恐れていた事態が起こってしまいました。
順調に術後の養生をしていたはずの義父が、腸閉塞を起こし、昨日緊急の再手術。夕方から夜中の一時までの七時間あまりの手術の結果、小腸を全部洗浄し、前回の縫合場所も切除し、人工肛門を入れることになってしまいました。
栄養状態も呼吸機能も悪く、当分はICUに入ることになります。
「ポリープを取るだけのはずだったのに、なぜこうなるのか」という衝撃と、ふりかかってきた事態を飲み込むのに、家族一同まだ時間がかかっています。
同時に、身を粉にして七時間もの緊急手術をしてくださった医師の方々の誠意には頭を下げなければと思うのです。
妻である義母にとっては本来なら大ショックのはずですが、昨日の十六時間にわたる病院待機を乗り切って、比較的元気に過ごしています(むしろ私のほうがバテていました)。認知症のため、事態を十分に把握できないでいることが、今に限って言えば幸いしているかもしれません。
腹の底に重りを抱えたような疲労と、神は最善以下のことはなさらないという確信が奇妙に同居する現在。
最悪の事態が起こったと思いつつ、自分の小説でも引用した、『「最悪だ」などと言える間は、まだまだ本当のどん底ではない』というシェークスピアのセリフを思い出しています。
今はただ今日一日を過ごすことを考え、明日に待っている光明に焦点を定めたいと思います。
しばらくバタバタしていまして、すっかりご無沙汰していますが、いや、色々と大変だったのですね!!!
病院につめていなければならないというのは、ご本人ももちろんですが、付き添いの方々も、精神的にも肉体的にも、本当に大変だと思います。
どうかお体にお気をつけて、ご家族が一丸となって頑張ってくださいね。
お義父様の早期ご回復を、心からお祈りしております。。。
ミルキーさん、いらっしゃいませ。こちらこそ、なかなかそちらに行けなくてごめんなさい。
義父は今のところ二進一退という感じで徐々に危機は脱しているようです。ただ長期入院は覚悟せねばなりません。
病院というのは、無機質で日常とかけ離れた空間だと思います。健康な者でも、少しいるだけでぐったりしてしまうのです。
手術後、義父はわけもわからずICUに移され(しかも鎮静剤で強制的に寝かされ)ている状態が続いているので、精神的にも大変な苦痛だろうなと思います。ただ、ICUの面会時間が限られているので、皮肉なことに家族は身体的にはずっと楽なのです。
こういうときの気づかいのメッセージ、ほんとにありがたかったです。しばらくは音無し状態が続くと思いますが、オンラインノベル界のことはよろしく(笑)。
その後の具合は如何でしょうか?
ICU だと、音楽が良いですよ。ipod 2つ用意して、毎日(が無理だったら3日に一度)、内容を変えてあげると良いと思います。交換するんですね。とにかく、耳だけはしっかり機能するものですから。
あと、落語も良いかも。
七転八起さん、ありがとうございます。
人工呼吸器の酸素レベルを下げていってるので、明日かあさってくらいには、気管のチューブがはずせるかも。日中の睡眠剤も徐々になくす方向に持っていってます。意識はまだ朦朧状態で、呼びかけにうっすら目を開ける程度です。
音楽のこと、私も考えました。
うちの義父は、往年の西部劇が大好きなんです。
古いLPレコードが家にあって、「ララミー牧場」や「ハイヌーン」や「駅馬車」や「帰らざる河」なんかをしょっちゅう聴いてました。まさかICUで許可してくれるとは思わなかったんですけど、一度訊ねてみようかな。