義父が明日の朝、退院します。
最後のニ週間は、医者や看護師さんたちもびっくりするほどの回復ぶりで、たぶん車椅子を使わなくても、歩いて家の玄関をくぐれるはず。
ところがです。
三日前の真夜中、ひとりでトイレに行って、帰りに転んでしまい、しばらく動けなかったそうです。ようやく這うようにして、ナースコールボタンのところまでたどりつきましたが、腰を強打してしまいました。
打ったところはまだ痛むようですが、幸い大事には至らず、下手をすると骨折や捻挫などで、また退院が延びるところでした。回復しかけの頃がもっとも危険です。家に帰っても気をつけねばなりません。
ただ退院と言っても、当分は傷口のガーゼ交換のため、土日も含めて毎日通院しなければならないそうです。
それに加えて、三日に一度のストマ(人工肛門)の袋交換。日に1、2回の便やガス抜き。一応私が主介護者になるので、慣れるまでは大変かもしれません。
この数週間、疲れが出たのか、ひどい五十肩と腱鞘炎に悩まされていました。ハサミも持てないほど痛かったのが、今朝起きたら、ほとんど痛みが取れていました。
ハサミはストマの袋装着には、絶対になくてはならない作業です。明日が退院という今、神さまは、実にタイミングのよいことをなさるものです。
いよいよ退院、本当に長い道のりをお疲れさまです。
と同時に女将さんにとっては、ここからが別の意味での正念場ですね。
以前『子供が手がかからなくなり、親が介護を必要としない今が一番書ける時だ』
とか言ってどんどん更新していましたが、今だって凄いじゃないですが。あのう、今年はさぼる理由が沢山あるのだから、執筆の方をすこしゆっくり目にして下さいよ。でないと、女将さんが過労になっちゃいますよ。
無事に退院してきました。
第48代さんには、折々の励まし、本当に感謝します。
前にも言いましたが、私たち夫婦は長男長女なので、将来は、合計四人の老親の面倒を見ることになるかもしれないです。
布団を四つ並べて、順番におむつを替えることにでもなれば、サイト運営は休止して、いっそ老人介護施設を経営するかもしれません。
というのは冗談ですが、アルツハイマーの重症の親を見る場合、徘徊と昼夜逆転で、家族の不眠不休の介護が必要になります。病気や怪我で入院しても、病院もできるだけ早く追い出そうとする。
そうなると今の介護制度では、週三回のデイケアがせいぜい。そこまでさせても、在宅介護を国は押し付けるのかと思います。実際そういう人を見ているだけに、今が大変などとは、とても言ってられない。
義父母の状態からすると、数年後はもっと大変になると思うので、今のうちにできるだけ書いておかなきゃと思ったりもするのです。