「満賢の魔鏡」完結しました。
2006年の11月から開始したので、足かけ三年ですか。長かったなあ。
資料調べだけは、長編並みに時間をかけました。参考文献を何冊も読んだし、ネットサーフィンもしまくり。執筆のために図書館に通い、歴史学や民俗学の専門書まで漁ったというのは、これが最初で最後の経験でしょう(笑)。
それだけ労力をかけたわりに、ちっとも思ったようなものが書けないで、小説を書くことの苦しさや恐ろしさも味わいました。もう、これ以上書けないんじゃないかと思ったことも一度ではありません。
あげくのはてに公開停止までやらかして、途中まで読まれた方々には本当にご迷惑をかけました。
このお話はきっと、サイトに来てくださるみなさまの読みたい類のお話ではなかったでしょう。でも、どんなに人気がなくても、バッドエンドでも、ペダンチックな自己満足でも、モノカキとして書かなければならない、書きたいと思う気持をとどめることはできませんでした。
最後まで声援を送ってくださった方々、ほんとうにありがとうございました。
これからの予定ですが、まだ次に出せるものがありません。ほったらかしていたほかのお話、「魔王ゼファー」「ギャラクシー」「新ティトス戦記」の順番に構想・執筆中です。携帯サイトの「インビジブル・ラブ」のほうは、かなりのストックがありますので、当分安心です。
三月末は、身内の入院・手術の予定があり、ちょっと更新に間が空くかもしれませんが、できるだけ週一ペースであげていきたいと思ってます。