7月16日に閉幕し、そのあとは「後夜祭」と銘打って名残を惜しんでいた「ペンギンフェスタ2012」ですが、昨日をもって、完全閉幕しました。
今回は、テキスト部門41作品、競作部門11作品、ギャラリー部門11作品が集まりました。
前回の「ペンギンフェスタ2007」は、五ヶ月もの会期(プラス、一ヶ月の「あとのまつり」)がありましたが、今回は一ヵ月半でした。それでも、これほどたくさんの作品にエントリーしていただき、本当にありがたいです。
運営に関しても、会期前にメールサーバーの不具合があったものの、あとはまったくトラブルもなく、主催者として楽をさせていただきました。
さて、終わったばかりで気が早いといわれそうですが、さっそくまた数年後に「ペンギンフェスタ3」をもくろんでおります。
今回、震災および原発をに関する作品を呼びかけ、実際いくつかの作品を寄せていただいたのですが、やはり時期尚早であったことは否めません。
「再生」を語るには、まだあまりに早すぎ、人の心の傷はあまりに深すぎるのかもしれません。
そういう意味では、お祭りを終えた大きな満足感とともに、重い宿題を残してしまった。そう感じています。
いつか、「今」と思えるときが来たら、必ずまた「ペンフェス」を開催したいと思います。そのときは、どうぞ今回の参加者も、参加できなかった方も、よろしくお願いします。
BUTAPENN個人としては、中篇「プラットホーム」と短編「水妖精 ウンディーネ」で参加しました。
「プラットホーム」は、グループホームでの介護スタッフの物語で、私自身が認知症の家族を介護している体験がもとになっています。「ウンディーネ」は、山仙さんとの競作で、海を舞台にした「人魚姫」に似たファンタジーです。よろしければ、お読みになってみてください。トップの更新情報からどうぞ。
それと、「ペンフェス」の参加者K(吉田和代)さんから、「プラットホーム」の主人公ユルくんのイラストをいただきました。
あとでギャラリーにも飾らせていただきます。ありがとうございました!
レギュラー作品の更新がとどこおっていますが、ぼちぼちと復帰したいと思います。しばらくは、ゆっくり更新になりますが、ご勘弁ください。
今年後半は 「オンライン文化祭2012 ―熱―」(主催:吉田和代さん)、アザーズプロット企画(OPP)(主催:恵陽さん)、「犬祭5」(主催:sleepdogさん)とお祭り企画が目白押しの予定です。そちらのほうも参加し、盛り上げていきたいです。