日本経済新聞の土曜版「NIKKEIプラス1」の12/17号のトップに、「夫・妻に来年直してほしいこと」というアンケートが載っていて、なかなか面白かったので、一部ご紹介します。
ランキングの詳細な内容は、NIKKEIプラス1のホームページでご覧ください(ただし週替わり)。
妻から夫に望むことのダントツ1位は「たばこをやめて」。
またタバコ税が上がるという話も聞くし、これを機会にタバコをやめてねとお願いする奥様も多いことでしょう。
「洋服を脱ぎっぱなしにしないで」「テレビや照明をつけっぱなしにしないで」という回答からは、家では一旦座ったとたんに、縦のものを横にもしない旦那様の生態が浮かび上がってきます。
身につまされたのは、10位の「健康のために休養をとって」という哀願。夜中近くまで残業の毎日は、30代の頃の私の夫にもありました。出社は7時、帰宅は11時という、まさにセブンイレブンの生活。休日は当然のようにごろ寝ばかりになってしまうのです。「もっと夫に人間らしい生活をさせてあげて」と、上司に直訴の手紙を書こうかと思いつめたこともありました。
かと思えば、「収入をもっと増やして」という切実な要求もあり、残業手当ても全くないと困るのよ、という妻の葛藤がよく表われています。
一方、夫から妻へのお願い第1位は、「片づけや整理整頓をきちんとして」。4位の「朝は早く起きて」などと合わせて、妻のぐうたらぶりも浮かび上がってきます。
傑作なのは、「太ると言いながら食べるのをやめて」。これはね、食べ物を捨てるのがもったいないという妻の節約精神の表れですよ。わかってほしいなあ。
夫・妻とも高ランクに挙げられていたのは、「自分が間違えたら素直にあやまって」「頑固で自分の考えを曲げないのをやめて」でした。
違った育ち方をしていたふたりの人間が夫婦として暮らすようになると、どうしても衝突が起きます。それをいかに回避し、また折り合いをつけていくかというのは、何十年経っても会得するのが至難のわざなのですね。
夫婦円満の秘訣、私が心がけたいと思っているのは、「けんかは一晩で忘れること」と、「議論で勝ったと思ったら行動では妥協すること」。なかなかうまく行きませんけど。
ちなみに、我が家の「妻から夫へ望むこと」は特にありません。たばこも吸わないし、洋服も自分できちんと片付けるA型人間だし。「死ぬまで浮気はしないでね」くらいかな(笑)。
「夫から妻に望むこと」は……いっぱいありそうで、怖くて聞けません。