くりすさんから、「ミュージカル・バトン」なるものが回ってきて、初めてその存在を知りました。
ミュージカルバトンとは、「音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、というルール」(はてなダイアリーより引用)なのだそうです。
調べてみると、海外のブログで端を発してあっというまに広まったものらしく、いろいろな人が、ルーツを調べようという試みをしているのが、面白いです。
たとえば下のサイトでは、誰が始めて、どういう系譜で日本に上陸したかなどということをグラフなどを使って丁寧に解説してくれています。
Musical Baton ミュージカル・バトン!(歴史+回答つき)
わずか1ヶ月でここまで広がったのは、情報ネットワークとしてのブログというものの性格をよく表しているのかもしれません。ブログを運営する人の持つ、「自分のブログができるだけ多くの情報とつながることを大事にしたい」という心理をついているのではないかなと思うのです。
またテーマが「音楽」であるというのも広がった理由のひとつでしょう。音楽に国境はなく、好きな音楽についてなら、おおいに語りたい、という欲求を持っている人は多いはず。これが、「好きな食べ物」とか「好きな小説」だったら、ここまで広がったかどうか。
もちろん、音楽に全然興味のない人もいるし、「不幸の手紙」的な側面を嫌悪する人も多いと思われるし、なによりも「本気で5人に回してると約15回で地球人口を超える勘定になる」らしいので、もうすぐ下火になるのは目に見えています。
でも、せっかくのお誘いなので答えてみたいと思います。質問項目は5つ。
1) Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
iTunesにぶちこんでいるのは、85MB、99曲、2.2時間です。でも、これには理由があって、この春にフラッシュノベルを作ったときに集めたフリーBGMや効果音などがほとんどなんですね。だから中には、「バタンッ」なんていう音だけっていうのもあります(音楽といえるのか?)
和風なサウンドが多いので、今でもときどき執筆のときに聞いています。
2) Song playing right now (今聞いている曲)
「Pull Me Under」 Dream Theaterのアルバム「IMAGES AND WORDS」から
リンク仲間さんに薦められたアルバムです。このアルバムを聞きながらアクションシーンを書くと、ノリノリで書くことができます。
3) The last CD I bought (最後に買った CD)
「SLOW TIME」
ジャズとクラシックの名曲を集めた2枚組CD、2800円也です。どこかで聞いたことのある有名どころの曲が多いです。
4) Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
「故郷へかえりたい」 ジョン・デンバー
オリビア・ニュートンジョンの歌った「カントリーロード」と言えばわかるでしょうが、こちらがオリジナル。後に、ジブリのアニメ「耳をすませば」でリバイバルになりました。生まれて初めて自分のおこづかいで買った思い出のレコードです。
「私はイエスがわからない」(I Don’t Know How to Love Him)
1970年代前半のロックオペラ「Jesus Christ Superstar」の一曲です。中学のころ英語の歌詞を訳して、一生懸命内容を理解しようとした、思い出の一曲。
「Your Song」 エルトン・ジョン
この人の歌は、サイモン&ガーファンクルとともに、わが青春でした。
「弦楽のためのアダージョ」 サミュエル・バーバー
ケネディの葬儀で使われたり、映画で使われたりした悲しく荘厳なメロディ。
「Beyond the Invisible」 エニグマ(サードアルバム)
はまっていたときは、一日エンドレスで聞いていました。
5) Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す 5 名)
バトンを5人に渡すというのが決まりらしいのですが、あえてそれはしないでおきます。というのは、ブログを持ってる私の知り合いは、現在とても忙しい人が多く、中には、「好きな曲をたった5曲に決められるものか」と言われそうなほど音楽好きの方もいらっしゃって、悩ませてもいけないので。
でももし、「バトン受け取ってもいいよ」とおっしゃる奇特な方がいらしたら、申し出てください。