競作企画「テルの物語」への参加作品として、「セフィロトの樹の下で」番外編をアップしました。
3月をもって閉鎖なさった小説検索サイト「ノベルウッド」の後続企画として行なわれているものです。
企画の趣意は、「語り部キャラクター「テル」を共有して、自分の持ちネタ小説にゲスト・キャラクターとして登場させ、作品紹介を兼ねた番外編を書いて遊ぼう」というもの。
それぞれの作家さんのオリジナル小説にテルという共通ゲストを登場させることで、まるでリレー小説のような味わいが生まれます。
縛りの条件としては、
○「テル」を主人公とした作品であること。(テルの年齢、性別、外見、技能などは自由)
○テルは以前いた世界での記憶を持っていない。自分が小説の主人公であることだけを知っている。
○テルは風に乗ってやってきて、また風に乗って去っていく。いつ移動するかは本人の意志ではない。
共通のキャラを使う競作というのは、他の参加者の描写に左右されてしまい、だんだんと書きにくくなってしまうものですが、これは、主人公のキャラクターも外見も、一話ごとに自由に変えてよいので、そういう書きにくさがありません。やがて去っていくキャラなので、本編のプロットに影響を与えずに書くことができます。
ファンタジーだけではなく、現代小説にもSFにも参加しやすい企画だと思います。
長期放置中の連載をお持ちの方は、執筆のカンフル剤として参加なさってみては?(笑)
某ハーレム男を思い出す名前だったので、コメディー路線かと思えば、なんとまあ、真面目な話で。
そうなんですよ、世の男は子供が欲しいから結婚する(でなきゃ同棲で住ませる)っていう本音を持っている人間が実は非常に多いですよね。え、小説で書いているのは女の本音だって? いやいや、男の本音ですよ。但し、育児を面倒がる処が無責任なだけですがね。
日本の戸籍制度ってとっても面倒で、今は電子化されているから少しマシになったけど、数年前までは、そこまでして結婚するぐらいなら、子供の一人でも作らなきゃ元が取れないって思ったぐらいです(今でもそうだけど)。
確かに(笑)。
TERUさんが主人公の物語となると、最後に爆風に乗って飛んで行くというイメージしか浮かびませんな。
現代の男性って、子どもを欲しがっているのかな。もしかすると、自分の血を引く子孫を残すことを拒否する意識が広がっているのではないかと思えます。子孫を残すという願望は、自分の存在を肯定することに他なりませんから。
戸籍に限らず、結婚という制度そのものが、家とのつながりや、しがらみや、それこそ二度も結婚したら死んでしまうぞ、くらい大変でしたよ。まあおかげで一度で済んでいるわけですから、面倒なことに意義があるのでしょう。