「夜叉往来」、やっと今日エンドマークを打つことができました。
くわしくはあとがきに書きましたが、ここでもあらためて謝辞を。
本当に完結まで長くお待たせしました。これほど毎回忸怩たる思いで更新した小説もありませんでした。自分の筆力不足を感じつつ、それでも今の自分にできるかぎり、精いっぱい書かせていただいたつもりです。
みなさまの励ましのメールや書き込みがどれだけ力になったかわかりません。本当にありがとうございました。
どうしても書けないときは、こっそり相互リンク先さまのサイトに行って小説を拝読し、そのパワーを分けていただいたこともあります。特に私が「夜叉往来」を書くにあたって目標としていた、ベノさんの怪異ものや朧豆腐さんの歴史ものにはお世話になりました。
本編は完結しましたが、最後に、ミルキーさんが四周年でリクエストしてくださった「統馬と詩乃のラブラブな一日」(笑)を「おまけエピソード」としてアップします。
この「おまけ」は、アンケートに答えてくださった方だけがパスワードがわかる仕組みにしています(せこいと思われる方もおられるでしょうが、こういうのを一度やってみたかったのです。おゆるしくださいね)。
このためのアンケートは、「スノーマテリア」さんのアンケート用CGI「PIGWI」を使わせていただき、パスワード認証方法は、「役に立つJAVAスクリプト&HTML」を参考にしました。
さて、長編がひとつ終わり、このサイトの方向性もあらためて考える時期に来たようです。
今年後半は、「新ティトス戦記」の連載開始、「セフィロトの樹の下で第二部」と、「ギャラクシー」「魔王ゼファー」「EWEN3」の不定期連載をすでに目標に掲げていますが、そのほかに一度やってみたいと思っているのは、「携帯用小説」です。
携帯の小さな画面用に各ページの分量を小さくし、文章も短く、肩ひじ張らず気軽に読めるような小説を新しく書き下ろしたい、と漠然と構想を練っています。
しかし、問題がひとつ。私は携帯を持っていない……(笑)。果たしてどうなりますことか。
みなさまのご希望についても、アンケートの結果をおおいに参考にさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
携帯小説は、新しい小説の可能性がありますね。一番売れている作家は、こんな風に報道されています。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0506/10/news100.html
私の場合は、携帯は持ってるけど、メール機能はついてません……。
可能性としては裾野が広がりそうですが、私は当面は書かないことにしています。
じぇみさん、有益な情報ありがとうございました。
携帯小説と普通の小説では文体も違う、というあたりは参考になりました。
今の企業が意外とケータイ小説に注目してるということもわかったし……。
同じようにWEBマンガ雑誌というものも脚光を浴びてるらしいですね。
今のマンガ界は雑誌は赤字を出し、単行本で元を取っているそうです。これからは、雑誌はWEBで配信し、好きなマンガだけ単行本で買ってもらうというやり方を出版界は模索しているそうです。
紙の文化から電波の文化への移行期ということでしょうか。
私の持ってる携帯もメール機能なしでしたが、やっとiモード機能をつけてきました。
でも今までどおり、おじいちゃんとおばあちゃんとの共有です(笑)。
情報がお役に立てたようで良かったです。まだまだ携帯小説には未知数なところも多く、細切れに連載されることでつじつまが合わなくなったりするんじゃないかしらとか思ってます。
携帯小説って、パケット料金が高いですよね。お金のない私には、まだまだ敷居が高いようです。
>細切れに連載されることでつじつまが合わなくなったりするんじゃないか
確かにPCサイトに比べると、1ページの分量が小さすぎますもんね。
携帯小説は文体を工夫するほかに、構成も工夫しなければならないかもしれません。一本の筋を追っていく長編よりも、短いエピソードを積み重ねて物語を作っていく形式(オムニバスなど)のほうが合っているのかもしれません。
いや、「パケット」などという言葉を携帯ショップで聞いて、なんのことだか何回説明を聞いてもわかりませんでした。
何秒間接続するか、よりも、何回新しい画面をクリックするかで料金が決まる、という理解でいいのでしょうか。そうすると、携帯サイトを作るときは、いかにクリック回数を減らすサイトマップを作るかがカギとなってきそうです。