メイキング・オブ・フラッシュノベル(4)                 back | top | home



効果音・BGM

 ごぞんじの方が多いとは思うが、この「夜叉往来」という小説は、サイトのキリバン88888番を取ったとっとさんが、「五つの八」という御題を出してくださったことによる。『「八方美人」の女と「八面玲瓏」の男が、「八方破れ」な行動で「八方塞がり」になりながらも「八面六臂」の活躍をする物語』。「それをホラーで」とつぶやいたTERUさんのおかげで話がややこしくなってしまったがな。
 なんでも「八」という数字をキーワードにしてやろうと検索して見つけたのが、「八大夜叉」ということばじゃった。もうちょっとかっこよく「夜叉八将」と呼んでいる。
 八体の名前には諸説あるが、そのひとつは「宝賢・満賢・散支・婆多祁哩・醯摩縛迦・毘灑迦・阿咤縛迦・半遮羅」。わ、わたしにも読めん……。
 漢字の音でそのまま読んでいるので、もしかすると間違っているかもしれん。婆多祁哩(バタキリ)はともかくとして、醯摩縛迦(ケイマバカ)・阿咤縛迦(アタバカ)と読むのはちょっと躊躇われるのう。このおふたりには、さっさと調伏されたことにしてもらったわい。
さて、効果音・BGM集めじゃが、これがなかなか楽しい。作者はこの過程が一番好きだと言っておる。

アクションシーン、ロマンスシーンなど場面場面を盛り上げるBGMに適したオリジナル曲を発表しているサイトは、とてもたくさんある。それぞれがとてもよい曲なので、それを集めた名曲全集を作り、PCからずっと流していると、テキスト執筆の意欲も湧くというものじゃ。
このようなBGMや効果音に関しては、ハイカラロジックのリンクページや、同人ゲーム製作研究所の一覧表や、検索で見つけるとよいぞ。

さて、ひとつ問題がある。フラッシュノベルには、MP3ファイル形式の音でなければ使えないのじゃ。
MP3は、音がとてもクリアですばらしいのだが、やたら重いという困ったさんなのじゃ。長いのになると、一曲1Mバイトもある。
また音楽配信サイトの中には、WAVEその他の別の方式だけで曲や効果音を作っているところもある。もちろん、MIDIの中にも素晴らしい曲を見つけてしまうこともある。
潔くあきらめてはいかん。他形式の音をMP3に変換し、かつそれを軽くする方法があるのじゃ。


他ファイル形式の音をMP3に変換し、同時に軽くする。

これを可能にしてくれるのが、フリー配布ソフト Audio Encoder じゃ。
ここでダウンロードできるぞ。 → Kazuki's HP
これならば、MP3と、WAVE、Vorbis、WMAなどの形式と相互変換でき、かつMP3を128ビットレートから32ビットレートまで半分以上軽くしてくれる。これがなければ、何曲ものMP3の曲を乗せることはできなかったじゃろう。
ところが、これの弱点は今のところ、MIDIからMP3への変換は録音になってしまうことじゃ。そのためサイトオーナーのPCでは、変換のときに音飛びすることがあった。

そっちを解決してくれるフリーソフトもちゃんとある。
それが、アップル社の iTunes じゃ。フリーだし、ちゃんとWindows用もある。
ダウンロードは、こちら → Apple Download iTunes
取り込んだ曲がたとえMIDIでも、マウスの右クリックひとつでMP3に変換してくれるのじゃ。ただし、ビットレートを操作することはできない。

このふたつのソフトがあれば、たいていの曲や効果音をフラッシュノベル用に変換して使うことができる。
ただし、なんども言うようだが、くれぐれも配布サイトの規定には従うようにな。

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                   5. テキストのフラッシュノベル化

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