えー。ひとことお詫びを。
ひとつ前の記事で、「うちは、いろんなブラウザで動作確認をやっている」と豪語していたBUTAPENNですが……。
すみません。ちゃんとやっていませんでした。
あちこち見ていたら、大チョンボをいっぱいやらかしていました。
まず、きわめつけだったのが、ノベルページ。
ABOUNDING GRACEの小説置き場には、かなりたくさんの小説があります。短編を含めたら、いったいいくつになるでしょう(面倒くさいので数える気はありませんが)。それだけにかなり縦に長い。
スクロールすると指が引きつりそうになるので、一番最初に目次を置いて、クリックすれば目的の場所に飛んでいける、いわゆる「ページ内ジャンプ」ができるようにしたつもりでした(「長編」「中篇」「短編」などと書いた緑色のバーが並んでいる部分です)。
それが、IE以外のブラウザでは全然機能していなかったことが、今日判明して青ざめたわけです。
NN、Opera、Mozilla、その他のユーザーのみなさん、うちの小説を読むときは、あの無駄に長いページをキリキリとスクロールしてくださっていたんですねえ。
本当に申し訳ありませんでした。もう直っていますので、ワンクリックでじゃんじゃん飛んでください。
ついでなので、「ページ内ジャンプ」の仕組みを説明しますと、まずページのあちこちに「アンカー」と呼ばれるタグを仕込みます。そしてリンクで、そのアンカーのある位置へ飛ぶというわけです。
アンカーの記述は
<a name="アンカー名">
これをHTMLの適当な場所に入れてやります。たとえば、「novel1」という名前のアンカーを作るとしたら、
<a name="novel1">
と書くわけです。
そして、そのアンカーをめがけて飛ぶためのリンクは、
<a href="#アンカー名">
と記述します。
「ノベル1」というリンクを作って、クリックすれば「novel1」のアンカーに飛ぶようにするには、
<a href="#novel1">ノベル1</a>
と書くだけでOK。
ところが私のやったミスは、アンカーのタグにも、「#」を間違って入れてしまったことでした。
これで、IE以外のブラウザは全然認識してくれなかったのです。
これ以外にも、ちょっとしたHTMLの記述ミスが原因で、IEではOKだけど他のブラウザでは不具合を起こすことがよくあります。
「新ティトス戦記」の目次ページの、あの海の風景も、IE以外では全然見えていなかったのですが、それはほんのひとつ、余計なスペースを入れてしまったことが原因でした。
Internet Explorerは、他のブラウザに比べて、記述ミスにかなり甘いというのが実感です。
私の知る限り一番厳しいのはやはりNN4で、こちらはひとつ間違うと、ページが真っ白になります(笑)。
本当は動作確認をする際には、厳しいブラウザをメインに使うほうがいいのかもしれません。
その理論で行くと、自分の行動をいつも正すためには、がみがみと口やかましい人を上司やお姑さんに持ったほうが良いというわけですな(笑)。
蛇足ですが、IEの最新ヴァージョン「Internet Exprlorer 7」に不具合を発見しました。
パスワードやひとことメールなどのテキストエリアに全角文字を書き込めなくなるときがあるのです。そのときでも、半角文字は書き込めます。起こるときと起こらないときがあり、一度クローズして書き込むとうまく行きますが、いちいち面倒くさくて大変です。
しばらくは、IE6のままでいたほうがいいかもしれません。