巨大な台風が東日本を縦断していますが、みなさまのお住まいのところは大丈夫でしょうか。特に首都圏は、通勤時間にぶつかって大変だったと思います。
関西は、フェーン現象の影響か、とんでもないカンカン照りで暑さのきわみです。もー暑いのやだーっ。
さて、このあいだ人名の資料サイトをいくつか紹介したところ、お礼のメールをいただきました。
モノカキのみなさん、やはり困っているところは同じなのですね。
で、気をよくして、今日は服飾関係の資料サイトをご紹介する次第。
こういうのは、むしろ絵師さまたちのほうが切実な要求をお持ちのはずで、いろんなサイトをごぞんじなのでしょうね。あるいは、図書館に行って、膨大な服飾史の書物をご覧になって研究しておられるのかもしれません。
小説のほうは、詳細な絵はあまり必要ありません。むしろ、必要なのは各部分の名称。
日本の鎧の、あの腰のスカートみたいな部分はなんて言うの?(答えは草摺(くさずり))
西洋貴族の男性が履く、あの長い靴下みたいなのは?(答えはショース)
こういう名称をきちんと教えてくれるサイトさまを二軒ご紹介します。
ひとつは「風俗博物館」の1コンテンツである、「日本服飾史 資料」。
縄文時代から昭和前期までの、朝服から武士の鎧、小袖にいたるまで、ことこまかに名称を図解してくれています。
私にとって、和風ものを書くには、なくてはならない資料です。
もうひとつは、西洋もので、「杉野学園衣装博物館」。
これは東京の目黒にある博物館のサイトなのですが、「コレクション」というコンテンツに西洋の各時代の衣装の美しい写真が、名称の解説とともに載っています。クリックすると全方位から鑑賞できるのが、凝っています。
ちなみに、こういう衣装博物館は、神戸にもありますよ。
「神戸ファッション美術館」というところで、ただいま「麗しのロココ衣装展」(笑)を開催しています。
残念ながら、アジアやアラビアの服飾史に関するサイトは見つけられなかったのですが、外国のサイトで、こういうサイトもありました(解説はなく図版だけです)。
THE HISTORY OF COSTUME
日本の江戸時代を描いた絵が笑えます。大筋ではあってるんだけど、ちょっと違うんだな。
今のところ、三つしかご紹介できるものがないのですが、「もっといいサイトを知っているよ」という方は、ぜひコメント欄で教えてください。
こういう情報は共有しないとね。
ほんと、いっつも困っているので、大助かりでっす。先回の名前は特に感謝!!! さっそく閲覧させていただいてます、ありがたや???でした。
ワタシも西洋ヒストリカル物とか書いてる割に、服飾部位などはマッタク詳しくないのです。せいぜい本家HQのヒストリカルロマンスに出て来る名称くらいです。まぁ本家がそうなら、ソレくらいでいいかなとも(怠慢・笑)
そういえば、最近こまめに調べ物とかしなくなっちゃいましたねぇ。4年半も経つと適当になってくるのか。それもなぁ…。
初心、忘るるべからず、ですね(^^;)
ミルキーさんもお困りでしたか。西洋の名前でも、語感がよく気品があって、しかもキーボードで打ちやすい(これ重要)名前というのは、なかなかないものですよねえ。
服飾の名称に関しては、あまり書き込むのもどうかと自分では思ってます。「彼は典雅な刺繍入りのジレの上にベルベットのジュストコールを羽織り……」なんて描写を書き連ねてもヘキエキですもの。ヒストリカルロマンスを愛読する方なら、そういう情景は説明しなくても、きっと脳内に浮かんでいるはずなので。
長く書いていると、そういう細かい描写を省いて、どんどん地の文が短くなるような気がします。
正直、一般性のない名称は描写しても意味があまりありませんよね(笑)
絵描きにしてみれば、それがどんな形で、どういうときに使用して、どんなシルエットの美しさで、どんな風に着用するのかというのが一番気になります。
あと、その服の持つ意味なんかも(笑)知らないと夜会服をうっかり昼間のお散歩に描きかねませんもの!
ああ、なるほど。どういう場面で着るかというのは、大切な問題ですね。
考えてみれば、昔は西洋も東洋も、そういうTPOによって服装がきちんと決まっていたわけで、朝から夜まで同じ服を着ている(笑)私には、そのへんからして意識がズレてます。
こんにちは。
なかなかよい服飾サイトに行けなくて困ってました。
正に救いの手。ありがとうございます。
(礼)
悩み解決^^さん、書き込みありがとうございます。
お役に立ててうれしいです。もし他によいサイトを発見なさったら、教えてくださいね。