6月からご協力いただいていました「伯爵家の秘密」人気投票が先日終了しました。たくさんの投票、それにコメントをありがとうございました。
キャラ人気投票結果はこちら
物語後半に向かって、どんなキャラを活躍(暗躍)させればいいか、読者さまのお気持ちを聞かせていただきたく始めたものですが、さっそく第7章から結果を採用させていただいております。
票やコメントをたくさんいただいたキャラは、出番が確実に増えるようにがんばります。どうぞ続けて応援よろしくお願いします。
さて、投票にご協力いただいたお礼代わりに、上位キャラのインタビューを企画してみました。裏話や、コメントに書かれていたことをネタにして、連続シリーズで熱く語らせてみようと思います。
インタビュアーは、ぶっちぎりの第一位だった主人公エドゥアールが務めます。
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「伯爵家の秘密」上位キャラインタビュー その1 子爵令嬢ミルドレッド
エドゥアール「本日は、人気投票の堂々第二位のモンターニュ子爵令嬢ミルドレッドさんにお越しいただきました…..って、なんか調子でないな。やっばし、普段どおりで行くか」
ミルドレッド「そのほうが、エドゥアールさまらしいですわ」
エ「じゃあ、率直な感想をまず」
ミ「みなさま、投票をありがとうございました。光栄に存じます。正直申しまして、二位に入れるとは思っていませんでしたの」
エ「新人メイドのソニアに上位を奪われるかと戦々恐々としてた?」
ミ「ひ、ひどいですわ。エドゥアールさま!」
エ「あっはは。冗談だって」
ミ「わたくし最初のころは、ドレスのことばかり考えていたり、エドゥアールさまの頬を叩いたり、かなり好感度が低かったという気がしますの」
エ「コメントには、
『今のままでも可愛らしいですが今後の彼女の成長が楽しみです』
『絶賛成長中!』
っていうのがあったぜ。何も知らない箱入り娘の令嬢から成長する姿が見たいってことなんじゃないかな」
ミ「そうなれると嬉しいですわ」
エ「それから
『かっこいい女性になってください』
『気丈な精神を見せる彼女が見たいです』
『ダンスの時みたいな度胸ある女性の強さが見たいです』
というコメントもあった」
ミ「わたくしは、強く勇ましい女性になることを期待されているんですのね」
エ「ミストレスみたいに?」
ミ「ええ。剣の舞ならぬ、すりこぎの舞を踊れるように、がんばりますわ」
エ「尻に敷かれそうで、ちょっと怖いかも…」
ミ「両親のことを心配してくださるコメントもありがとうございます。娘の眼から見て少しやきもきさせられることもありますが、根は善人なので、決してエドゥアールさまの足を引っ張ることはないと信じております」
エ「俺のことを心から好いてくれてるのがわかるんだ。全然心配いらねえよ」
ミ「それはそうと、暴露話があるとおっしゃってませんでした?」
エ「ああ。実はミルドレッドの名前のことなんだけど」
ミ「わたくしの名前?」
エ「だいたい、この話に出てくるクライン王国の人間は、フランス風の名前がついてるんだけど、ミルドレッドだけは、イギリスの名前なんだよ」
ミ「ええっ。わたくしだけが外国人なのですか?」
エ「この長編のもとになった短編に名前が出ているキャラは、俺ときみの二人だけだろ? 『第1回恋愛ファンタジーコンテスト』に応募するときに、作者はあまり深く考えずに決めたらしいんだ」
ミ「シ、ショックですわ。わたくしの名前って、かなりいい加減だったんですね」
エ「すてきな名前だと、俺は思うけどなー」
ミ「あなたにそう思っていただけるのなら、不満はありませんわ」
エ「でも少し長いのが玉に瑕かな。俺はエディって呼ばれてるけど、ミルドレッドの短縮形はミリー(Mili)っていうらしい」
ミ「今までは、そんなふうに呼ばれたことはないのですけれど」
エ「じゃあ、結婚したら、俺だけが寝屋限定でミリーと呼ぶことにしようかな♪」
ミ「エ、エドゥアールさまったら。…は、早くそう呼ばれてみたいですわ」
エ「ハイジみたいな民族衣装姿も楽しみだな」
ミ「がんばりますっ」
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