お暑うございます。
関西はいまだに梅雨が明けずに朝からじとじとと雨のうえ、最低気温が27度という蒸し風呂のような環境です。
これだけ暑いと、頭皮を汗が伝う感覚がして、これはさすがにイヤなものです。
ところで、汗の話ですが、人間は三歳までに汗腺の数が決まってしまうそうです。だから幼児期に汗をかかない、冷房完備の環境に置くと、汗腺が発達しないまま成長し、汗をかけない体質になってしまうのだとか。
息子が五歳と三歳のとき、BUTAPENN家はカリフォルニアで四年暮らしました。
ロサンジェルスもそうですが、南部の海沿いは「ベイエリア」と呼ばれ、海風が絶えず吹いている涼しいところです。一年中気候があまり変わらず、冬でも半そででいられる代わりに、夏でもプールに入るのはとても寒く、ドジャーズスタジアムでのナイター観戦は、毛布が必要だったりします。
そういうところで四年暮らしながら、夏になって最初の一時帰国のとき。
下の子が慣れない関西の猛暑の中で、汗をかけずに顔を真っ赤にうなっているのです。兄のほうはさほどでもなかったので、やはり三歳で日本を離れたせいでしょうか。
息子の場合は、一ヶ月の滞在中に汗腺の活動はなんとか回復しましたが、幼児の頃に外国で暮らすというのは、こういうデメリットもあるのですね。成長した今でも、朝からエアコンをがんがんつけている軟弱者です(笑)。
小さいお子さんをお持ちのご家庭では、あえてエアコンをつけずに、汗をたくさんかくことも健康のために必要だと思いました。