりの若いメイドが、待機用の小部屋の扉から顔を出した。
「まあ、お嬢さま」
「あの……伯爵さまにお話があって来たのだけれど」
「あ、若旦那さまは今」
と言いかけて、メイドはにっこり笑った。「どうぞ。お入りください。お嬢さまなら大丈夫」
「え?」
扉が内側から開き、中に招じ入れられた。エドゥアールはソファの上で横になり、ぐっすりと寝入っていた。
あわてて振り返ると、メイドは茶目っけたっぷりにお辞儀をすると、小部屋に引っ込んでしまう。
(いくら昼寝とは言え、殿方の寝姿を覗くなんて、淑女のすることではないわ)
ミルドレッドは尻込みしたが、それでも目が離せない。ついに誘惑に負けて、そろそろと近づいた。
(なんて可愛いの)
半開きの口唇は、まるで少女のようにふっくらとして見える。いつもはぼさぼさの髪に隠れている額がむき出しになって、その白いなめらかな肌に、思わず触れたくなる。
笑いをこらえるのに死ぬほど苦労しているうちに、ミルドレッドは不思議なものを発見した。
(睫毛が?)
陽光に透かしてみると、明らかに金色に見えるのだ。ミルドレッドはまったく逆。彼女の髪の毛は薄い茶色だが、眉と睫毛は濃い焦茶色をしている。
普通、黒髪の持ち主は、眉や睫毛も黒いものなのではないだろうか。さらに目を凝らしていると、エドゥアールの頭頂のつむじには、根元がわずかに金色に変色した毛が何本か覗いている。
(これって、黒く染めておられるということ? エドゥアールさまの髪の色は――本当は金色?)
そんなはずはない。代々のラヴァレ伯爵の肖像画はどれを見ても、みな黒髪だった。大伯爵も黒い御髪をしておられる。
では、娼婦であったという母親は? 見たことはないが、町の娼婦が征服者の色である金髪をしていれば、それだけで巷では大変な噂になるだろう。
首をかしげて考え込んだあげく、確かめようとしてさらに顔を近づけたミルドレッドは、いきなり両腕にからめとられた。
「きゃあっ」
「大胆だなあ。あんたのほうから夜這いに来てくれるとは」
「よ、夜這いではありません、今は昼です!」
ミルドレッドは頬を真っ赤に染めて、もがいた。「――放してくださいます?」
「いやだね。こんな千載一遇のチャンスを」
エドゥアールは彼女を胸の上に乗せたまま、唇を重ねた。
夢中で応えるうちに、体の力が抜け、先ほどまで頭に巣食っていた疑念が、どうでもよくなってしまう。魔法使いだって、こんな魔法は使えない。
「待ってください。お話が」
ミルドレッドは、やっとの思いで彼の腕から逃れると、足元に座って、この部屋に来た目的を説明した。
「あんたの侍女と、ジョルジュの従者が恋仲?」
「ええ、ですから、わたくしがこの領地に移り住むと、ジルとトマの仲を引き裂くことになってしまうの」
使用人とは言え、ジルはミルドレッドにとって姉のような存在。彼女の一生をさえ決めてしまう決断の重さを考えると、ミルドレッドはおそろしくなるのだった。
「私たちの結婚は、私たちだけにとどまらず、回りの人たちの運命をも変えていこうとしているのですわ。なんとかならないでしょうか。と言っても、よい考えは何も浮かばないのですけれど」
エドゥアールは、「うーん」と考え込む。
「わかった。考えておくよ。ところで」
彼は、ミルドレッドの額にかかった髪を指でそっと掃った。「さっき俺の寝顔を、不思議そうにじっと見てただろ。どうして?」
ミルドレッドはどきんとした。微笑みをたたえながらも、エドゥアールの目は笑っていない。
「お、御髪に、金色のものが混じっているなと……」
「ああ。光線の加減で白髪が金色に見えるんだろ」
「白髪ですか」
「18年の人生とは思えないほど、俺って苦労してるもんな」
エドゥアールは、彼女の体を片腕で支えながらソファから立ちあがった。
「ちょうどいい。見せたいものがある」
「はい」
部屋を横切り、ひとつの扉を選んで開けた。
ひんやりとした涼しさが漂う。広々とした、淡い水色ですべてが統一された部屋。
「ラヴァレ伯爵夫人の部屋だよ」
エドゥアールは言った。「つまり、あんたのものだ」
「わたくしの……」
あまりの豪華さに怖気づいている彼女を、彼はそっと前に押しだした。
「じっくり見ておいで。壁紙やカーテンや家具で気に入らないものがあれば、王都で調達してくること。クロゼットの中に詰め込めるだけのドレスを買って来ること。本棚に並べる本を片っぱしから選んでくること」
「ね」と彼はいとしげに、後ろから少女の髪を何度も撫でた。「ラヴァレ伯爵夫人になるのは、とても大変なんだ。王都に帰ったら、忙しくて休む間もなくなる」
「わかりました」
ミルドレッドは何度も目をしばたかせてから、振り向いた。「わたくし考えてみれば、領地の経営のことを何も知らないのですわ。半年間で必ず、この谷に住むにふさわしい教養を身につけてまいります。穀物の育て方も水車の仕組みも」
「魚釣りや、カエル獲りの技術もね」
ふたりは、明るい微笑みを交わした。結婚してからの生活を、より具体的に思い描くこと。今の彼らには、それが何より必要な準備であることを確認し合ったのだった。
「あなたは、いっしょにお入りにならないの?」
「ああ、そっちは女性しか入れない部屋なんだ」
エドゥアールは顔を赤らめて、くるりと背中を向けた。「それに――これ以上は歯止めが利かなくなりそうだし」
ミルドレッドは、しんと冷えた空気の部屋を、ひとりきりでゆっくりと歩き回った。
子爵家の自室の何倍の広さがあるだろう。小花模様の壁紙に合った柔らかい色づかいの調度。簡素でくつろぎに満ちている。それでいて、不思議なことに、どこか華やいだ雰囲気も漂っている。
その理由を、すぐに彼女は悟った。
半分引き上げられた緞帳の向こうに、小さなアルコーブ(凹室)がある。その壁に、ひとりの女性の半身像の油絵が掛けられていたのだ。荘厳な思いにひざまずきたくなるほど美しい、金髪の女性。たった一枚の肖像が、部屋全体を輝かせていたのだ。
その手に握られている扇の房飾りは、身分によって結び目が細かく定められている。その花結びの型を見て、ミルドレッドは女性が誰か悟った。
「エレーヌ姫さまだわ」
亡くなられたラヴァレ伯爵夫人。以前、この部屋の主であった王家の血を継ぐ姫君。なんと高貴で、お優しそうな方なのだろう。
「でも、この方は……このお顔は」
まっすぐにミルドレッドを見つめる微笑が、誰かに似ている。瞳の色は、澄んだ青空を思わせる水色だ。
「この目の色は……」
背筋にキンと戦慄が走った。これはエドゥアールさまの目の色だ。
顔立ちも、どことなく似ている。いや、もし彼が金髪ならば、ほとんどそっくりと言ってよい。
ミルドレッドはそこまで考えて、よろけそうになり、分厚い緞帳をつかんだ。
――『もし、彼が金髪ならば』
「お母さま」
「なに、ミルドレッド」
「結婚に臨むためには、子爵家の家系図のことを、いろいろと知っておいたほうがよいと思うのだけれど」
「ええ、そのとおりよ」
「ほら、金髪だったという方がご先祖にいたでしょう」
「ああ、ミレイユさまのことね。わたしの祖先で、侯爵さまの庶子であられたのよ」
「でも、長いあいだに、金髪の色は消えていくものなのね」
「ええ、黒髪の方との結婚を繰り返すうちに、残念ながらね。でもミルドレッド、あなたの薄茶色の髪は、ミレイユさまの血が多少なりとも残っている証拠なのですよ」
「黒髪と黒髪の方とのあいだに、純粋な金髪の子どもが生まれることはあるの?」
「さあ、どうかしら。聞いたことがないわね」
「それでは、黒髪の方と金髪の方が結婚したら」
「それは、ほとんどが金髪になりますよ。もっとも、金髪の方のご先祖に黒髪がいれば、そうでないこともあるわね」
「もうひとつだけ――王族のお子さまは必ず金髪なの?」
「それはそうよ。ファイエンタール一族のように過去に黒髪の先祖がひとりもいらっしゃらない家系では、金髪のお子が生まれるものなのよ」
遠くでフクロウのくぐもった鳴き声がする。ナイチンゲールの高く澄んだ声がひとしきり響き、静けさが戻ってきたかと思えば、またフクロウ。
谷の夜は、思いのほか賑やかだ。
ミルドレッドは、誰もいない庭の隅のベンチに座っていた。
頭が、混乱している。いったい何を、どう考えればよいのだろう。
晩餐のときも、エドゥアールは昨日と変わらず、子爵夫妻や父君と楽しげに話していた。
ミルドレッドだけが、ひとり寡黙だった。つい彼の髪に注意が向きそうになり、あわてて目の前の皿に集中する。
コックが腕をふるった今日のメニューは、谷で釣れたばかりのマス料理の数々。ムニエルもカルパッチョも、どれも期待にたがわぬ素晴らしい味で、おかげで食べ過ぎてしまい、庭に出たのは腹ごなしの散歩の意味もあったのだ。
大きな吐息をつく。ラヴァレ家の使用人の誰かに、それとなく訊ねてみようか。
ミルドレッドが以前から知っているのは、家令のオリヴィエと、エドゥアール近侍の騎士のユベールだ。このふたりのどちらかに、『エドゥアールさまは本当は、金髪でいらっしゃるのよね?』とさりげなく水を向けてみたら。
――だめ、そんな質問をしては。
髪を染めておられるとすれば、きっと何か理由があるはず。おそらくは、金髪であることを誰にも知られたくないと思っておられるのだ。それなのに、あちこち尋ね回ってよいはずがない。
黙っていよう。さもないと――とてつもなく悪いことが起こるような気がする。
「ミルドレッド」
心臓が飛び跳ねた。誰よりもいとしい声であるはずなのに、そのときだけは少し恐ろしくも感じた。
「エドゥアールさま」
「さっき部屋に行ったら、留守だったからさ。庭をあちこち探した」
「ごめんなさい。少しひとりになって考えごとをしたくて」
「考えごと?」
三日月の夜の薄闇で見るエドゥアールの瞳は、暗い藍色に見える。
両親に訊いても、彼の瞳の色は濃い青だと答える。本当は明るい水色であることを知らないのだ。彼はいつも斜(はす)に構えて、真正面から人に目を見られることを避けている。
「何を考えてるか、言ってごらんよ。俺もいっしょに考えてやるから」
「……うまく、言葉にできないんです」
本当は言葉にできないのではなく、言葉にしたくないのだということを、ミルドレッドは自分でもわかっている。
「だから、もういいんです。きっと王都に帰るのが嫌で、気がふさいでいるだけですわ」
エドゥアールが静かに息を吐く音がした。
「本当はね、きみを試したんだ」
「……え?」
「きみが俺の髪の色に気づいたとわかったとき、わざとあの部屋に連れていった。きみならばきっと、ラヴァレ伯爵夫人の肖像画を見つけて、俺と似ていることに気づくだろう。これは、ひとつの賭けだった」
ミルドレッドは、震え始めた。エドゥアールが彼女を見つめる目が、いつもと違う。信を問うような厳しい眼差しだった。
「最初は親父が賭けを始めた。エレーヌ姫が赤ん坊の頃のきみに会ったという話をしていただろう。もし、きみが口の軽い人ならば、ただちに子爵夫妻と、そのときの話をしたはずだ。俺の髪の色についても、使用人にあれこれ詮索しようとしたかもしれない。そのときは、俺はきみと結婚してもずっと、この秘密を守り切る覚悟だった」
「――秘密?」
「だが、きみは誰にも話さなかった。夕食のときも子爵夫妻に鎌をかけたが、何もご存じないご様子だった。きみは賢明な女性だということが証明された。きっと一生の間、俺の秘密を守ることができる」
それでも、エドゥアールはひどく迷っているように、しばらく口をつぐんだ。
「だが、秘密を持つということは、つらいことだ。これを知ることで、きみはとんでもない重荷を背負ってしまうことになる。ご両親にも、心を許した友にも決して話すことはできない。俺のために、きみをそんな目に合わせていいのか、今でもわからないんだ」
ミルドレッドは、はっと息をのんだ。その瞬間、気づいたのだ。彼が何よりも渇望してきたのは、まさしくその大きな秘密を共有できる相手にほかならぬことを。
「ご安心ください」
彼女は小さく叫んだ。「秘密は守ります。たとえどんな秘密でも、命を懸けて守り通します」
「……」
「どんな重荷でも、あなたといっしょに背負いたいのです。どうぞお話しください」
「ミルドレッド……」
エドゥアールは何かに耐えるように、じっと顔を伏せていた。
再び上げたとき、その顔には、もう一片の迷いもなかった。
「ユベール」
「はい」
庭の藪の中を黒い影が走った。
誰か怪しい者が盗み聞きをしていないか、念のために確かめたのだ。影はこっくりとうなずくと、そのまま姿を消した。
「今から言うことは、冗談や偽りではない。いいね」
「はい」
「俺の――わたしの母は、エレーヌ・ファイエンタールだ」
「は……い」
うなずこうとしたが、ミルドレッドは完全に体が強ばって、動けなくなった。
エドゥアールが、今まで見せたことのない威厳と気品を全身にまとっているのだ。
目の前にいるのは、伯爵の庶子ではない。ラヴァレ家の正統の嫡子。
「すまない。娼婦の息子だというのは、作り話だった」
そして、国王フレデリク三世の妹姫の御子。
「そうしなければ、王位継承の争いに巻き込まれる。場合によっては命もあやうい。そう恐れた両親が、生まれたばかりのわたしを死産したことにして、人手に託した」
つまり、ファイエンタール王朝の、やんごとなき王位継承権保持者。
「最初は放浪民族の老婆に預けられ、次に港町の娼館で育った。髪を黒く染め、下町の訛りで話すことを覚え、娼婦や水夫たちに人生の智恵を教わった」
満ち足りた微笑をたたえて、彼は自分の胸に手を当てた。
「だから、わたしは――俺は、これからも娼婦の息子としてふるまう。真実を明かすのは、これが最初で最後だ。二度と口にすることはない」
「わかりました。……わたくしも絶対に、このことは」
ミルドレッドは突然「ああ」と叫んで、その場に崩れ落ちそうになった。とっさにエドゥアールが抱きとめる。
「だいじょうぶか、ミルドレッド」
「お……お赦しください。わたくしは……どれほど、あなたに」
彼の腕の中でぼろぼろと泣きじゃくる。
「なんて、しつ、失礼なことを……。心の中で呆れ、蔑み……頬を叩いて、身の程知らずにも……ひどいことを……今まで、あなたはどんなに、無礼な女だと……」
突然の畏怖と羞恥に襲われて震えながら、彼女は身を引き離そうと必死にもがいた。
自分はただの子爵の娘。だが、この方はファイエンタールの血を引くお方。次の王にもなれるお方なのだ。
「お放しください。わたくしなどに、あなたと結婚する……資格はありません!」
だが、エドゥアールはその手にますます力をこめた。
「だいじょうぶだって」
声が楽しげに笑っていた。「資格がなきゃ、こんな秘密を明かしたりはしねえよ」
【注】
以前にも書きましたが、念のため。
髪の色については、この小説は現実とは異なる設定をしています。通常は、金髪は劣性遺伝であり、金髪の家系と黒髪の家系の親同士の間に金髪の子どもが生まれることはまずありません(もちろん、例外あり)。
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