石原東京都知事が、2020年夏季五輪の誘致にふたたび名乗りを上げるという報道がありましたが、呆れてものが言えませんね。
違うでしょう。「東京は節電に務め、東北に負担をかけないように努力するから、オリンピックは震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島などのどこかの県で開催すべきだ。そのためのノウハウ、人的物的資源は、前回の誘致活動を経験し、かつまた4100億円もの資金を蓄積してきた東京が全面的に支援する」じゃないのでしょうか?
復興計画の中に、「オリンピックで世界中の人を招くことのできる国際都市」という青写真を掲げる。そのための都市計画に必要な資金・マンパワーは、東京はじめ各都道府県が応分の負担をする。招致が成功するしないは問題ではなく、それによって道路や公共施設などのインフラを早急に整備し、雇用を創出することを目的とする。
住民の方の中には、「ふるさとは変わってほしくない。昔の景観を取り戻してほしい」という方もおられると聞きます。大型施設や高層ビルの林立する未来都市にこだわる必要はありません。東北らしさを生かしたオリンピックを目指せばいい。
確かに現状では夢のような話ですが、その夢が、今の日本には必要なのだと思うのです。
ところで、久し振りに山仙さんからの報告です。
「『チェルノブイリ20年の報告』
www-pub.iaea.org/mtcd/publications/pdf/pub1239_web.pdf
をボランティア10人で翻訳し始めることになりました。現在3章と7章だけ。4章と6章の翻訳ボランティア(一人10ページ程度)を募集中です。理系でかつ英語が多少読める知り合いがおられましたら宜しく」
とのことです。
英語の翻訳なら私もお手伝いしたいところですが、理系は全くダメ。
みなさんの中に、翻訳のお手伝いができる方はおられませんか?
8 thoughts on “オリンピックは東北で”
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こんにちは。
『天罰』だって言ってみたり、飛行機飛び交う羽田の近くにしか東京都が使える海は空いていないと承知しながら、『東京に原発を』と言ってみたり、『パチンコなくせ』と叫びながら、カジノを作ろうとしてみたりと、困った発言連発の都知事ですが、今度は懲りずにオリンピック招致・・・って、そんなにスポーツで国を元気にしたいなら、なにも日本でやらなくたって、日本の選手がまずはロンドンのオリンピックで大活躍すればいいだけの話なのでは・・・と思うのですけどねえ。
または、butapennさんが仰っているように、東北を開催地にする。そのためには、海外の人が安心して足を運べるように、まずは原発事故の終息させること。
話の順番が違うような気がしてならないです。
隣県の者としては、都知事のこの浮かれた発言のせいで、自分たちまでもが被災地を忘れて浮かれているように思われそうで、とても不愉快なんですけど・・・
ボランティアの募集を有難うございます。IAEAから非公式に良い感触があったので、正式に翻訳許可を申請する事になります。今担当が決まっていないのは4章の半分と6章の半分です。農業に詳しい方が有り難い。
それにしても石原については初めから諦めているけど、 JOCが東京に要請するってのが酷いと思うのですよ。金の事しか考えないJOCですね。
koharuさん、いらっしゃいませ。
あわあわ。コメントに長い間気付かなくて、ごめんなさい。
某首相さんも困ったものですが、某都知事さんも、なんか変ですよね。日本中が、腰を落ち着けた長期的な視野に立てなくて、右往左往しているような気がする。
「ちょっと待て。今は新しいプロジェクトは凍結する。そのかわり、一年二年じっくり時間をかけて、未来の展望をみんなで語り合おう」くらいのことを言ってくれる人を、リーダーに選びたいんですが。
まずは、原発の冷却水循環システムの成功だなあ。
>山仙さん
こちらは、さすがにサクサクとプロジェクトが進行しているようですね。農業関係の専門家って、どこらへんにいらっしゃるのでしょう。
こんにちは。ご無沙汰しております。
翻訳ボランティアの件ですが、その後どうなっていますでしょうか。
今更今更かもしれませんが、微力ながらお手伝いできれば、と思ったのです。
大学で化学を専攻しておりました。もう離れて7年8年くらいになるので、本当に微力でしかないと思いますが。
いや、今日、このエントリに気付いたもので……。すみません。
三里さん、私も今コメントに気付きました。遅くなってごめんなさい。
山仙さんも、ここを覗いたら、すぐコメントくれると思うのですが、お忙しいですかね。
伝えておきますので、もしまだ募集中のときはよろしくお願いします。
三里さん有難うございます。
何度もエラーで撥ね付けられて書き込めませんでした。
近々アルファ版が近々出来そうです(著作権の関係で公開出来ません)。なぜベータでなくアルファかというと、元の英語が非英語圏の、しかも大量の著者によるもので、逐語訳(全部終了)は全く意味不明になるので、それを一次修正し(いわゆる下訳、7割終了)、章によっては、これを更に見直して(アルファ)ようやく『読解力のある人』または『理系学部卒』が理解出来るかもしれない訳になります。ここまではプロジェクトの人間でやるしかありません。
んで、アルファ版を更に、普通の人が理解出来る程度に直す(ベータ)必要があります。訳語の統一とかの校訂はその後です。この、アルファからベータへの手直しを手伝って頂けるととても助かります。オンライン作家というのは、読解力が普通の人より高いと期待しているので、どうにかなりませんか?
>山仙(代理)さん
反応ありがとうございます。
それなら私でもお手伝いできると思います。
アルファ版、公開できないとなると、メールで送ってもらうことになりますかね。
こちら都合で申し訳ないのですが、もしかしたら.pdfファイルだと重くて起動できないかもしれない可能性があります。(元サイトもギリギリ閲覧できるレベルです)
もし、送っていただけるファイルが読めなかった場合、.docか.txt(.txtは現実的でないかもなあ)でお願いすることがあるかもしれません。その点ご容赦願います。
…で、メールアドレスはBUTAPENNさんにメールフォームから送ってよろしいですかね?
ファイルが大きそうなのでヤフーメールじゃないほうがいいかな、と思っています。
それではBUTAPENNさんと山仙さんの再登場をお待ちいたします!
三里さん
さっそくありがとうございます。
テキストは、どこかにアップしてURLを教えるという形になると思います。
メルフォの内容は、山仙さんに伝えておきますね。もう少しお待ちください。