急に涼しくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
BUTAPENNは、どうも身体のだるさが取れません。階段昇るのもひいひい言ってます。この激しすぎる季節の変化に、どうも身体が対応できてないみたいです。
いやあ、そりゃ夜中までテレビゲームしてたら、しんどいでしょうよ(5ヶ月もかかって、やっとラストダンジョン「空中要塞バハムート」までたどりついた――ってFF12のことですが)。
さて、日付が変わってすぐ、「新ティトス戦記」の第3章をアップしました。
さっそくひとことメールもいただいて、ありがたいかぎりです。
うちの常連さんは、「ティトス戦記」だけは読んでいないとおっしゃる方が多くて、あの膨大な文字の羅列では、そりゃ私でも読み返すのを尻ごみするよなあと思います。特に、「剣と魔法」の世界観のファンタジーというのは、日ごろ現代ものを読みなれている方には、とっつきにくい分野であることは確かです。
ましてや、このお話は恋愛少なめで、冒険の旅がメインなもので……。
「EWEN」と「ティトス戦記」の交互連載をしていたとき、「EWEN」に比べて、あまりに反応が少なく、「誰も読んでいないのだ」と勝手に決めつけて、連載を途中で放棄してしまったことがありました。
熱烈なメールや三周年人気投票のコメントをいただいた今は、そんなことは考えませんが、孤独な更新になることはある程度覚悟して、今回の「新ティトス戦記」の連載に踏み切りました。
予想に反して(笑)、かなりのひとことメールをいただき、感謝にたえません。
それに力を得て、もう少しこのまま、「新ティトス戦記」一本の執筆だけになりそうです。
というのは、この夏こればかり書いていたせいか、それとも「FF12」や「ゲド戦記」のせいなのか、22世紀のロボットの話や、23世紀の三角関係(笑)の話が、どうにも頭の中に浮かんできません。ファンタジーの世界が頭の中に充満しているうちに、少しでも書き進めておきたい、今ほかのお話をはさむと、せっかく動いているキャラたちが消えてしまいそうです。
年を取るにつれて、身体もそうですが、頭の働きが不器用になるのを感じます。以前は、同時進行で複数のことができました。たとえば、テレビを見ながら編み物をしたり、音楽を聴きながら文章を打ったり。
ところがいまや、ひとつのことしかできない。目はひとつにしっかと注ぎ、耳はぎんぎんにすましていないと、見たり聞いたりしたことが頭の中に入ってこない。
小説も、1、2年前までは平気で、いくつかのお話を並行して書き進めていたのですよ。
私はプロットを書くことがあまり得意ではありません。思いついたネタやフレーズを書き留めたりはしているのですが、時間が経つと、ほとんどは捨ててしまいます。そのときそのとき、物語の流れに乗って執筆しながら思いつくネタやフレーズのほうが面白く感じられます。ときには、書くつもりのなかった言葉がパッとひらめいて、自分でも驚いたり。出たとこ勝負のいい加減な性格であることが、よくわかります。
じたばたせずに、そのときの自分に書けるものを書くしかないな、と思います。
というわけで、「セフィロト2」や「ギャラクシーシリーズ」を楽しみに通ってくださる皆様には、本当にもうしわけありませんが、もう少しお待ちくださいませ。
しかし、気まぐれなBUTAPENNのことですから、すぐに気持が変わって書いちゃうかもしれませんので、ときどき覗いてみてくださいね。