「伯爵家の秘密キャラ人気投票」へのお礼のための特別企画第三弾です。
今日は第4位に入りました騎士ユベールの番です。
インタビュアーは引き続きエドゥアールですが、完全に手玉に取られている感が。
キャラ人気投票結果はこちら
各キャラへのコメントは、名前をクリックすると読めます。
「続きを読む」をクリックしてください。
エドゥアール「今日は、人気投票第4位、近侍の騎士ユベール・ド・カスティエ士爵をインタビューします」
ユベール「若さまからのインタビューを受けるとは、光栄のきわみです」
エ「ちゃんと、本音を語ってくれる気あるんだろうな」
ユ「いえ、全然」
エ「あーあ。こんな奴なんだよ、昔から。絶対に手の内を人には見せないんだから」
ユ「それも、騎士としての務めにございますれば」
エ「わかったよ。じゃあ当たり障りのない質問から。ユベールが俺に最初に会ったのは、いつなんだ?」
ユ「若さまのご誕生のおよそ一ヶ月後でしょうか。高名な士爵のもとに騎士見習いとして預けられていたところを、父に呼び寄せられました」
エ「つまり、七歳のときだよな」
ユ「はい。その日から森の小屋でともに暮らし、若さまのすべてを拝見させていただいております」
エ「うう。だからおまえは、俺の唯一頭の上がらない相手なんだ」
ユ「頭が上がらないと言えば、ミストレス・イサドラも、アルマ婆さんもじゃないんですか」
エ「考えたら、俺、頭の上がらない人間ばっかりだよな」
ユ「日ごろの行ないが悪いからですよ」
エ「…話題変えよう。亡くなった父上アンリ・ド・カスティエ以外の家族は?」
ユ「母はわたしが二歳のときに、流行り病で亡くなりました。兄弟はいません」
エ「それから、こういうコメントも来てるんだけど。
「奥さんは?」
「番外編で彼の恋愛話も書いていただきたいですv」」
ユ「結婚はしておりません。恋愛も残念ながら、ほとんど経験がありません」
エ「真実のみを語ってる?」
ユ「さあ」
エ「なんだか、インタビューするだけ無駄って気がしてきた。
「ちょっと腹黒いところといい大好きです」
「目の前で主人をあげつらう、「イイ」性格がたまりません」
「エディをからかえるところがすごい!信頼関係が素敵です」
信頼関係って言えるのか? 胃の痛くなるような、こいつの毒舌は」
ユ「読者のほうが、わたしの海より深い忠誠心をよく見抜いておられるのですよ」
エ「熱烈ファンもいるみたいだし。
「 めちゃくちゃすきぃぃぃ」
「あまり出番は多くないですが、ユベールさんにメロメロです」
「私の護衛についてください」」
ユ「若さまのお許しさえあれば、いつでも貴女のもとに馳せ参じてお守りいたしますよ」
エ「この笑顔で、いったい幾人の女を騙してきたんだ。はああ。今日は完敗って気がする」
ユ「設定の裏話はあるのですか」
エ「実は作者自身も、こいつの性格がよくわかっていないそうだ。終盤ですごくうろたえるところをお見せしたいと言ってるんだけど、筋書きどおりに動くかどうか」
ユ「わたしも楽しみです」
→ No.4へ