前からここでお知らせしていましたが、昨日の午後、近所のショッピングモール「エビスタ」で行なわれた、教会の聖歌隊ミニコンサート。多くの方が訪れてくださったことをありがとうございます。
実は、会場のコンディション自体はあまり良くなくて、1時の開始時には、猛烈な北風が広場を吹き抜け、楽譜は飛ぶし、マイクは風の音を拾うし、寒さで手はかじかんで伴奏は間違えるし、間違えたことさえわからないほど、自分の弾いているキーボードの音が聞こえない状態でした。途中ではバイクの集団が、すぐ目の前を駆け抜けるハプニングも。(中には、ちゃんと降りて歩いてくれた子たちもいたのは、うれしかったです)
万全の準備をしたはずなのに、思ってもいなかったことが起こる。でも、そういう不運の中でも喜べてしまうのは、そばに仲間たちがいるからでしょう。3時、5時の開演のときには、風も少しずつ止み、スタッフの不休の努力で、音響も格段によくなっていました。
私は向かって左側のキーボードのそばにいました。ところが、後でこの写真を見て驚いたのは、一番右側にいた数人に当たっている風は、私のところに届いていた風の比ではなかったのです(右側の人たちのガウンのすそを見てください)。
私は寒い寒いと言っていたのに、もっと寒い思いをしていた彼女たちが風除けになってくれたので、私にはそれほど風は当たっていなかったのです。
きっと私が生きてきた間には、親や夫や友人などたくさんの人が知らぬ間に風上に立って、私に風が当たらないように守ってくれていたに違いありません。ただ私はそのことを知らないだけ。
そのことを思うと、感謝があふれます。
同じように、二千年前ベツレヘムの片隅で生まれたイエス・キリストが、私の知らないうちに、私のために十字架にかかり、私を愛し、どんな苦難のときも私の人生を守っていてくださったのです。
今年のクリスマスはもうすぐ終わります。クリスマスの祝福が、このブログを読んでくださった方々にありますように。