本日、「セフィロトの樹の下で」第二部を開始しました。
ほんとにお待たせしました。感想メールをくださった人たちの一部には、去年の9月に第2部開始予定とお返事していたのにもかかわらず、この有様。伏してお詫び申し上げます。
全6章。また懲りずに悪の組織も出しちゃいますが、それに負けないくらいキスシーンも多いです。作者の妄想を満たすためだけに書くお話ですが、どうぞ見捨てないでやってください。
それに伴い、1年前にアップした「セフィロトゲーム小説」の巻末アンケートに答えてくださった方だけが飛べる「おまけページ」へのリンクも外しました。実は、今日アップした第一章(1)が、そのおまけページだったんです。アンケートに答えてくださった方にとっては一度読んだものであり、新鮮味がなくて申し訳ないです。
アンケートの結果はこうなりました。→ こちら
本日現在の集計で104名の方が答えてくださいました。
トゥルーエンディングが73票でダントツでした。これは、皆様の第一部への温かい声援とありがたく受け止めさせていただきます。
第二位は同数で40票ずつ。「樹エンディング」と「盗聴器エンディング」でした。
「樹エンディング」は、本編では死んでしまう樹が生きて幸せに胡桃と暮らしているというもの。本編をいきなり根幹からくつがえす力技エンディングでしたが、樹を熱狂的に支持してくださる方が多かったのが、うれしかったです。「盗聴器エンディング」は、かなりきわどいエンディングでしたので、第2部はラブ爆裂の方向に進んでほしいという、読者さまからのご要望だと受け止めさせていただきます(こらこら)。
そのあとは、「女たらしエンディング」「ピアニストエンディング」「ジャングルエンディング」「犬槙エンディング」と続きます。
「ピアニストエンディング」が好評なのは、作者としてはけっこう意外でした。哀しいお話なのに……。文中にある「批評され、順位をつけられる者」の心の叫びは、ちょっぴり私の実感がこもっているかもしれません。
ちなみに作者である私が、どのエンディングが一番好きかというと、実は「犬槙エンディング」なのです。
現実的な話としては、このエンディングが本当なのだろうな、と思います。死に抗うことができずに心を遺して死んでいく夫。そして、彼に一生心を縛られることで、生き残った罪を償おうとする妻と親友。
もちろん、その現実に挑戦することから、このお話は始まっているのですが。
このアンケートでは、たくさんの方たちから投票だけではなく、コメントもいただきました。その数は驚くほどのものでした。匿名の方々にはお礼を言うことはかないませんでしたが、本当にたくさんの励ましをありがとうございました。
複数の方から、次のような質問・要望をいただいたので、この場を借りて答えさせていただきます。
>犬槙さんを第二部で活躍させてほしい。新しい恋人はできるの?
はい。彼にも、いいことがありそうですよ。
>樹と胡桃の幸せな頃の話を読みたい
第二部の回想シーンに入れるか、別の番外編で考えてみますね。少しかかるかもしれませんが、気長にお待ちください。
>子育て中、または幼児教育の勉強中なので、余計に考えさせられた。
ありがとうございます。でも私は失敗ばかりの母親だったので、偉そうなことは言えないのです。
>セフィロトは「ファイナルファンタジー?」のセフィロスと何か関係が?
はい。「FF?」は私の永遠のベスト1ゲームです。セフィロスという名前の由来がユダヤ神話の世界樹から来ているとゲームの攻略本か何かで読みました。今回「木」がテーマで、キャラの名前もすべて木の名前から取ろうと決めたとき、そのことを思い出したのです。
おまけページはもうありませんが、アンケートはまだ残しておきます。もしよかったらお答えいただくと幸いです。