昨夜は梅田芸術劇場で、ウェストエンドミュージカル「マルグリット」を見てきました。
急に行けなくなった友人からチケットをもらったので、ただ見です。
(ストーリー)
舞台は第二次世界大戦下のパリ。街はナチスの占領下におかれている。マルグリットはかつてナイトクラブをわかせた歌姫だが、今はドイツ人将軍・オットーから寵愛を受け、贅沢三昧の暮らしをおくっている。
40歳の誕生日を迎えた夜、マルグリットはパーティーの演奏に雇われたバックバンドのピアノ弾き、アルマンと出会う。彼は、昔ナイトクラブで歌うマルグリットの姿を見て、彼女に秘かに思いを寄せていたことを告白する。
空襲警報が鳴り響き、パーティー客が逃げ惑う中、二人は激しい恋におぼれていく。
(公式サイトより引用)
デュマ・フィスの「椿姫」をベースにしたお話だそうですが、時代背景が全く違うせいか、そう言われなければわからないほど。もちろん、ヴェルディのオペラともまったく別物です。
2008年五月初演という新しいミュージカルで、海外では初公演。
主演マルグリット役は、元宝塚の春野寿美礼(はるの・すみれ)、彼女にとっても退団後の初舞台ということで、初物づくしになります。
相手役アルマンには、田代万里生、ナチスの将校オットーには、寺脇康文。
音楽は、「シェルブールの雨傘」が代表作のミシェル・ルグランで、形を変えて繰り返されるメロディは、どれも美しく印象的でした。
私としては、20代のピアニストとの年の差恋愛をためらう40歳のヒロインという設定に魅かれ、のめりこんで(笑)見ました。
大戦下のパリを描いた舞台美術もすばらしかったです。
しかし一番驚いたのは、舞台の幕に映っていた春野寿美礼の特大写真がまばたきしたのを見たときかな。