「うざったい」という言葉は、鬱陶しいときの気持ちを本当によく表わすことばだと思います。
今の若者は「うぜぇ」という短縮形のほうをよく使うでしょうが、この小さな「っ」が鬱陶しさを強調してると思うのですよね。
この「うざったい」ということば、そもそもは江戸時代にあった「うざうざ」という擬態語を語源としているとか。
「うざうざ」は、「うじゃうじゃ」ということばと同じく、小さなもの、つまらないものが多く集まる様子を表しているということです。(「語源由来辞典」)
まさに、そういう憎憎しげな感じが、今の私の気分にぴったり。
何のことかというと、昨日から本館の掲示板にびっしり書き込まれていた英語のスパム書き込みのことなんです。
今までうちのサイトに来たスパム投稿というと、可愛い女の子の名前で「遊びに来てね」系の書き込みがほとんどだったのですが、今回は「ハロー、ナイスサイト」系の英語の書き込み。たくさんのURLを残していくのが特徴です。
実は3月から、このブログのトラックバックにも同じやつがびっしりと入っていたのです。その総計なんと200! まさに「うじゃうじゃ」の極致ですな。
このMovableType3.2のすぐれたところは、そういう迷惑なコメント・TBをフィルタリングして、さっさとゴミ箱に放り込んでくれることなのです。昨日やっと気づきましたが、私自身もそれまで気づかなかったくらいです。
ただし、ゴミ箱から完全に削除するには、一度に20件ずつ。200件あると、10回。ゆうべは夜中に、その「うざったい」作業を延々と繰り返しておりました。とほほ。
ヤフーメールでも、このところまた迷惑メールが増えているみたいです。
しかし毎度思うのですが、彼らスパム業者は何を考えてこういう仕事を引き受けるのか。スパム用の書き込みソフトがあるので、ワンクリックで大量の投稿ができる楽な仕事と思っているのかもしれませんが、削除するほうは手作業です。まさに市井の壁の落書き以下の所業、恥じるところはないのでしょうか。(いや、こんなことを訴えても彼らはまったく見てないでしょうけど)
掲示板のほうは、スパム業者駆逐のために、ごく簡単で効果抜群の策を取ることにしています。もう2回実行して、あと5回は使える方法です。気づいた方はおられるかな。