「夜叉往来」の番外編、「満賢の魔鏡」一の巻の連載をスタートしました。
全四回で、4日?5日ごとの更新になります。(気が変わったら、途中で他の連載をはさむかもしれませんが……)
今回のシリーズ、めたらやったら漢字が多いです。できるだけルビを打ったのですが、そのせいで行間が変わって、ますます読みにくくなっているかもしれません。
もともと「夜叉往来」には「漢字がむずかしい」というご苦情もいただいていて、少しは悔い改めて減らせばいいのに、ますます増えている。バカな作者です。
読んでいてうんざりなさるかもしれないですが、どうぞ我慢してお付き合いくださいませ。
平安時代の宮中や陰陽師のことがたくさん出てきますが、調べる過程が、とても面白かったです。図書館に行って少しは調べたのですが、大半の情報はウェブサイトでした。
公卿たちの家系図、官位、地方に赴任した代々の国守の名前など、驚くほど詳細な情報がウェブサイトで得られます。すごい世の中だなと感じます。私のような素人作家には本当にありがたいです。
もちろん、ウェブに流れているすべての情報が正しいとは限らないということは、しっかりと承知しなければなりませんが。
今回登場したうち、賀茂峯雄と源冷は、実在の人物です。
ただし、私の書いたものには相当なフィクションが入っていますので、歴史的にかなり無理がある部分もありますので、そのあたりはご了承ねがいます。