今日は皇居で新年の歌会始めが行われたそうですが、我が家でも、歌会始めがありました。
というのは、主人の母と、私の実家の父が週一回、同じ日に同じデイサービスに通っているのですが、そのデイサービスで通所者さんのつぶやきをスタッフが俳句・短歌にしてくださったのです。
不思議なものですね。ふたりとも中程度のアルツハイマー型・血管障害型の認知症なのですが、詠んだ歌(書きとるには、スタッフのかなりのご苦労があったと思います)には、ふたりのたどってきた人生が見事に表れています。
認知症をもってしても、今までたどってきた人生のすべてが失われているわけではないのだなと感じます。
このまま埋もれるにはしのびなく、許可は得ていませんが、勝手に転載させていただきます(著作権はどうかな)。
お父さん お元気ですか 会いたいよ
貿易 元気な日本が 長く続くよ(87歳 男)
地域には 男性だけでなく 女性も必要
会いにいく 地域の子ども まだおさない(84歳 女)
ちなみに、義母は地域の委員を三十年以上続け、実家の父は貿易商でした。