このところ、とみに取り憑かれているのが、「どこかへ行きたい症候群」。別名「家にいたくない病」(笑)。
チャンスあらば家から逃げ出そうとしています。今なら用事を言いつけられたら、どこへだって飛んでいきまっせ。
自分でも理由がわからないのですが、閉塞感があるのです。サイトでもいろいろ新しいことを始めてはみるのですが、どこか行き詰っている。パワーを一点に集束させることができない凹レンズ状態。
小説もあっちを少し書いては、やる気をなくして、こっちに移りという感じです。長編をひとつ終わらせた反動なのでしょうけど……。
そんなわけで、PCの前にいたくない。どこか別の場所に行きたくなるのです。忙しく仕事をしておられて、PCに向かう暇もない方たちからすれば、贅沢だということはわかっているのですが。
思いが高じて、突如、京都に日帰りで行ってきました。
西宮から四条河原町までは、阪急神戸線、京都線と乗り継ぎ、一時間半。それほどの大旅行でもないのですが、なんと京都は大学卒業以来でした(あ、一昨年嵐山には行きましたね)。学生時代は旧跡めぐりにはとんと興味がなく、まったくと言っていいほど観光はしていませんでした。
まず懐かしい市バスに乗って、26年ぶりに母校のキャンパスを見た後は、知恩院・八坂神社・円山公園・高台寺など、祇園界隈をぐるっとめぐってきました。
あいにくの雨の中でしたが、それだけに庭園の散策などは、ほとんど私ひとりの貸切状態。
今回の目的のひとつに、知恩院の近くにある「古門前通り」を見に行くことがありました。「手をのばして」の舞台ともなっているところです。骨董屋さんが多く立ち並ぶ町ですが、今は三本南の「新門前通り」の方が「古美術通り」としては名が通っているようです。
そして、もうひとつの目的は、もちろんランチ(笑)。祇園で古い町家を改装したイタリアンレストランで、ランチコースをいただきました。さすがに風情があって、よいところでした。
知恩院は浄土宗の総本山ということで、念仏の大音声には度肝を抜かれました。京都市内を見晴らすお庭の新緑が美しい。
円山公園も実は初めてで、坂本竜馬と中岡慎太郎の像があるというのも初めて知りました。
高台寺は、秀吉の正室・北政所の開山した寺。
ちょうどその日から、、「百鬼夜行」と題した夏の特別拝観という幸運にめぐまれ、寺で所蔵している「百鬼夜行絵巻」、円山応挙の「幽霊図」の掛け軸などの展示も見てきました。
こういうのを見てしまうと、つい「夜叉往来」のネタにならないかと、あれこれ考えている自分がおかしいです。
四条通では、京みやげとしてえらく有名らしい「よーじや」で、あぶらとり紙と化粧品を買って、夕食の支度前には家に帰ってきました。
こうやって京都に気軽に行けたという体験をすると、味をしめてしまって、また行きたくなりそうです。
こんにちは。京都ネタに惹かれてやってまいりました。
20才ぐらいの頃、若い娘さんにありがちな新撰組病(笑)にかかり、
2?3度京都を訪れました。ちょうどバブルな頃で、
幕末ファンなどマイナー極まりなく、周りからは変人扱いでした。
ゆかりの史跡も他に見学する人もなく、ゆっくりと見て回ることが
出来ました。高台寺は分裂した新撰組の一派が宿にしたということで、
見に行きましたよ。ちょうど雨の合間で、しっとりと趣のある庭が素敵でした。
懐かしいです。
京都で出会うといったら、修学旅行生又は中高年の女性団体ですよねえ。うちの旦那は、あそこはデートで行くしかない場所だと行っていました(おっと、問題発言。ちなみに私は連れていってもらったことがない)。
今はテレビや漫画のおかげで、幕末・新撰組が好きでも変人扱いはされないでしょう。
高台寺の庭、雨の新緑で素敵でした。数百年前の人たちと同じ場所を歩いているという不思議な感動がありますね。
ほにょにょ、京都ですか?♪ 思い立ってぶらりと行ける距離が羨ましいです。
茶道の社中でバスを貸切り、勉強会と称してあちこち回ったことを思い出します。いいなぁ……。また行きたいな、京都。
鬼籍に入る前に叶えたい願い事。桜の季節に、吉野の桜の下で一日中ボーっとしてみたいデス。できれば散り初めの頃に。姉御、ご一緒して下さいません? なんちってvvv。
nyanさん、いらっしゃいませ。京都はやはりいいです。妄想がふくらむふくらむ?。
でも、何かのきっかけがないと、なかなか行けないものですね。
来年の桜、ご一緒できるとうれしいですなあ。花見酒ならぬ、花見ウーロン茶で乾杯しましょう。