PCのデータが全部回復できたことで、小説が残っていたのもうれしかったのですが、フリーソフトが全部残っていたこともうれしかった。またこれを全部ダウンロードしてきて、インストールするのは大変だったと思うのです。
今度こんなことが起こったときのメモがてら、その一部をここでご紹介します。私にとっては役に立つものばかりですが、PCによっては相性が悪かったり、使い勝手の悪いものもあるかと思いますので、そのへんはご了承願います。有償のものは挙げていません。
☆ 音楽関係
てきとうシーケンサー(MIDI作成ソフト) 配布サイト「対旋律」
聖歌隊の奏楽担当の私としては、いまや欠かせないソフトです。
コーラスでは、パートごとの練習をどうするかが課題です。集まれないときに家で練習できるように、テープかCDに各パートを録音してと頼まれるのですが、ソプラノからベースまで4パートを4回ピアノで弾くのはしんどい。
このソフトは、楽譜を単純に手入力するようになっていて、16パートまでなら、それぞれ楽器の音色で打ち込んで演奏するようになっています。合奏するとフルオーケストラのようになるし、各パート別にすることももちろん可能。MIDIに出力して、メールで送ったり、CDに焼いたりして、メンバーに配ることができるのです。ほかにも類似のソフトはあるかもしれませんが、私にはこれが一番ぴったり来ました。ただし手作業の入力は慣れるまでたいへん。
Finale Notepad 2004(楽譜作成ソフト) …配布サイト「Finale」
これも、ピアノ弾きとして待ち望んでいたソフト。音符を入力することで楽譜を作成し、音声にすることができます。何よりもすごいのは、入力した楽譜を転調し、それを印刷できること。今まで楽譜の転調は長い時間をかけての手作業でしたが、これは一発変換です。たとえばヘ長調の楽譜をハ長調に直して演奏することも簡単になります。有償バージョンもあるので、本格的なものを望む人はそちらを購入できます。
Audio Encoder(音声変換ソフト) …配布サイト「窓の杜」
WAVやMP3といった音声ファイルを相互変換します。「夜叉往来」のフラッシュノベルを制作したときに、BGMや効果音にはMP3形式の音声ファイルが必要でした。しかし、MP3の容量はハンパでないのです。大きな曲になると1メガ。このソフトはレートを下げることで、容量を小さくしてくれます。MIDIファイルを再生してほかの形式に変換することも可能。
☆エディタ関係
MK Editor(テキストエディタ) …配布サイト「MK-SQUARE COM.」
CGIやPHPを書き換えるときに必要になる高機能のテキストエディタ。複数のファイルをタブで切り替えながら同時に編集でき、EUCなどの文字コードにも対応しています。
TextSS(HTML&テキスト用の一括置換) …配布サイト「ベクター」
複数のHTMLやテキストファイルの中を一括置換する。ファイルやフォルダを指定して、その中の文字や文章を一括で別の文字に置き換えることができます。
教えていただいたことですが、小説のダウンロード版は縦書きビューアで読む方が多いので、数字はローマ数字でなく漢数字にしたほうがよいそうですね。その変換のとき大いに役立ちました。多量のファイルをいっぺんに書きなおせるのが便利です。
実は今まで、これの旧バージョンを使っていたのですが、今回このブログを書くにあたって、新バージョンがあることを知り、あわててダウンロードしてきました。まだ使っていませんが、これだとかなり高度な置換もできるみたいです。
窓の中の物語(テキストビューア) …配布サイト「オンライン情報リンク集」
上で書いた、縦書きビューアです。
しおりやルビ機能があり、ページをめくるときに音がして、本当の本を読むような感触がします。
☆その他(書くまでもない、定番の有名フリーソフト)
ffftp(FTPクライアントソフト) …「Sota’s Web Page」
+Lhaca(圧縮・解凍ソフト) …配布サイト
Spybot(スパイウェア検出・駆除) …日本語の解説サイト
こんなところでしょうか。もっと良いのがあるよという情報があれば、お教えください。