今は一般公募の文学賞というものを多くみかけますが、小学生限定の文学賞があるということを、今頃になってようやく知りました。
「小学○年生」という雑誌でおなじみの小学館が、3月に「第一回12歳の文学賞」という小学生限定の文学賞を創設したそうです。 インフォメーションはこちら。
恋愛もの、時代もの、SF、ミステリーなど、テーマ・ジャンルは自由。400字詰め原稿用紙で5枚(2000字)以上、パソコンで印字することが条件です。しめきりは今年の9月30日。
「12歳だからこそ書ける小説がある!」とコピーにはあります。
確かに、そうなのでしょう。ですが、私たちの小さい頃には、小学生が小説を書いて応募するなどということは考えられませんでした。
小学生が小説を書く時代になったその背景には、パソコンの普及があると思います。かなり難しい漢字さえもパソコンを駆使すれば簡単に書けるようになり、見た目にもりっぱな作品として通用する。ホームページやブログを小学生も手軽に作れるようになり、発表の場が与えられ、積極的に創作に励む子どもたちが増えたこともあるでしょう。
また、携帯小説というジャンルが生まれ、比較的短い文章の、平易な話し言葉で書かれた小説に人気が集まっていること。
若い感性がもてはやされる時代に、低年齢のうちから将来性のある作家を発掘して育てたいという出版界の思惑もあるような気がします。
私はと言えば、小説を書き始めたのは14歳のときです。自分の身近な中学校を舞台にした小説や、外国を舞台にした探偵ものを、鉛筆で自由帳に書いていました。そうやって文字を書き連ね続けた十数冊の大学ノートは、今でも大切に持っていますが、あまりの字の稚拙さにとても読み返せたものではありません。
結婚・子育ての忙しさにまぎれて、創作は何度も中断しましたが、わずか数年前まで、自分の書いたものを人に見せるなどということは思いつきもしませんでした。
それがこうやって小説サイトという場を与えられ、不特定多数の皆様に読んでいただけるなどとは、あの頃の14歳の私には想像もできなかったでしょう。
そんな私から見れば、小学生の頃から発表の場が与えられる、書くことに意味を見出せるというのはすばらしいことです。
果たして、どんなテーマを持った小説が出てくるのか、楽しみに待ちたいと思います。12歳の子に完敗したということのないように、私もがんばらなければ。
こんばんわ!butapenn様!12才だから書けるお話!!興味ありますね。
どんな、話がとび出すんでしょう!!
チョッと前○○龍之介君がお話を書いたと話題になったことを思い出しました。自分の気持ちを言葉に託す事が出来るのは、素晴らしいことです。
楽しみですね。私は応援します。
みきょにゃんさん、いらっしゃいませ。おお、猫属性の方ですね。
私が子どものとき、お話やマンガを書いたノートは絶対に親に見つからないように隠して(ときどき隠し場所も変えたりしながら)、こっそり学校へ持って行っては、休み時間にまるで密売人のようにこっそりと、友だちに「ねえ、読んで読んで」と渡していたものです。
本当に自分の楽しみだけのために書いていたし、それで十分でした。
でも、これからの小学生たちは、はじめから公開することを目指して書くので、子どもながら洗練されたものになるのでしょうね。楽しみです。
いつか、芥川賞を12歳の子どもが取る時代がくるでしょうか。
私わ12歳の文学賞に
応募しましたよ。
友達と出しました。
そしたら二次審査まで受かりました。
亜子さん、はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
二次審査まで行けたとは、本当に惜しかったのですね。
私も亜子さんくらいのときに小説を書き始めて、49歳の今でも書くことが大好きです。
これからもずっと小説を書き続けてくださいね。
Please comment