「顔オンチ」。
そんなことばはないでしょうが、とにかく昔から人の顔をおぼえるのが苦手です。
どれくらい苦手かというと、俳優の高橋克典をテレビで見たとき、「この人、江口洋介だよね」と信じて疑わなかったという恥ずかしい過去があります。
今は、サッカー解説者の中西哲生と、子だくさん弁護士の橋下徹がそっくりに見えてしょうがない。
どうも記憶力の問題ではないようで、その方面の認識能力が極度に欠如しているらしいです。ついでに言えば、今日会った人がどんな服装をしていたかなどもさっぱり思い出せない。実際に、脳血管障害などの原因による「相貌失認」という病気はあるそうですが、私の場合はただの注意力欠如が原因のようです。
でもですよ。まだ、それくらいなら笑い話ですみますが、この頃本当に困っているのが、若い女性の顔が全部同じに見えることです。
お化粧のしかたがそっくりなのでしょうか、みんな同じ髪型をして、同じ眉で同じ目元で同じ服装。いやもう、はっきり言って全員同一人物に見えてしまって、知り合いのお嬢さんでも声をかけることができない。
今はロボットでさえ人の顔を認識するようになりつつある時代なので、私はすでにロボット以下。
「覚えなければならない状況になれば必死で覚える」らしいのですが、そこまで追いつめられなくても人の顔を見分けるコツってありませんかねえ。