いよいよ界隈のサイトマスターさんも堪忍袋の緒が切れたようですね。とっとさんが掲示板を許可制にしたのに続いて、TERUさんも行動を起こすようです。
はっきり言って、あまりにもひどい。敵は宣伝代行業者として人を雇ってやっているのでしょうが、こちらは仕事や家事の合間にサイト運営しているのです。かけられる人手と金が違う。太刀打ちできるはずはありません。
もちろん、みなさんとてもお困りのはず。対策サイトがあるのではと思ったら、やはり素晴らしいサイトさまがありました。
「掲示板スパム投稿 対策サイト」
これを参考に、私もいろいろ傾向と対策を考えてみることにしました。
前回のエントリーでも書きましたが、うちの掲示板のSPAM書き込みが時間間隔が一定であることを考えて、まず自動書き込みソフトを使っているものを思われます。
IPアドレスからホストを割り出すと(ちゃんと無料で検索してくれるサイトがあります)、いずれも外国サーバーでした(2件は米国、1件はスペインだそうです)。国内のプロバイダーなら抗議するという手もありますが、これではその手は使えません。
ためしに「掲示板書き込みソフト」でググってみると、堂々とネット上で宣伝しているではありませんか。
「1クリックで1000件の書き込み」「ブラウザを通さないで投稿」
もっと驚いたのは、「投稿先選定の参考資料として約○万件の掲示板が収録された掲示板リンク集をサービスとして提供!」
……こんなリストに載ってしまったら、いったいどうなるんでしょう。しかも先の対策サイトさまによると、このリストの件数の多さをソフト販売業者は売りにしているとのこと。
対策サイトさまが挙げている具体的方法は、
「掲示板で宣伝不可を謳っておく」
「証拠の記録を保存した上で、できるだけすみやかに本文削除」
「プロバイダに苦情・報告、または違法性の強い商品の宣伝ならば、各機関に通報」
などの措置があるそうですが、これを実行するのはかなりの労力を必要としそうです。
CGIをいじれる人なら、このサイトに紹介されていた「掲示板改造支援サイト」で、SPAM対策用に掲示板を改造するのも、ひとつの手かもしれません。
「管理人の名を騙らせない」「URLを多数羅列する投稿を排除」「URL欄に書かれたURLがメッセージ本文中にも書かれていたら、排除」「ブラウザを通さない自動プログラム書き込みを排除」などなどの機能があるそうです。おもにKENT WEB系の掲示板用のスクリプトを公開しておられます。
もっとも、うちはKENT WEB系ではないので自分では使えないのですが。
改造が無理な場合は、掲示板を変更することが、もっとも手軽にできる対策のようですね。
今は無事でも明日はわが身。健全なネットコミュニケーションを破壊するこの暴挙に、ウェブマスターの知恵を結集して何とかよい方法を考えていきたいものです。