「府立西野高校文芸部」の掌編シリーズ「七つの大罪」が完結しました。
ここに描いている高校生活は、私の通っていた高校そのままの雰囲気です。
三十数年前の「大阪府立○野高校」。超受験校で、今の時代では信じられないくらい、先生がいつも生徒を罵倒していました。まるで軍隊のような雰囲気で、中学までの秀才たちは、ここでけちょんけちょんにやられます。劣等感にさいなまれ、鬱屈した中で、自分のエネルギーの向かう先を探している。それが見つからないまま、受験戦争の中に組み込まれていく――そんな三年間でしたね。
だから、私にとって青春という言葉が持つイメージは、やや暗め(笑)。求めても得られない、得られないからこそ尊い、まさに異郷から故郷を懐かしむノスタルジアの雰囲気なのです。
そんな私にとって「青春」というイメージの泣け歌は、ユーミン(松任谷由美)の「ノーサイド」です。私がユーミンを知ったのは、このアルバムが最初でした(もう結婚した頃で、青春はとっくに終わっていましたけれど)。
シーズンを締めくくるリーグ戦、彼の蹴るボールはゴールを逸れるという、ほろ苦く切ない歌詞。大学のラグビー部に所属し、試合はいつも負けていたという父と、それを観客席から応援していたという母の青春時代のエピソードを聞かされて育ったので、それともオーバーラップして、ぐぐぐっと来てしまいます。
同じアルバムの中に、「空耳のホイッスル――ノーサイド夏」という曲があり、こちらも青春のはかなさを歌った歌で、すばらしい名曲だと思います。
iTunesで「ノーサイド」が試聴できないかと調べてみたら、ユーミンのはありませんでしたが、他の歌手のカバーがいくつかありました。その中で、キンモクセイのものを載せておきます。
私好みのステキな声です。
おひさかたぶりです。ご無沙汰してます。
最早言い訳のしようもない休眠状態。しかしUSBの中のテキストだけは増えていく。
どうしてこう風呂敷を広げることは出来るのにミニタオルのひとつもたためないのでしょうか……
短編が書けるようになりたいと切に思う今日この頃です。
私の時代はそこそこ青春できましたけどね。合言葉は「人気ナンバーワン告白スポット:河川敷」。年々短くなる男子のマラソン走距離と、逆に長くなる女子、半袖短パンで雪の中を走った時にジャージ姿の中学生に哀れみの目を向けられるだけの場所ではなかった。寒かったけど。クロスカントリーを日本語に訳す意味はどこにあったのでしょう。
なんだかんだで後ろ二重跳びもできるようになったし。誰だあんなもん考えついたのは! いつからそんなことが進級要件になったんだ! 過去にとある体育教師の前で自慢げに後ろ二重跳びをやってみせた生徒がおり、それを見た先生がその年から全生徒に授業でそれをやらせるようになったと聞いた時にめばえた感情は今でも覚えています。
結論:我が青春=体育
ユウさん、いらっしゃいませ。お久しぶりです。
更新がないのは、お忙しいせいだと思っていたら、部屋いっぱいに風呂敷広げておられましたか。でもね、ミニタオルなみに、こじんまりした話になっても困るので、じっと忍んでお待ちしておりますよ。
短編修行は、やはり書くことですよ。「500文字」に投稿してみません?
縄跳びのテストは、うちの高校にもあったんですよ! 跳べない奴らは居残りテスト。しかも、かならず定期テスト直前に限ってなんです。
二重跳び5回から始まって、10回、15回、後ろ二重跳び5回…。できるか、んなもん!
とうとう後ろ二重跳びはできないまま、卒業しました。受験は跳躍力だと、しかと学びました。